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エレベーターの英語はelevatorとliftのどちら? 辞書16語を数えて、イギリスの1階がずれる理由を組み直します

海外のホテルで、エレベーターの扉が開いた瞬間に固まったことはありませんか。

中にいた人が振り向いて、こちらを見ながら何かを一言だけ聞いてきます。

聞き取れないまま「あ、えっと」と言っているうちに扉が閉まって、結局ひとりで次の便を待つ、という経験をした方は少なくないはずです。

エレベーターでつまずく理由は、英語力ではなく「言い方を1つも用意していないこと」です。

その場で言うことは毎回ほとんど同じなので、先に1文だけ決めておけば、扉が開いている数秒で言い終わります。

しかもエレベーターには、英語そのものより厄介な落とし穴がもう1つあります。

イギリスで「1階」を押したつもりが、日本でいう2階に着いてしまう、という階数のズレです。

この記事では、Cambridge Dictionary で16の見出し語を実際に開いて語義を数え、エレベーターまわりで日本人がずれる場所だけを並べ直しました。

取得したのは2026年9月17日で、数えたのは英英の欄(cald4)だけです。

読み終わるころには、乗る前・乗っている間・降りるときの3場面で、それぞれ何を言えばよいのかが決まっているはずです。

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エレベーターの英語は、アメリカで elevator、イギリスで lift です|先に結論

結論から言うと、エレベーターの英語は地域で2つに割れます。

アメリカ英語では elevator、イギリス英語では lift を使います。

おもしろいのは、辞書がこの2語にまったく同じ説明文を当てていることです。

Cambridge Dictionary の elevator の項には、英英の欄に語義が2つ載っていました。

a device like a box that moves up and down, carrying people or goods from one floor of a building to another or taking people up and down underground in a mine

「箱のような装置で、人や荷物を建物のある階から別の階へ運び、あるいは鉱山で人を地下へ上げ下げするもの」という意味です。

そして lift の項を開くと、英英の欄には語義が17個あり、その12番目にまったく同じ一文が置かれていました。

同じ説明文が elevator では1番目、lift では12番目に来るという差が、そのまま2語の性格の差です。

elevator は基本的に「箱」のことしか指しません。

一方の lift は、まず「持ち上げる」という動詞で、名詞の「箱」はそのずっと後ろに控えています。

lift の語義には「車に乗せてもらうこと」「気分を上向かせること」「規則を解除すること」なども並んでいました。

つまり lift と言われたら、文脈を見ないとエレベーターの話かどうか決まらないのです。

語 辞書の地域表示 英英欄の語義の数 覚え方
elevator US(UKでも通じる旨の併記あり) 2個 箱そのものを指す語
lift UK(USの併記あり) 17個(うち箱の意味は12番目) まず「持ち上げる」の語

出典=Cambridge Dictionary|elevator/Cambridge Dictionary|lift(2026年9月17日取得)

実務的には、日本人の旅行者は elevator を使っておけば困りません。

イギリスでも elevator は通じますし、辞書の elevator の項にもイギリス側の言い方として lift が併記されています。

逆に、ロンドンの駅や空港の案内板で lift という4文字を見たら、それは階段でもエスカレーターでもなく、箱のエレベーターだと読んでください。

エレベーターの英語より先に直すべきは、イギリスの first floor が日本の2階だというズレです

ここがこの記事でいちばん大事なところです。

イギリス式の建物では、日本の1階が ground floor、日本の2階が first floor になります。

Cambridge Dictionary の first-floor の項を開くと、英英の欄に語義が4つあり、そのうち最初の2つが正面からぶつかっていました。

1番目にはUKの表示が付いていて、説明は次のとおりです。

the level of a building that is one level above the street

「通りより1つ上の階」という意味で、これは日本でいう2階です。

2番目にはUSの表示が付いていて、説明はこうなっていました。

the level of a building that is at the same level as the street

「通りと同じ高さの階」という意味で、こちらは日本でいう1階です。

同じ first floor という2語が、イギリスでは2階、アメリカでは1階を指すということです。

この語義の2番目には、そのままエレベーターの例文も添えられていました。

She got on the elevator on the first floor and pushed the button for the 35th.

