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迷子の英語は「I’m lost.」と「My child is missing.」で割れます|辞書42語と米豪加の公的資料を読んで、はぐれた場面に並べ直しました

迷子の英語は「I'm lost.」と「My child is missing.」で割れます|辞書42語と米豪加の公的資料を読んで、はぐれた場面に並べ直しました
迷子の英語は「I'm lost.」と「My child is missing.」で割れます|辞書42語と米豪加の公的資料を読んで、はぐれた場面に並べ直しました

迷子の英語で最初に口が止まるのは、人混みの中で子どもの姿が急に見えなくなり、近くのスタッフに何か言わなければならない場面です。

自分が道に迷ったときも、子どもがいなくなったときも、同じ「迷子」で通じます。

ところが英語には、その両方をまとめて言える一語がありません。

頭に浮かぶのはたいてい lost child です。

けれども Cambridge Dictionary で lost child を引くと、見出し語そのものが出てきません。

lost の項の米語辞典の例文に、a lost child/pet/earring という形で並んでいるだけです。

日本語の「迷子」は、英語では「誰が迷ったのか」で2つに割れます。

自分が迷ったのなら lost、連れの子どもが見つからないのなら missing が軸になります。

この記事では Cambridge Dictionary で42語を引き、見出し語があった39語の語義を1個ずつ数えました。

合計は307個でした。

残る3語は lost child、go missing、wander off で、どれも独立した見出し語がありませんでした。

そのうえで、米国の Code Adam Act の条文、米国 NCMEC の家族向けチェックリスト、オーストラリア連邦警察とカナダ連邦警察の届け出のページ、英国内務省の行方不明者戦略のページを読みました。

TOC

迷子の英語は「I’m lost.」と「My child is missing.」の2文|lostとmissingの割れ目が先

結論から書きます。

自分が道に迷ったときは、この一文です。

I’m lost.

道に迷いました、という意味です。

子どもとはぐれて見つからないときは、この一文です。

My child is missing.

子どもがいなくなりました、という意味になります。

自分はlost、子はmissingと覚えます。

息子なら child を son に、娘なら daughter に差し替えるだけで済みます。

My son is missing. / My daughter is missing.

missing という語を口に出すのが重く感じるなら、find を使った言い方もあります。

I can’t find my child.

子どもが見つかりません、という意味です。

はぐれたことをそのまま言いたいときは、separated を使います。

I got separated from my child.

子どもとはぐれました、という意味です。

覚えるのが1つだけなら、いちばん上の My child is missing. にしてください。

理由は3つあります。

ひとつめは、今回読んだ米英加豪の公的な文書のすべてで、行方が分からない人を missing と呼んでいることです。

ふたつめは、lost と違って、子どもが自分で迷ったのか、誰かに連れて行かれたのかを決めつけない語であることです。

みっつめは、米国の法律が定める Code Adam alert の定義そのものが a child is missing という形になっていることです。

lost child と言うより、missing を述語に置いた一文のほうが、公的な手順の言葉とそのままつながります。

なぜそう言えるのかを、ここから辞書の語義の数と公的な手順書でほどいていきます。

迷子の英語をlost childと直訳したときのズレ|Cambridgeが並べるlostの語義7個

Cambridge Dictionary で lost を引くと、語義が7個並びます。

内訳は、英英の学習者辞典に4個、米語の辞典に3個です。

英英の学習者辞典の1個目は「not knowing where you are and how to get to a place」でした。

自分がどこにいて、どう行けばいいのか分からない、という説明です。

例文は I got lost in the New York subway system.(ニューヨークの地下鉄で迷った)でした。

2個目は「If something is lost, no one knows where it is」です。

物が lost なら、それがどこにあるか誰も知らない、という意味になります。

lost の1個目は「迷った本人」、2個目は「なくなった物」で、子どもを探す側の視点の語義はありません。

米語辞典の側の1個目は「(of a person) unable to find your way, or (of an item) not to be found」です。

