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トイレの英語はtoiletと言うと通じない国がある|restroom・bathroom・loo・WCの使い分けを辞書で確かめて、借りる一言に決めました

駅の構内で、いちばん近くにいた店員さんに声をかけた瞬間、頭が真っ白になる。

言いたいことは、たった一つです。

「トイレはどこですか」。

それなのに、口から出かかった toilet という単語を、言っていいのかどうかで迷ってしまう。

トイレの英語がむずかしいのは、単語が足りないからではありません。単語が多すぎるからです。

restroom、bathroom、toilet、loo、lavatory、washroom、powder room、WC。

同じ部屋を指す言葉が、行き先の国によって入れ替わります。

この記事では、まず辞書に載っている toilet の語釈を1つずつ数えます。

そのうえで、店に入るところから、借りて、礼を言って出るまでを、起きる順番に並べ直します。

語釈と例文は、Cambridge Dictionary の英語辞典のページを1語ずつ開いて数えました。取得日はすべて2026年9月17日です。

辞書が UK・mainly US・old-fashioned とラベルを付けている語は、そのラベルもそのまま書き写しています。国ごとの違いを、印象ではなく辞書の表示で確かめるためです。

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トイレの英語は「Excuse me, where’s the restroom?」の一言で足ります|先に結論

先に結論です。

トイレの英語は、最初の一言さえ決めておけば、あとは相手が指をさしてくれます。

その一言がこれです。

Excuse me, where’s the restroom?

「すみません、お手洗いはどこですか」という意味です。

アメリカ・カナダを歩いているなら、この形がいちばん波風が立ちません。

イギリス・アイルランド・オーストラリアなら、restroom のところを toilet に替えてください。

Excuse me, where are the toilets?

「すみません、お手洗いはどちらですか」です。

イギリス英語では複数形の toilets で「その部屋」を指すので、are を使います。ここだけ動詞が変わります。

この一言を言った時点で、用件は終わっています。

あとは指をさしてもらい、その方向へ歩くだけです。

借りて出るまでは、たった5つの場面

海外でトイレを使うとき、こちらがやることは5つしかありません。

①場所を聞く ②借りていいか確かめる ③空いているかを見る ④使う ⑤礼を言って出る。

この5つの並びを先に頭へ入れておくと、相手の英語が聞き取れなくても「今はたぶん②だな」と当たりが付きます。

英語の力よりも、この見取り図のほうが先に役に立ちます。

以下、順番に見ていきます。

トイレの英語でtoiletが通じにくい理由|辞書の語釈を数えました

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

Cambridge Dictionary の toilet のページを2026年9月17日に開いて、英英辞典(Cambridge Advanced Learner’s Dictionary & Thesaurus)の区画に並んでいる語釈を1つずつ数えました。

全部で6つありました。

内訳はこうです。

語釈が指しているもの 品詞 辞書のラベル
便器そのもの 名詞 A1・可算
便器のある部屋 名詞 可算・UK
go to the toilet(用を足す) 成句 A2・UK
toilets(公共の手洗い所) 成句・複数 A2・UK
身支度をととのえること 名詞 不可算・old-fashioned formal
用を足す/用を足させる 動詞 自動詞・他動詞

6つのうち、日本人が言いたい「部屋」を指しているのは2つだけです。そしてその2つには、どちらも UK というラベルが付いています。

いちばん上に置かれている語釈は、こう書かれています。

a bowl-shaped device with a seat that you sit on or stand near when emptying the body of urine or solid waste, or another device used for this purpose

「用を足すときに座る、または近くに立つ、座面の付いた鉢の形をした装置」です。

つまり toilet の第一の意味は、部屋ではなく便器です。

アメリカで「Where is the toilet?」と聞くと、相手の頭に浮かぶのは陶器の便器そのものになりがちです。通じないというより、直接的すぎて相手が少し戸惑う、という種類の引っかかりです。

辞書が載せている例文も、便器の話ばかりです。

Don’t forget to flush the toilet.

「水を流すのを忘れないで」です。

The toilet seat was cracked and there was no paper.