「彼女は1階でエレベーターに乗り、35階のボタンを押した」という文で、アメリカ式の数え方であることが読み取れます。

では、日本の1階にあたる ground floor はどう説明されているでしょうか。

the floor of a building that is at the same level as the ground outside

「外の地面と同じ高さにある階」という説明で、こちらは地面が基準になっています。

つまりイギリス式は「地面の階は0番目、そこから数えて1つ目が first」という数え方をしているわけです。

日本での呼び方 イギリス式 アメリカ式 ボタンの表示例
1階 ground floor first floor G/0/1
2階 first floor second floor 1/2
3階 second floor third floor 2/3
地下1階 basement basement B/B1/LG

出典=Cambridge Dictionary|first floor/Cambridge Dictionary|ground floor(2026年9月17日取得)

この表を頭に入れておくと、ロンドンのホテルで「Room 205 is on the second floor.」と言われたときに、日本の感覚の3階へ上がればよいと分かります。

迷ったときは、階数の数字で確かめようとせず、ロビーへ戻りたいなら G のボタンを探す、と決めてしまうのが安全です。

エレベーターの英語で階を指す語は floor と storey の2つがあります

階を表す英語には、実は2つの系統があります。

Cambridge Dictionary の floor の項には英英の欄に語義が13個あり、その2番目が「a level of a building」でした。

直訳すると「建物の1つの高さの層」で、これが日本語の「階」にあたります。

同じ辞書で storey を引くと、英英の欄の語義は1つだけで、説明はまったく同じ「a level of a building」でした。

例文として「a three-storey house」が挙がっていて、こちらは「3階建ての家」という意味になります。

使い分けは単純で、自分がいる階を言うときが floor、建物全体の高さを言うときが storey です。

エレベーターの中で使うのは、ほぼ floor のほうだけです。

なお floor の語義13個には「床そのもの」「ダンスフロア」「海底や森の地面」なども含まれていました。

同じ語が「床」と「階」の両方を指すので、What floor? と聞かれたときに一瞬「床?」と思ってしまうのは、実は語の側の事情です。

出典=Cambridge Dictionary|floor/Cambridge Dictionary|storey(2026年9月17日取得)

エレベーターのボタンに並ぶ G・L・LG・B1・M・R の読み方

海外のエレベーターで最初に戸惑うのが、数字ではなくアルファベットのボタンです。

建物ごとに表示は違うので「どの建物でも必ずこの意味」とは言えませんが、元になっている英単語が分かれば見当が付きます。

それぞれの語を辞書で引くと、次のようになっていました。

basement は「a part of a building consisting of rooms that are partly or completely below the level of the ground」と説明されています。

「地面より部分的に、あるいは完全に下にある部屋からなる建物の一部」という意味で、これが B や B1 の中身です。

例文には「Our kitchenware department is in the basement.」とあり、デパートの地下売り場の言い方がそのまま入っていました。

mezzanine は「a small extra floor between one floor of a building and the next floor up」でした。

「ある階と1つ上の階の間にある、小さな追加の階」という意味で、これが M ボタンの正体です。

この語の例文には「You can look down from the mezzanine onto the ground floor lobby.」とあり、吹き抜けの構造がそのまま描かれていました。

lobby は英英の欄に語義が4つあり、建物の意味では「the (large) room into which the main entrance door opens in a hotel or other large building」と説明されています。

「ホテルなど大きな建物で、正面玄関の扉が開いた先にある(広い)部屋」という意味で、これが L ボタンです。

ボタン 元の英単語 だいたいの意味
G ground floor 地面と同じ高さの階(日本の1階)
L lobby 正面玄関が開く広い部屋のある階
LG lower ground floor ground floor の1つ下
B/B1/B2 basement 地下の階
M mezzanine 階と階の間にある中2階
R/RF roof 屋上
P/PH parking/penthouse 駐車場、または最上階の住戸

出典=Cambridge Dictionary|basement/Cambridge Dictionary|mezzanine/Cambridge Dictionary|lobby(2026年9月17日取得)

この表は「読み方の見当」であって、建物ごとの決まりではありません。

G と L の両方が並んでいる建物もありますし、L だけの建物もあります。

分からないときは、押さずに人に聞くのがいちばん早いです。

Excuse me, which button goes to the lobby?

「すみません、ロビーに行くのはどのボタンですか」という言い方です。

辞書の lobby の項にも「As you enter the lobby, you’ll see the elevators on your right.」という例文があり、ロビーとエレベーターは英語でも隣り合わせで語られる関係だと分かります。

エレベーターの英語で「何階ですか」と聞かれたときの返し方

扉が開いた瞬間に飛んでくる一言は、たいてい次の3つのどれかです。

What floor?

