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洗濯の英語は2文で足りる? 辞書26語と各国の洗濯表示ルールを数えて、旅先のコインランドリーで固まる場面を組み直します

旅の4日目あたりで、スーツケースの底に着たものが積み上がってきます。

ホテルの廊下の突き当たりに、業務用らしい白い機械が2台並んでいるのを見つけます。

硬貨を入れる場所も、扉の開け方も見れば分かるのに、パネルに並んだ英語の単語だけが読めません。

とりあえずフロントに聞きに行こうとして、頭の中で「洗濯機を使いたいのですが、どこにありますか」という日本語を英語に訳し始めてしまいます。

洗濯の英語でつまずく理由は、単語を知らないからではありません。

日本語では「洗濯」の一語で済んでしまうものが、英語では場所・機械・洗剤・工程・サービスの5つにきれいに分かれているからです。

分かれているということは、逆に言えば、どれか1つを指す語を選べば用が足りるということでもあります。

この記事では、Cambridge Dictionary で laundry・launderette・Laundromat・washing machine・dryer・detergent・spin・load など26語を実際に引いて、語義の数をひとつずつ数えました。

あわせて、アメリカ連邦取引委員会(FTC)が事業者向けに公表している洗濯表示の規則、日本の消費者庁が公表しているJIS L0001(繊維製品の取扱いに関する表示記号)の概要、アメリカ政府のENERGY STARが出している洗濯機の使い方の案内、それにホテルとリゾートの公式なランドリー案内を開いて、掲示や申込用紙に実際どう書かれているかを確かめています。

出典として並べたのは、この記事を書きながら実際に開けたページだけです。

開けなかったページのURLや語義の数は、1行も書いていません。

TOC

洗濯の英語は「Where can I do laundry?」と「Is there a laundry service?」の2文で足ります|先に結論

旅先で口から出すのは、この2文です。

Where can I do laundry?

どこで洗濯ができますか、という意味です。

Is there a laundry service?

ランドリーサービスはありますか、という意味です。

1文目は自分で洗うとき、2文目は人に洗ってもらうときの言い方です。

この2つは目的がまったく違うので、先にどちらなのかを決めてから口を開くと、会話が1回で終わります。

自分で洗うつもりなのに2文目を言うと、相手は料金表を持って出てきます。

人に洗ってほしいのに1文目を言うと、相手は地下の機械室の場所を教えてくれます。

なお、ホテルの中に機械があるかどうかだけを知りたいときは、もっと短い聞き方があります。

Do you have a washing machine for guests?

宿泊者が使える洗濯機はありますか、という意味です。

do laundry という言い方に慣れておくと、洗う・干す・たたむまでを1つの動詞句でまとめて指せます。

Cambridge Dictionary で laundry を引くと、英英セクション(cald4)に語義が2個だけ並んでいます。

その1番目は「the dirty clothes and sheets that need to be, are being, or have been washed」で、洗う必要がある服やシーツそのものを指します。

つまり laundry は、機械でも場所でもなく、洗濯物の山そのものを名指しできる語です。

だから Where can I do laundry? は「この洗濯物の山を、どこで片づけられますか」と聞いていることになります。

出典=Cambridge Dictionary|laundry(2026年9月20日取得)

洗濯の英語で口が止まる理由|辞書に並ぶ laundry と wash の語義を数えました

laundry という語が扱いにくいのは、意味が多いからではありません。

むしろ逆で、載っている語義が少ないのに、その1つが日本語と重ならないからです。

Cambridge Dictionary の英英セクションで laundry を引くと、語義は2個です。

1番目が「the dirty clothes and sheets that need to be, are being, or have been washed」で、2番目が「a business that washes clothes, sheets, etc. for customers」です。

2番目は「客の服やシーツを洗う商売」、つまりクリーニング店そのものを指します。

この1語で「洗濯物」と「洗濯屋」の両方を受けてしまうところが、日本語の感覚とずれる場所です。

アメリカ英語のセクション(cacd)にも語義が2個並びます。

その2番目は「A laundry is also a room in a house where clothes, bed sheets, etc., are washed, or a business that washes clothes, bed sheets, etc., for customers」です。

家の中の洗濯をする部屋、という意味がアメリカ英語のほうに追加されています。

さらにビジネス英語のセクション(cbed)には、語義が1個だけ載っています。

それは「an organization that hides the origin of money earned illegally and makes it seem legal」です。