「便座にひびが入っていて、紙も無かった」です。

「部屋」を指す2つの語釈には、どちらもUKが付いている

2つ目の語釈は、こうです。

a room with a toilet in it

「便器のある部屋」で、可算名詞、ラベルは UK です。

例文は「Someone’s in the toilet.(誰か入っています)」でした。

そしてもう1つが、複数形の toilets です。

a room or small building in a public place in which there are several toilets

「便器がいくつも入っている、公共の場所の部屋または小さな建物」です。

この語釈には「UK(US restroom)」「(US also ladies’/men’s room)」という言い替えが辞書自身の手で添えられていました。イギリスの toilets が、アメリカの restroom に当たるということです。

例文は「Do you know where the ladies’ toilets are?(女性用のお手洗いはどこかご存じですか)」です。

この一文がそのまま、イギリスで使える聞き方になっています。

残りの語釈は「身支度」と「用を足す」

5つ目の語釈は、少し意外なものでした。

the process of washing and dressing yourself

「体を洗って身なりをととのえる一連のこと」で、不可算、ラベルは old-fashioned formal です。

日本語の「トイレタリー」や「化粧水」の系統は、この古い語釈のほうにつながっています。toilet water が香水を指すのも同じ流れです。

6つ目は動詞です。

to empty the body of urine or solid waste, or to take a person or animal to a place where they can do this, helping the person if necessary

「用を足す、または人や動物を用の足せる場所へ連れて行き、必要なら手を貸す」です。

介護や育児の文脈で出てくる言い方で、旅先でこちらから使う機会はほとんどありません。

ここまでで分かるのは、toilet が「部屋を指す語」としてはイギリス寄りだということです。禁句ではなく、地域の色が濃い語だと考えてください。

アメリカのトイレ英語はrestroomとbathroom|辞書がmainly USと書いています

同じ辞書で restroom のページを開きました。

見出し語の横に付いていたラベルは、こうでした。

restroom noun [C] mainly US (UK usually toilets)

mainly US=主にアメリカ、そしてカッコの中で「イギリスではふつう toilets」と書いてあります。辞書が2つの語を、地域でつなぎ替えてくれているわけです。

語釈は1つだけでした。

a room with toilets that is in a public place, for example in a restaurant

「レストランなど、公共の場所にある、便器のある部屋」です。

語釈が1つしか無いということは、取り違えようが無いということです。

旅先でどれか1語だけ覚えるなら restroom を選んでください。語釈が1つで、公共の場所に限定されていて、直接的な生々しさもありません。

bathroomに湯船が無くてもbathroomと呼ぶ

次に bathroom のページです。

英英辞典の区画には、語釈が2つ並んでいました。

bathroomの語釈 辞書のラベル
浴槽かシャワー、多くはトイレも付いた部屋 A1・可算
便器のある部屋 US(UK toilet)

2つ目の語釈に付いていた例文が、まさに旅行者の言う一文です。

Where’s the bathroom?

「お手洗いはどこですか」です。

湯船が無くても、シャワーが無くても、アメリカでは bathroom と呼びます。辞書が US というラベルを付けたうえで「a room with a toilet in it」と書いているので、これは崩れた口語ではなく正規の語釈です。

同じページの米語辞典の区画には、もう少し具体的な語釈がありました。

a room with a toilet and a place to wash your hands, and often a bathtub and a shower

「便器と手を洗う場所があり、多くは浴槽とシャワーも付いた部屋」です。

手を洗う場所が中心で、浴槽は「often(多くの場合)」の扱いになっています。

よその家やホテルの客室では bathroom、レストランや駅など公共の場所では restroom。この振り分けにしておけば、まず外しません。

washroomとpowder roomの立ち位置

washroom のページも開きました。

見出し語のラベルは noun [C] US でした。

a room with a toilet and a place to wash your hands in it, in a public place such as a restaurant or school

「レストランや学校など公共の場所にある、便器と手洗い場のある部屋」です。

restroom とほぼ同じ守備範囲で、カナダでよく見かける語です。看板に washroom と書いてあっても、restroom と同じものだと思って入って大丈夫です。

powder room という語もあります。

a polite word for a women’s toilet in a public building, such as a restaurant, hotel, theatre, etc.

「レストラン・ホテル・劇場などの、女性用トイレの上品な言い方」です。

こちらから言う必要はありませんが、レストランの人が案内のときに使うことがあるので、聞いて分かるようにしておくと安心です。

イギリスのトイレ英語はtoiletとloo|looは辞書でUK・informal

イギリスでは、店の人が loo という短い語を使うことがあります。

辞書のラベルは noun [C] UK で、語釈は1行だけでした。

informal for toilet

「toilet のくだけた言い方」です。

例文はこうでした。

I’ll just go to the loo.