人なら道が分からない、物なら見つからない、という説明が1つの語義にまとめられています。

つまり lost child は、辞書の上では「道が分からなくなった子ども」です。

子ども本人の状態を描く言葉で、親が窓口で使う報告の言葉とは向きが違います。

3個目は「past simple and past participle of lose」で、lose の過去形と過去分詞としての扱いです。

I lost my child. と言うと、lose の過去形として読まれます。

lose の語義は28個あり、米語辞典の側に「If you lose someone, that person dies」という語義が入っています。

例文は George lost his wife in 1990. でした。

ジョージは妻を亡くした、という文です。

I lost my child.は避けるのが安全です。

文脈から迷子の話だと伝わる場面もありますが、一瞬でも別の意味に聞こえる余地を残す必要はありません。

lose の「なくす」は物に向けた語義で、人に向けると「亡くす」に寄ります。

迷子の英語でmissingを選ぶ理由|語義4個とgo missingの例文

missing を引くと、語義は4個でした。

英英の学習者辞典に3個、米語の辞典に1個です。

英英側の1個目は「Someone who is missing has disappeared」です。

missing な人とは、姿を消した人のこと、という説明です。

2個目は「Something that is missing cannot be found because it is not where it should be」でした。

米語辞典の1個は「(of a person or possession) not found where you expect to find someone or something; lost or absent」です。

missing の定義は「いるはずの場所にいない」で、探す側から見た言葉です。

lost は迷った本人の頭の中を描き、missing は残された側の目の前を描きます。

親がスタッフに伝えたいのは、子どもの頭の中ではなく「ここにいない」という事実のほうです。

英英側の例文には go missing の形が載っていました。

The girl went missing during a family outing to the Lake District. です。

湖水地方への家族の外出中に、その女の子が行方不明になった、という文です。

go missing は、Cambridge では missing の項の中に例文として置かれています。

missing person も引くと、語義は1個だけでした。

「someone who has disappeared and is no longer in communication with their family and friends」です。

姿を消し、家族や友人と連絡がつかなくなった人、という意味です。

whereabouts も引きました。

語義は4個で、名詞の「the place where a person or thing is」と、副詞の「in what part or area」が英英と米語に1個ずつあります。

公的な文書の whereabouts unknown は、日常の missing を硬く言い換えた形です。

迷子の英語をlost・missing・separated・wander・get lostで並べ直した語義の数

日本語の「迷子になる」に当たりそうな語を5つ並べて、語義の数を比べました。

lost が7個、missing が4個、separated が6個、wander が9個、get lost が6個です。

いちばん少ないのは missing でした。

separated の6個は、1個が「past simple and past participle of separate」で、残る5個は動詞 separate の語義です。

人に関わるのは「to make people move apart or into different places, or to move apart」でした。

ただし separate の語義には「to start to live in a different place from your husband or wife because the relationship has ended」も入っています。

I’m separated. とだけ言うと、別居中ですという自己紹介に聞こえます。

separatedはfromと組む形で使います。

I got separated from my child. の from my child があるから、はぐれたという意味に固定されます。

wander の語義は9個で、英英側に7個、米語側に2個あります。

1個目は「to walk around slowly in a relaxed way or without any clear purpose or direction」でした。

目的も方向もなく、ゆっくり歩き回る、という説明です。

英英側の例文に He was here a minute ago but he’s wandered off somewhere. が載っています。

さっきまでここにいたのに、どこかへふらっと行ってしまった、という文です。

子どもが自分でふらっと離れたときの描写には、wander off がそのまま使えます。

wander off そのものは見出し語として引けませんでした。

get lost の語義は6個で、英英側に5個、米語側に1個あります。

1個目は「If you get lost, you do not know where you are or how to get to a place.」でした。

英英側の5個目は「used to tell someone forcefully and quite rudely to go away」でした。

米語側の1個も「go away」で、例文は The old man yelled at the kids playing in his yard to get lost. です。

庭で遊ぶ子どもたちに、老人が「失せろ」と怒鳴った、という文です。

つまり Get lost! を命令形で言うと、迷子とはまったく別の乱暴な一言になります。

ここまでを1行でまとめます。

迷った本人が lost と get lost、残された側が missing、離れた経緯が separated と wander off です。

自分が迷子になったときの英語|lostとwayで組み立てる一文

いちばん短いのは I’m lost. です。

そのあとに行きたい場所を続けます。

I’m lost. How do I get to the station?

迷ってしまいました、駅にはどう行けばいいですか、という意味です。

ここで役に立つのが、語義24個の way です。

米語側の2個目に「If you don’t know your way, can’t find your way, or have lost your way, you are not sure or do not know how to get where you want to go」があります。

I’ve lost my way. は「道を見失った」で、lost を使っても人を亡くす意味には転びません。

Do you know the way to the hotel?