いちばん短い形で、「何階ですか」という意味です。

Which floor are you going to?

少し丁寧な形で、「何階へ行かれますか」という意味になります。

Going up?

これは階を聞いているのではなく「上りですか」という確認で、乗ってよいかどうかを教えてくれています。

答え方は「数字+please」だけで足ります。

Five, please.

「5階をお願いします」という意味で、これで相手がボタンを押してくれます。

すでに押されているときは、次の一言で流れが終わります。

Thank you, it’s already lit.

「ありがとうございます、もう点いています」という意味です。

ロビーへ降りたいときは、階数ではなく行き先の名前で答えるほうが確実です。

Ground floor, please.

イギリス式の建物では、1階と言わずに ground floor と言えば、数え方のズレに巻き込まれません。

場面 言う英語 意味
階を答える Five, please. 5階をお願いします
1階へ降りる Ground floor, please. 1階をお願いします
すでに押してある Thank you, it’s already lit. もう点いています
同じ階だと伝える Same floor, thanks. 同じ階です
上りか確かめる Is this going up? これは上りですか
下りか確かめる Is this going down? これは下りですか

エレベーターの英語で「開けてもらえますか」と頼む一文

閉まりかけの扉に向かって走るとき、日本語なら「すみません」と言いながら手を上げます。

英語では、動詞 hold を使った一文がそのまま使えます。

Cambridge Dictionary の hold の項には英英の欄に語義が26個あり、アメリカ英語の欄には「to keep something in a particular place or position」という説明が載っていました。

「物をある場所や状態のまま保つ」という意味で、その例文が次の文です。

Could you hold the door open for me, please?

「扉を開けたままにしておいていただけますか」という意味で、辞書に載っている文そのままです。

走りながら言うなら、短く Hold the door, please! で十分に通じます。

出典=Cambridge Dictionary|hold(2026年9月17日取得)

自分が中にいて、誰かのために開けておく側になることもあります。

I’ll hold it for you.

「開けておきますね」という意味で、これを言いながら開くボタンを押します。

開くボタンは英語で open、閉じるボタンは close と表示されていることが多く、日本のように「開」「閉」の漢字ではありません。

矢印だけのボタンの場合、内側を向いた三角が閉じる、外側を向いた三角が開くという形になっています。

急いでいるときほど、ボタンではなく人に声をかけたほうが速いです。

エレベーターの英語は、混んでいるときほど Excuse me. の一言で足ります

満員のエレベーターで奥にいて、自分の階に着いてしまったときが最大の山場です。

ここで固まると、扉が閉まって次の階まで連れて行かれます。

使う言葉は1つだけで、Excuse me. です。

Cambridge Dictionary の excuse me の項を開くと、英英の欄に語義が6つ並んでいました。

その2番目が、まさにこの場面のための説明でした。

used to politely ask someone to move so that you can walk past them

「通り抜けられるように、丁寧に相手へどいてもらうときに使う」という意味です。

添えられていた例文は「Excuse me, can I just get past?」で、「すみません、通らせてもらえますか」という言い方でした。

6つの語義の中身を並べると、この一言がどれだけ働き者かが分かります。

語義の番号 使う場面 日本語の感覚
1 知らない人の注意を丁寧に引く すみません(呼びかけ)
2 通れるようにどいてもらう ちょっと通ります
3 その場を離れると丁寧に伝える 失礼します
4 うっかりやったことを詫びる あ、すみません
5 相手に反論する前置きにする いや、しかし
6 聞き取れず言い直してもらう え、もう一度

出典=Cambridge Dictionary|excuse me(2026年9月17日取得)

6番目の「聞き取れなかったときに言い直してもらう」という使い方は、エレベーターでの逃げ道になります。

辞書の例文は「Excuse me, I didn’t quite hear what you said.」で、「すみません、よく聞き取れませんでした」という意味です。

相手が何を言ったか分からなかったときは、黙って首をかしげるより、この形で言い直してもらうほうが早く片づきます。

降りるときに使う言い方も、まとめて置いておきます。

場面 言う英語 意味
奥から出る Excuse me, this is my floor. すみません、ここで降ります
通してもらう Excuse me, can I just get past? ちょっと通らせてください
次で降りると予告 I’m getting off at the next floor. 次の階で降ります
聞き返す Excuse me, I didn’t quite hear what you said. よく聞き取れませんでした
譲ってもらった礼 Thanks, appreciate it. ありがとうございます