「ちょっとお手洗いに行ってきます」です。

辞書に informal と書かれている語なので、店員さんや知らない人への最初の一言には向きません。聞いて分かればそれで十分です。

複数形は loos、トイレットペーパーは loo roll だと同じページに載っていました。

lavatoryはmainly UK formal、spend a pennyはold-fashioned

lavatory のページも開きました。

ラベルは noun [C] mainly UK formal で、語釈は「a toilet」の3語だけです。

formal と書かれているとおり、日常会話ではまず使いません。ただし飛行機の中では今も現役です。

同じページの米語辞典側に、こんな例文が載っていました。

The lavatories will be out of service for the rest of the flight.

「この先の飛行時間、お手洗いはご利用いただけません」です。

機内アナウンスで lavatory が聞こえたら、トイレの話をしていると分かればそれで足ります。out of service は「使えません」です。

もう1つ、イギリスには spend a penny という成句があります。

辞書の表示は idiom UK old-fashioned で、語釈はこうでした。

polite phrase for to urinate

「用を足すことの、遠回しな言い方」です。

例文は「If you’ll excuse me, I need to spend a penny.(失礼、ちょっと席を外します)」でした。

old-fashioned のラベルが付いているので、こちらから使う語ではありません。年配の方が言ったときに「あ、トイレの話だ」と分かれば十分です。

看板のWCもトイレの英語|water closetの略だと辞書に書いてあります

ヨーロッパの駅や空港で、WC という2文字の看板を見たことがあると思います。

Cambridge Dictionary の WC のページを開くと、見出し語のラベルはこうでした。

WC noun [C] UK or old-fashioned US

語釈は1つだけです。

abbreviation for water closet: a toilet, or a room containing a toilet

「water closet の略で、便器、または便器のある部屋」です。

water closet=水で流す小部屋。つまりWCは、水洗という仕組みそのものを指した古い言葉です。

例文は、こうでした。

The wooden staircase leads to three bedrooms, the bathroom, and a separate WC.

「木の階段を上がると、寝室が3つと浴室、それに独立したトイレがある」です。

この例文で bathroom と WC が別々に並んでいるところが面白いところです。イギリスの家では、湯船のある部屋と便器だけの部屋が分かれていることがあり、その分かれた側をWCと呼んでいます。

看板のWCは、読めれば十分です。自分から「Where is the WC?」と言う必要はありません。

辞書が UK or old-fashioned US とラベルを付けている以上、口に出す語としては古びています。

聞くときは restroom か toilet、看板のWCは読むだけ。この線引きで動いてください。

店やカフェで借りるときのトイレ英語|言い方を4段階で持っておく

場所を聞くのと、借りる許可をもらうのは、別の場面です。

カフェや書店でトイレだけ借りたいときは、許可をもらう形にすると角が立ちません。

やわらかい順に4段階そろえておくと、相手と場面に合わせて選べます。

強さ 言う英語 意味
いちばん軽い Excuse me, where’s the restroom? お手洗いはどこですか
許可をもらう Could I use the restroom, please? お手洗いをお借りできますか
店の人へ丁寧に Is it OK if I use your restroom? お手洗いを使わせていただいても大丈夫ですか
急いでいるとき Sorry, I really need the restroom. すみません、急いでいます

この4つのうち、2番目の Could I use 〜? が万能です。

Could I use the restroom, please? は、場所を聞く機能と許可をもらう機能を同時に果たします。相手は「はい、あちらです」と方向を教えてくれます。

返ってくる答えは、たいてい短いものです。

Sure, it’s down the hall on your left.

「どうぞ、廊下の突き当たり手前、左側です」です。

down the hall(廊下の先)、on your left(左手)、at the back(奥)。

この3つの言い回しを覚えておくと、答えの8割は方向として理解できます。

何も買っていないときの一言

何も注文していない店でトイレだけ借りるのは、少し気が引けます。

そういうときは、先にこう言ってしまうと楽です。

I’ll order after, but could I use the restroom first?

「あとで注文しますので、先にお手洗いをお借りできますか」です。

順番を先に宣言しておくと、相手も判断しやすくなります。実際に戻ってきてから何か買えば、気まずさは残りません。

断られることもあります。

Sorry, it’s for customers only.

「すみません、お客様専用です」です。

断られたときの返しは、1語で足ります。

No problem. Thanks anyway.

「大丈夫です、ありがとうございました」。ここで粘らずに引くのが、いちばん印象の良い終わり方です。

有料トイレのトイレ英語|お金の話は3文で終わります

ヨーロッパの駅や観光地では、入口に人や機械が立っていることがあります。

聞くことは1つだけです。

Is it free, or do I need to pay?