迷ったあとに道を聞き直す一文と、返ってくる道案内の言葉は、道を聞く英語をExcuse me, how do I get to 〜?の1文にまとめた記事で読めます。↓

子どもが迷子になったときの英語|スタッフに最初に伝える3つ

次は、子どもの姿が見えなくなった場面です。

最初に声をかける相手は、その場所の staff か security です。

security の語義は16個です。

英英側の2個目が「the group of people responsible for protecting a building」でした。

建物を守る役目の人たち、つまり警備員のことです。

スタッフをつかまえたら、伝えることは3つです。

  1. 子どもがいないこと(My child is missing.)
  2. 何歳の男の子か女の子か(He’s five. / She’s seven.)
  3. 最後に見た場所と時間(I last saw him at the entrance ten minutes ago.)

Excuse me, my son is missing. He’s five. I last saw him near the entrance about ten minutes ago.

すみません、息子がいなくなりました、5歳です、10分ほど前に入口の近くで見たのが最後です、という意味です。

「いない」「何歳」「最後にどこで見たか」の3つは、米国 NCMEC と豪州の届け出のページの両方に入っている情報です。

NCMEC のチェックリストには、次の一文が入っています。

Provide law enforcement with the date, time, and location where your child was last seen, if known.(NCMEC の Missing-Child, Emergency-Response, Quick-Reference Guide for Families より)

分かるなら、子どもを最後に見た日付・時刻・場所を警察に伝える、という指示です。

英語で言うときは last seen の形がそのまま使えます。

He was last seen near the gift shop.

最後に見たのはお土産店の近くです、という意味です。

迷子の特徴を伝える英語|服・背の高さ・髪と目の色の言い方

次に伝えるのは、子どもの見た目です。

Can you describe him? / What is she wearing?

どんな見た目ですか、何を着ていますか、という質問です。

米国の Code Adam Act は、子どもの特徴として集める項目を条文に並べています。

Obtaining a detailed description of the child, including name, age, eye and hair color, height, weight, clothing, and shoes.(米国連邦法典 第40編の注記 Code Adam Act of 2003 第363条(b)(2)より)

名前・年齢・目と髪の色・身長・体重・服・靴を含む、子どもの詳しい特徴を集める、という手順です。

このうち名前・年齢・服・靴の4つは、旅先の親でもその場で言えます。

  • 名前:His name is Kenta.
  • 年齢:He’s five years old.
  • 身長:He’s about this tall.(手で高さを示しながら)
  • 髪と目:He has short black hair and brown eyes.
  • 服:He’s wearing a red T-shirt and blue shorts.
  • 靴:He’s wearing white sneakers.

服を言うときの動詞は wear です。

wear の語義は17個で、英英側の1個目は「to have clothing, jewellery, etc. on your body」でした。

子どもの服は He’s wearing 〜. の形で、上から下へ順に言えば聞き手が頭の中で絵を組み立てられます。

身長を数字で言えないときは、手で高さを示して about this tall と言うのがいちばん速い方法です。

センチで言うなら、単位まで必ず添えます。

He’s about 110 centimeters tall.

写真を見せるのも有効です。

スマートフォンの画面を見せながら、この一文を添えます。

This is a photo of him from this morning.

これが今朝撮った写真です、という意味です。

NCMEC のチェックリストも、特徴の情報として a recent, clear, color photo of your child を最初に挙げています。

米国の公共建物と迷子の英語|Code Adam Actが決めた8つの手順

米国には、連邦政府の建物での迷子の手順を定めた法律があります。

Code Adam Act of 2003 です。

米国連邦法典の第40編、第3101条の注記として条文が収められています。

childは17歳以下、Code Adam alertは館内への合図

child は「an individual who is 17 years of age or younger」でした。

17歳以下が childという線引きです。

Code Adam alert は「a set of procedures used in public buildings to alert employees and other users of the building that a child is missing」と定義されています。

子どもがいないことを、建物で働く人と利用者に知らせるための一連の手順、という意味です。

8つの手順とegressの意味

条文の第363条は、各建物の責任者に対して、法律ができてから180日以内に迷子を探す手順を作るよう求めています。

その手順に最低限含めるものとして、次の8つが並んでいます。

  1. Notifying security personnel that a child is missing.(警備担当に子どもがいないと知らせる)
  2. Obtaining a detailed description of the child(子どもの詳しい特徴を集める)
  3. Issuing a Code Adam alert and providing a description of the child(Code Adam alert を出し、特徴を伝える)
  4. Establishing a central point of contact.(連絡の窓口を1か所に決める)
  5. Monitoring all points of egress from the building(建物の出口をすべて見張る)
  6. Conducting a thorough search of the building.(建物をくまなく探す)
  7. Contacting local law enforcement.(地元の警察に連絡する)
  8. Documenting the incident.(出来事を記録する)