エレベーターの英語と一緒に覚える escalator と moving walkway

空港では、箱のエレベーターより先にこの2つに出会います。

エスカレーターは英語でも escalator で、綴りも発音も日本語とほぼ同じです。

Cambridge Dictionary の escalator の項は英英の欄の語義が1つだけで、説明は次のとおりでした。

a set of stairs moved up or down by electric power on which people can stand and be taken from one level of a building to another, especially in shops, railway stations, and airports

「電力で上下に動く階段の一続きで、人が乗って建物のある階から別の階へ運ばれるもの。特に店・鉄道駅・空港にある」という意味です。

例文は「I’ll meet you by the up escalator on the second floor.」で、「2階の上りエスカレーターのところで会いましょう」という待ち合わせの文でした。

up escalator、down escalator という言い方が、待ち合わせの目印としてそのまま使えます。

動く歩道のほうは、日本語からは想像しにくい語です。

英語では moving walkway と言い、辞書の説明は「a moving track that carries people and things from one place to another, for example in an airport」でした。

「人や物をある場所から別の場所へ運ぶ動く道。たとえば空港にあるもの」という意味です。

例文は「They went into the terminal and stepped onto the moving walkway.」で、「彼らはターミナルに入り、動く歩道に乗った」という文でした。

乗る動作は get on ではなく step onto が使われている点が、そのまま真似できるところです。

出典=Cambridge Dictionary|escalator/Cambridge Dictionary|moving walkway(2026年9月17日取得)

日本語 英語 よく使う動詞
エレベーター elevator/lift take the elevator
エスカレーター escalator take the escalator
動く歩道 moving walkway step onto the moving walkway
階段 stairs take the stairs
非常階段 emergency stairs use the emergency stairs

箱が混んでいるときは、次の一言で階段へ回れます。

I’ll take the stairs.

「階段で行きます」という意味で、満員の箱を見送るときに使えます。

エレベーターの英語の前に、マンションを mansion と言わないことを覚えてください

エレベーターの話をしていると、必ず出てくるのが「うちのマンションは」という表現です。

ここで mansion と言ってしまうと、相手の頭に浮かぶ絵がまったく変わります。

Cambridge Dictionary の mansion の項は、英英の欄の語義が1つだけでした。

a very large, expensive house

「非常に大きくて高価な一軒家」という意味で、集合住宅のことではありません。

添えられた例文は「The street is lined with enormous mansions where the rich and famous live.」でした。

「その通りには、富裕層や有名人が住む巨大な邸宅が立ち並んでいる」という意味で、豪邸の絵が浮かぶ語だと分かります。

日本語の「マンション」にあたる語は、地域で2つに分かれます。

apartment の項は英英の欄に語義が2つあり、住まいの意味は「a set of rooms for living in, especially on one floor of a building」でした。

「住むための一続きの部屋。特に建物の1つの階にあるもの」という意味で、地域表示はUSが先頭に立っています。

flat の項は英英の欄に語義が24個もある大きな語で、住まいの意味は「a set of rooms for living in that are part of a larger building and are usually all on one floor」と説明されていました。

「より大きな建物の一部で、たいてい全部が同じ階にある、住むための一続きの部屋」という意味で、こちらにはUKの表示が付いています。

アメリカ英語の欄では flat の説明がさらに短く、「an apartment」の一語で片づけられていました。

言いたいこと アメリカ英語 イギリス英語 ⛔ 使わない語
集合住宅の自分の家 apartment flat mansion
建物そのもの apartment building block of flats mansion
大きな一軒家 mansion mansion ―

出典=Cambridge Dictionary|mansion/Cambridge Dictionary|apartment/Cambridge Dictionary|flat(2026年9月17日取得)

エレベーターの中で世間話になったときは、次の言い方で足ります。

I live in an apartment on the fifth floor.

「5階の集合住宅に住んでいます」という意味です。

エレベーターの英語で、相手が言ってくる側の文を先に知っておく

自分が話す文より、相手が言ってくる文のほうが数は多いです。

ここを知らないと、聞き取れた単語から意味を推測する時間で、扉が閉まってしまいます。

よく飛んでくる文を、意味と一緒に並べておきます。

相手が言う英語 意味 返し方
What floor? 何階ですか Five, please.
Going up? 上りですが乗りますか Yes, thanks./No, I’m going down.
Hold the door! 扉を押さえて Sure, got it.
Are you getting off? 降りますか Yes, this is my floor.
Room for one more? もう1人乗れますか Come on in.
It’s full, I’ll wait. 満員なので待ちます No worries.
Take the next one. 次のに乗ってください OK, thanks.
It’s out of order. 故障中です Where are the stairs?