「無料ですか、それとも支払いが必要ですか」です。

料金がいくらかは、その場の表示を見るのがいちばん確実です。国や施設ごとに違うので、金額をあらかじめ覚えていく意味はほとんどありません。

支払いが必要だと分かったら、次の一文です。

Can I pay by card?

「カードで払えますか」です。

硬貨しか使えない機械もあります。

Do you have change for this?

「これをくずしてもらえますか」です。

この3文で、有料トイレの前でやることはすべて終わります。無料か、カードが使えるか、両替できるか。それ以上は要りません。

相手が言ってくる側の英語も、数が限られています。

相手の一言 意味 こちらの動き
It’s fifty cents. 50セントです 硬貨を出す
Exact change only. おつりは出ません ちょうどの額を探す
Cash only. 現金のみです 財布を出す
Keep the receipt. レシートを持っていてください 捨てずに持つ

Keep the receipt と言われたら、そのレシートを持ったままにしてください。あとで提示を求められることがあります。

「空いていますか」のトイレ英語|vacantとoccupiedとengagedを辞書で確かめる

個室の鍵のところに、小さな窓が付いていることがあります。

そこに出る2語が vacant と occupied です。

vacant のページを開くと、英英辞典の区画に語釈が3つ並んでいました。

vacantの語釈 旅先で当たるか
使われておらず、利用できる状態 これが看板の意味
(仕事が)空いていて、人を募集している 求人広告の語
(表情が)関心や活気を欠いている 人の顔の描写

看板に当たる1つ目は、こう書かれています。

not filled or occupied; available to be used

「埋まっておらず、使える状態」です。

VACANT と出ていたら入ってよい、と覚えてください。辞書の定義の中に available to be used とはっきり書いてあります。

occupied のほうも、英英辞典の区画に語釈が3つでした。

occupiedの語釈 旅先で当たるか
軍や集団に占領されている場所 歴史や報道の語
誰かに使われている・中に人がいる これが看板の意味
忙しい・夢中になっている 人の状態の描写

2つ目に付いていた例文が、そのまま旅の場面です。

The bathroom at the back of the plane was occupied, so I waited.

「機内後方のお手洗いが使用中だったので、待った」です。

辞書の例文が、飛行機のトイレで待つ話をそのまま書いています。occupied=使用中。ここは迷いようがありません。

イギリスのengagedは、電話とトイレの両方に使う

イギリスの表示では、occupied ではなく engaged が出ることがあります。

engaged のページを開くと、英英辞典の区画に語釈が4つありました。

engagedの語釈 辞書のラベル
婚約している 動詞のあとに置く
何かに関わっている 動詞のあとに置く
何かをしていて忙しい —
電話または公衆トイレが使用中である UK

4つ目の語釈は、こう書かれています。

If a phone or public toilet is engaged, someone is already using it

「電話または公衆トイレが engaged なら、すでに誰かが使っている」です。

辞書が UK のラベルを付けたうえで、電話と公衆トイレを同じ語釈の中に並べています。イギリスの話し中の電話と、使用中の個室は、同じ言葉で表されているということです。

こちらから状態を聞きたいときは、こうです。

Is anyone in there?

「どなたか入っていますか」です。

列の最後尾かどうかを確かめたいときは、こう言います。

Excuse me, are you in the queue?

「すみません、並んでいらっしゃいますか」です。

queue の動詞は、辞書に「mainly UK」、そして「US usually line, line up」と書かれていました。アメリカでは Are you in line? に替えてください。

同じページには、jump the queue(列に割り込む)という言い方も載っていました。

トイレの列は、どの国でも神経質な場所です。最後尾を1回確かめるだけで、無用の衝突を避けられます。

看板のトイレ英語|Out of order・Customers only・Cubicleの読み方

個室のドアに紙が貼ってあることがあります。

いちばん多いのが Out of order です。

辞書の英英辞典の区画には、out of order の語釈が3つ並んでいました。

out of orderの語釈 どこで使うか
正しく動いていない 機械・設備。トイレの貼り紙はこれ
正しい順番に並んでいない 書類やページの並び
(発言や行いが)不適切で人を不快にさせる 人の言動への批判

1つ目の語釈に付いていた例文は、こうです。

I had to take the stairs because the lift was out of order.

「エレベーターが故障していたので、階段を使わなければならなかった」です。

トイレのドアに Out of order とあれば「故障中」。ノックせずに次の個室へ移ってください。

3つ目の語釈も、知っておくと役に立ちます。

His behaviour in the meeting was out of order.