1番目に security personnel が出てきます。

親が最初に声をかける相手が security でよいのは、手順の入口がそこにあるからです。

5番目の egress は、旅行の会話ではまず出てこない語です。

Cambridge で引くと語義は1個で、「the act or way of leaving a place」でした。

場所から出ること、あるいは出る道、という意味です。

出口を見張るのは、子どもが建物の外へ出る前に見つけるための手順です。

4番目の central point of contact は、情報を集める窓口を1か所にすることです。

スタッフから Please stay here. と言われたら、その場で待つのが、窓口を1か所に決めるこの手順に沿った動き方です。

なお、条文が義務づけているのは連邦の建物です。

民間の店や遊園地がどんな手順をとるかは、それぞれの施設が決めています。

遊園地で列に並ぶときや乗り物の前で交わす言い方は、遊園地の英語をrideとqueueで並べ直した記事で読めます。↓

警察に届ける迷子の英語|米豪加の公的資料にある「待たなくていい」線引き

施設の中で見つからなければ、次は警察です。

届けるときの動詞は report です。

I want to report a missing child.

子どもの行方不明を届けたい、という意味です。

米国・オーストラリア・カナダの公的資料は、どれも早く届けるほうに立っています。

米国:NCMECの「Do not delay」と2時間の入力義務

NCMEC のチェックリストの1行目は、次の文です。

Contact your local law-enforcement agency as soon as you have determined your child is missing or has been abducted. Do not delay in reporting your child missing to law enforcement.(NCMEC の Missing-Child, Emergency-Response, Quick-Reference Guide for Families より)

子どもがいない、あるいは連れ去られたと分かったらすぐに地元の警察に連絡する、届け出を遅らせない、という指示です。

同じチェックリストの注記は、連邦法の Adam Walsh Child Protection and Safety Act を挙げています。

行方不明や連れ去りの届けを受けた警察は、2時間以内に全米犯罪情報センター(NCIC)へ入力しなければなりません。

NCMEC の電話番号は 1-800-THE-LOST(1-800-843-5678)で、チェックリストにも家族が届ける先として載っています。

オーストラリア:最初の24時間と000

オーストラリア連邦警察の全国行方不明者調整センターは、届け出のページで次のように言い切っています。

The first 24 hours following a person’s disappearance are the most crucial.(National Missing Persons Coordination Centre の How to report a missing person? より)

人がいなくなってから最初の24時間がいちばん大事だ、という文です。

理由は、防犯カメラの映像のような手がかりを警察が早く追えるほど、無事に見つかる見込みが高くなるからです。

同じページの上部には For emergencies call 000 とあり、緊急時の番号は000です。

届けるときに用意する情報として、名前・年齢、最近のはっきりしたカラー写真、見た目の特徴、最後に見たときの服、最後に分かっている居場所が並んでいます。

ここで出てくる居場所の語が whereabouts でした。

カナダ:There is no waiting period と911

カナダ連邦警察が運営する Canada’s Missing の届け出のページは、もっと短い一文です。

There is no waiting period prior to reporting someone missing.(Canada’s Missing の Reporting ページより)

行方不明を届けるのに待つ期間はない、という文です。

届け先は地元の警察で、緊急時は 9-1-1 です。

同じページは、18歳未満の missing person を missing child に分類しています。

米国の Code Adam Act の「17歳以下」と、言い方は違っても線の位置は同じです。

Canada’s Missing のトップページには、2025年にカナダで行方不明として届けられた子どもが34,189人だったと載っています。

3か国の公的資料は、どれも「届け出を後回しにしない」で一致しています。

通報の電話で最初に聞かれることと、人を動かす短い一言は、「助けて」の英語を旅先で人が動く5つの言い方に分けた記事で読めます。↓

館内放送と迷子の英語|page・announcement・meeting pointの聞き取り

公共の場では、拡声器の放送で人を呼び出すことがあります。

そのときの語が、語義20個の page です。

英英側には「to call a person using a loudspeaker (= an electric device for making sounds louder) in a public place」という動詞の語義があります。

公共の場で拡声器を使って人を呼ぶ、という意味です。

放送で人を呼び出すのが page で、Could you page my son? と頼めます。

息子を放送で呼び出してもらえますか、という意味です。

page という語が出てこないときは、announcement を使えば同じことが頼めます。

Could you make an announcement?