この中で覚えておく価値が高いのは It’s out of order. です。

故障中の表示は out of order と書かれていることが多く、待っていても永久に来ないからです。

聞き取れなかったときの逃げ方も、1つだけ決めておきます。

Sorry, could you say that again?

「すみません、もう一度言っていただけますか」という意味です。

数字だけ聞き返したいなら、What floor was that? と言えば階数だけをもう一度言ってもらえます。

エレベーターの英語でやらないほうがいい言い方

通じない言い方より、誤解される言い方のほうが困ります。

代表的なものを5つ挙げておきます。

1つ目は、イギリス式の建物で「1階」を first floor と言ってしまうことです。

辞書のUK表示では first floor が「通りより1つ上の階」なので、日本の2階へ運ばれます。

2つ目は、集合住宅を mansion と呼ぶことです。

辞書の語義は「非常に大きくて高価な一軒家」なので、相手は豪邸の話だと受け取ります。

3つ目は、開けてほしいときに Open! と一語で叫ぶことです。

命令形の一語は強く響くので、Hold the door, please! のほうが角が立ちません。

4つ目は、詰めてほしいときに黙って体を入れることです。

Excuse me. を先に言ってから動くだけで、印象がまるで変わります。

5つ目は、聞き取れていないのに Yes. と答えてしまうことです。

Going down? に Yes と答えると、下りの箱に乗ってしまいます。

⛔ やめたい言い方 何が起きるか 置き換え
(英国で)First floor, please. 日本の2階へ行く Ground floor, please.
I live in a mansion. 豪邸住まいだと伝わる I live in an apartment.
Open! 命令口調に響く Hold the door, please!
(無言で割り込む) ぶつかったと受け取られる Excuse me.
(分からないのに)Yes. 意図しない階へ運ばれる Sorry, could you say that again?

エレベーターの英語についてよくある質問

アメリカで lift と言ったら通じませんか

通じる場面が多いと考えられますが、辞書のアメリカ英語の欄では lift の住まい以外の語義が中心で、箱の意味はイギリス用法として紹介されています。

迷ったら elevator に寄せておくのが、どちらの国でも安全です。

エレベーターの中で沈黙していると失礼ですか

失礼にはあたりません。

ただし、目が合ったときに軽く Hi. と言うだけで空気がやわらぐので、一言だけ持っておくと楽になります。

ボタンに 13 が無いのはなぜですか

13 を飛ばして 12 の次を 14 にしている建物があるのは事実ですが、その理由は建物ごとの事情なので、この記事では断定しません。

見かけたときは「12 の上が 14 になっている」という形で読めば、階数を数え間違えずに済みます。

「開」「閉」のボタンはどう見分けますか

英語圏では open と close の文字か、三角形の矢印で表されていることが多いです。

外を向いた2つの三角が開く、内を向いた2つの三角が閉じる、という形で覚えておくと迷いません。

階数を英語で言うとき、序数にしないといけませんか

エレベーターの中では、Five, please. のように数字をそのまま言うのが普通です。

文の中に入れるときだけ the fifth floor のように序数にします。

エレベーターの英語は、この1文だけ覚えて帰ってください

この記事で数えたのは、Cambridge Dictionary の16の見出し語でした。

その中でいちばん働くのは、たった1つの短い文です。

Ground floor, please.

この1文は、階数の数え方がイギリス式でもアメリカ式でも、同じ場所へ連れて行ってくれます。

first floor と言った瞬間に国ごとの解釈が割れるのに対して、ground floor は「外の地面と同じ高さの階」という説明で固定されているからです。

外に出たいときは、階数を数えずにこの2語を言えば足ります。

そこに Excuse me. と Hold the door, please! を足せば、乗る・乗っている・降りるの3場面がそろいます。

覚える文は3つで十分で、残りは表を見ながら旅先で拾っていけば間に合います。

最後に、この記事で実際に開いた辞書のページをまとめておきます。

出典=elevator/lift/floor/storey/first floor/ground floor/basement/mezzanine/lobby/escalator/moving walkway/mansion/apartment/flat/excuse me/hold(すべて2026年9月17日に取得)

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