「会議での彼の態度は、あまりに無礼だった」です。人について out of order と言うと、故障ではなく非難になります。同じ3語が、看板と人物評でまったく違う意味を持ちます。

個室はcubicle、看板はCustomers only

イギリスやオーストラリアでは、個室のことを cubicle と呼びます。

辞書の語釈は1つだけでした。

a small space with walls or curtains around it, that is separate from the rest of a room and where you can be private when taking clothes off, etc.

「壁やカーテンで囲まれた小さな空間で、部屋の他の部分と仕切られ、着替えなどのときに人目を避けられる場所」です。

辞書が挙げていた例に a shower cubicle(シャワーブース)がありました。トイレ専用の語ではなく、仕切られた小空間全般を指す語です。

店の入口でよく見かける看板も、まとめておきます。

看板の文字 意味 そのときの動き
Vacant 空いています 入ってよい
Occupied / Engaged 使用中です 待つ
Out of order 故障中です 別の個室へ
Customers only お客様専用です 先に何か買う
Staff only 関係者以外立入禁止 入らない
Ask for the key 鍵をお尋ねください カウンターへ行く

Ask for the key は、欧米のカフェでよく見る形です。カウンターで Could I have the key, please? と言えば渡してもらえます。

子ども連れのトイレ英語|pottyは名詞でも動詞でも使えます

子ども連れの場合、言い方が少し変わります。

Cambridge Dictionary の potty のページには、形容詞・名詞・動詞の3つの品詞が並んでいました。

名詞の語釈はこうです。

a plastic bowl, sometimes with a handle, that young children sit on and use as a toilet

「幼い子どもが座ってトイレ代わりに使う、取っ手の付いていることもあるプラスチックの器」です。

動詞のほうは、ラベルが verb [I] US informal でした。

(used mainly to or by children) to use the toilet, or to get rid of liquid or solid waste from the body

「(主に子どもに向けて、または子どもが使う)用を足す」です。

辞書が載せていた例文が、そのまま子どもの声です。

“I need to go potty,” the little girl cried.

「トイレ行きたい、と女の子は泣きました」。go potty が、小さい子の「トイレ」に当たる言い方です。

大人が付き添って言う場面も、そのまま使えます。

場面 言う英語 意味
子どものために場所を聞く My child needs the restroom. 子どもがトイレに行きたがっています
急いでいると伝える It’s a bit urgent, sorry. 少し急ぎです、すみません
おむつ替えの場所 Is there a baby changing room? おむつ替えの場所はありますか
付き添いを断られないように Can I go in with my son? 息子と一緒に入っていいですか
多目的トイレ Is there an accessible toilet? 多目的のお手洗いはありますか

urgent(急ぎ)の一語を添えると、順番を融通してもらえることがあります。困っていることが伝われば、たいていの人は助けてくれます。

ひとつだけ、注意したい語があります。

potty は形容詞だと、まったく別の意味になります。

silly or slightly crazy

「ばかげている、少し正気でない」。辞書の例文は「She must have been potty to sell that car so cheaply.(あんなに安く車を売るなんて、どうかしている)」でした。大人どうしの会話で potty を使うときは、この意味に取られることがあります。

potty は、子どもに向けた語だと覚えておいてください。

相手が言ってくるトイレ英語と、聞き取れなかったときの逃げ方

こちらが聞いたあとに返ってくる英語は、種類が限られています。

先に並べておきます。

相手の一言 意味 こちらの動き
It’s just around the corner. すぐそこの角を曲がったところです 指の方向へ歩く
Down the hall, on your right. 廊下の先、右手です まっすぐ進む
It’s upstairs / downstairs. 上の階/下の階です 階段を探す
You need a code. It’s on your receipt. 暗証番号が要ります。レシートに出ています レシートを見る
It’s for customers only. お客様専用です 何か買うか、他を探す
Someone’s in there. 今、誰か入っています 待つ

この6つで、返ってくる答えの大半がカバーできます。どれも道案内か、条件の話か、待ってという話のどれかです。

それでも聞き取れないときがあります。

そのときの逃げ方は、3つ用意しておけば十分です。

Sorry, could you show me?

「すみません、指さしていただけますか」です。

聞き返すより、指さしてもらうほうが早く終わります。トイレの場所は、言葉より方向のほうが情報量が多いからです。

This way?

「こっちですか」です。

自分で方向を指しながら言えば、相手はうなずくか首を振るかで答えてくれます。

Sorry, one more time?