放送をしてもらえますか、という意味です。

自分の子の名前が聞こえたら、放送が指す場所へ向かいます。

呼び出し先や待ち合わせ先を表す語が information desk と meeting point です。

information desk の語義は1個で、ビジネス英語の辞典にだけ載っていました。

「a place in a public building, store, etc. where you can go to get information」です。

meeting point も語義は1個で、「an area in a large public place, such as an airport or station, where people can arrange to meet」でした。

If we get separated, let’s meet at the information desk.

はぐれたらインフォメーションで会おう、という意味です。

子どもと決めておくなら、英語の文より場所の名前と見た目を一緒に伝えておくと迷いが減ります。

迷子の英語でやりがちな取り違え|lost propertyとlost and foundは物の窓口

lost が付く語には、人ではなく物のための語もあります。

いちばん間違えやすいのが lost property と lost and found です。

lost property の語義は1個で、「personal objects that have been left by accident in public places」でした。

lost and found も語義は1個で、「a place in a public building where things that people have lost are stored」です。

lost property と lost and found は、どちらも定義の中身が「物」です。

子どもを探しているのに Where is the lost and found? と聞くと、落とし物の窓口に案内されます。

子どもを探すときに向かうのは、security か information desk か、近くのスタッフです。

もう1つの取り違えは、lost と missing の主語です。

My child is lost. も文としては成り立ちます。

ただし辞書の語義どおりに読むと、「子どもが道に迷っている」という子ども側の描写になります。

親が届けたいのは「ここにいない」という事実なので、My child is missing. のほうが話の向きが合います。

3つ目は find の使い方です。

見つかったあとにスタッフへお礼を言うときも、同じ find が使えます。

Thank you for finding him.

見つけてくださってありがとうございます、という意味です。

人には missing、物には lost、と主語で分けておくと迷いません。

物を置き忘れたときに窓口で言う一文と、各国の遺失物の決まりは、忘れ物の英語をI left my charger in the room.の1文で並べ直した記事で読めます。↓

迷子の英語についてよくある質問

迷子の子どもを英語で lost child と言うのは間違いですか

間違いではありません。

ただし lost child は独立した見出し語ではなく、意味は「道が分からなくなった子ども」という子ども側の描写です。

親がスタッフに伝えるときは、My child is missing. のほうが「ここにいない」という事実をまっすぐ伝えられます。

I lost my child. と言ってもいいですか

避けたほうが安全です。

lose の米語辞典の語義には「If you lose someone, that person dies」があり、例文は George lost his wife in 1990. でした。

人を目的語にした lost は「亡くした」に聞こえる余地があります。

I can’t find my child. か My child is missing. に置き換えます。

子どもが見つからないとき、どのくらい待ってから警察に届けるべきですか

待つ必要はありません。

カナダの Canada’s Missing の届け出のページの一文は There is no waiting period prior to reporting someone missing. です。

米国の NCMEC のチェックリストも Do not delay in reporting your child missing to law enforcement. と指示しています。

オーストラリアの全国行方不明者調整センターは、最初の24時間がいちばん大事だとしています。

館内放送で呼び出してもらうには英語で何と言えばいいですか

Could you page my son? か Could you make an announcement? で頼めます。

自分が迷子になったときは I’m lost. だけで通じますか

通じます。

命令形の Get lost! だけは「失せろ」という乱暴な一言になるので、自分の状態を言うときは I’m lost. か I got lost. の形にします。

覚えて帰る1文|迷子の英語を決めるのはlostではなく「誰が」

最後に、子どもとはぐれたときの一文をもう一度置きます。

My child is missing.

この一文には lost が入っていません。

人は missing、物は lostです。

英国の内務省も、行方不明者の国家戦略を Missing Children and Adults strategy と名づけています。

同じページは、英国で毎年推計20万人が行方不明になるとしています。

柱として並ぶのは Prevention・Protection・Provision の3つでした。

誰が迷ったかで選ぶ5つの言い方の早見

  • 自分が道に迷った:I’m lost.(lost の語義7個)
  • 子どもが見当たらない:My child is missing.(missing の語義4個)
  • 人混みではぐれた:I got separated from my child.(separated の語義6個)
  • 子どもがふらっと離れた:He wandered off.(wander の語義9個)
  • 放送で呼んでほしい:Could you page my son?(page の語義20個)

迷ったら、主語が自分なら lost、主語が子どもなら missing で組み立てます。

そのあとに年齢と、最後に見た場所を続ければ、スタッフは探し始められます。

物をなくした場面は、人の場面と窓口も単語も分かれます。

あわせて読みたいのは、パスポートを「なくした」と「盗まれた」で言い分ける一文と窓口までの順番で、パスポートの英語を紛失と盗難で分けた記事で読めます。↓

参考文献

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