「すみません、もう一度お願いします」。Pardon? より角が立たず、Sorry? より意図がはっきりします。

避けたい言い方も、まとめておきます。

避けたい言い方 なぜ避けるか 言い直しの形
Toilet?(単語だけ) ぶっきらぼうに聞こえる Excuse me, where’s the restroom?
I want to go to the toilet. 生理現象の直接の説明になる Could I use the restroom?
Where is toilet? 冠詞が抜けて硬い Where’s the restroom?
Give me the key. 命令形で角が立つ Could I have the key, please?
WC?(アメリカで) 辞書が old-fashioned US と表示 Restroom?

共通しているのは、単語だけで投げないことと、命令形にしないことの2点です。Could I 〜? と Excuse me を付け足すだけで、印象はまったく変わります。

トイレの英語によくある質問

toiletと言うと失礼になりますか

失礼になるというより、地域が合っていないだけです。

Cambridge Dictionary で toilet の「部屋」を指す語釈には UK のラベルが付いていました。イギリス・アイルランド・オーストラリアなら、そのまま使ってかまいません。

アメリカで言うと、便器そのものの語釈が先に立つので、少し直接的に響きます。

restroomとbathroomはどちらを使えばいいですか

公共の場所では restroom、人の家やホテルの客室では bathroom です。

辞書の restroom の語釈が「a room with toilets that is in a public place」と、公共の場所に限定していたからです。bathroom のほうは家の部屋の説明から始まっています。

ヨーロッパではどの語を使えばいいですか

英語圏でない国では、toilet がいちばん通じやすい語です。

フランス語の toilettes、ドイツ語の Toilette、イタリア語の toilette と、形が近いからです。

看板がWCになっているのも同じ理由です。英語として自然かどうかより、相手に届くかどうかで選んでください。

「紙がありません」はどう言いますか

こう言えば伝わります。

There’s no toilet paper in the second one.

「2番目の個室に紙がありません」です。

イギリスでは loo roll という言い方も辞書に載っていましたが、toilet paper はどこでも通じます。迷ったら toilet paper でかまいません。

流れないときは何と言えばいいですか

flush(水を流す)という動詞を使います。

The toilet won’t flush.

「水が流れません」です。

辞書の toilet のページにも「Don’t forget to flush the toilet.」「I couldn’t get the toilet to flush.」という例文が載っていました。flush は、便器の話をするときの中心になる動詞です。

男女の表示が読めないときはどうしますか

Ladies と Gents、Men と Women のほかに、絵だけの表示もあります。

読めないときは、近くの人に Is this one for men? と聞けば済みます。恥ずかしがって入るより、5秒聞いたほうが確実です。

この一言だけ覚えて帰ってください|トイレの英語のまとめ

最後にまとめます。

覚えて帰ってほしいのは、この一言です。

Excuse me, could I use the restroom?

「すみません、お手洗いをお借りできますか」です。

場所を聞く働きと、許可をもらう働きを、この一文が同時に果たします。

イギリス側の国へ行くなら、restroom を toilet に替えるだけです。

残りは、その場で出てくる言葉を並べておきます。

場面 言う英語 意味
場所を聞く Excuse me, where’s the restroom? お手洗いはどこですか
借りる許可 Could I use the restroom, please? お借りできますか
鍵をもらう Could I have the key, please? 鍵をいただけますか
有料か確かめる Is it free, or do I need to pay? 無料ですか、有料ですか
空きを確かめる Is anyone in there? どなたか入っていますか
列を確かめる Excuse me, are you in the queue? 並んでいらっしゃいますか
子どものため My child needs the restroom. 子どもが行きたがっています
紙が無い There’s no toilet paper. 紙がありません
流れない The toilet won’t flush. 水が流れません
お礼 Thanks, I appreciate it. ありがとうございます、助かりました

この10個が言えれば、海外のトイレで困る場面はほとんど残りません。

英語がうまいかどうかではなく、言葉の地図を持っているかどうかです。

restroom はアメリカ、toilet はイギリス、WCは看板の文字、loo と lavatory と spend a penny は聞いて分かればいい語。この4段の地図があれば、どの国の駅でも足が止まりません。

出典=Cambridge Dictionary|toilet/restroom/bathroom/washroom/powder room/loo/lavatory/spend a penny(いずれも2026年9月17日取得)

出典=Cambridge Dictionary|WC/vacant/occupied/engaged/out of order/cubicle/potty/queue(いずれも2026年9月17日取得)

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