資金洗浄をする組織、という意味で、日本語の「マネーロンダリング」と同じ発想の語です。

旅先で使うことはありませんが、laundry が「汚れを落として、きれいなものとして出す」という骨格を持っている語だと分かります。

一方で wash のほうは、もっと広い語です。

Cambridge Dictionary の英英セクションで動詞の wash を引くと、語義が5個並びます。

1番目は「to clean something using water」で、水を使って何かをきれいにする、という意味です。

2番目は「to clean yourself, or a part of yourself, with water and usually soap」で、体を洗うほうの意味になります。

つまり wash だけを単独で言うと、服の話なのか自分の体の話なのかが決まりません。

I want to wash. とだけ言うと、相手は洗面所を案内することがあります。

3番目の語義が旅先で役に立ちます。

それは「If a particular material or piece of clothing washes well, it is not damaged or spoiled by repeated washing」です。

This shirt washes well. と言えば、この服は何度洗っても傷まない、という意味になります。

名詞の washing も引いておきました。

英英セクションの washing には語義が2個あり、1番目が「the act of washing clothes」、2番目が「clothes, sheets, etc. that need to be or have just been washed」です。

イギリス英語圏で「洗濯物」を指すときは washing、アメリカ英語圏では laundry が出やすい、という住み分けがここに見えます。

どちらを使っても通じるので、迷ったら laundry で押し通して構いません。

出典=Cambridge Dictionary|laundry/wash/washing(2026年9月20日取得)

launderette と Laundromat は同じ場所です|洗濯をする場所を指す英語の地域差

「コインランドリー」にあたる場所の名前は、英語では2つに割れています。

Cambridge Dictionary で launderette を引くと、英英セクションに語義が1個だけ載っています。

それは「a place where you pay to use machines that wash and dry clothes」です。

お金を払って、服を洗って乾かす機械を使う場所、という意味です。

次に Laundromat を引くと、アメリカ英語向けのセクション(cald4-us)に語義が1個載っています。

その定義文は「a place where you pay to use machines that wash and dry clothes」で、launderette とまったく同じ文でした。

同じ辞書が同じ文を当てているということは、この2語は指すものが完全に同じだということです。

違うのは、どちらの英語圏で使われるかだけです。

さらにアメリカ英語のセクション(cacd)には、別の書き方の語義が1個載っています。

それは「the name of a place where the public may wash and dry their clothes in machines that operate when coins are put in them」です。

硬貨を入れると動く機械、という説明がここで初めて出てきます。

この語義の書き出しが「the name of a place」となっているのも、見落としたくないところです。

Cambridge Dictionary の見出し語は Laundromat と大文字のLで始まっています。

固有名詞として始まった語が一般名詞として広まった、という経緯がここに残っています。

なお、日本語の「コインランドリー」をそのまま英語にした coin laundry は、Cambridge Dictionary に独立した見出しとして立っていませんでした。

見出し語のURLを開いても、そのページへは進まずに転送されます。

ただし laundry room という言い方自体は、実際の宿泊施設の公式案内に出てきます。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの公式のランドリー案内には「All laundry rooms have the ability to request a text message when a laundry cycle is complete!」と書かれています。

洗濯が終わったときに携帯電話へ知らせを送れる、という案内です。

言い方 辞書での扱い 使う場面
launderette 英英セクションに語義1個 イギリス英語圏の街なかの店
Laundromat アメリカ英語セクションに語義1個(見出しは大文字のL) アメリカ英語圏の街なかの店
laundry room 独立した見出しは確認できず ホテルや宿の建物の中にある洗濯場所

迷ったら「laundry」という語を含む言い方を選べば、どちらの英語圏でも意味が通ります。

出典=Cambridge Dictionary|launderette/Laundromat/Walt Disney World Resort|Laundry Services(2026年9月20日取得)

washing machine・washer・dryer・tumble dryer|機械の名前を洗濯の英語で並べ直します

場所が決まったら、次は目の前の機械を名指しする番です。

Cambridge Dictionary で washing machine を引くと、英英セクションに語義が1個だけあります。

それは「a machine for washing clothes, sheets, and other things made of cloth」です。

服・シーツ・そのほか布でできたものを洗う機械、というそのままの意味です。

この語は説明が1つしかないので、言えば確実に洗濯機のことだと伝わります。

一方、短く washer と言うときは注意が必要です。

Cambridge Dictionary の英英セクションで washer を引くと、語義が2個並びます。

その1番目は「a flat ring of metal, rubber, or plastic that is put somewhere, especially between a screw or bolt and a surface, or between joined pipes, in order to make a better connection between them」です。

ねじや配管のあいだにはさむ、あの平たいリングの部品のことです。

2番目になってようやく「a washing machine」という語義が出てきます。

つまり washer は、辞書の並び順でいえば金属部品のほうが先に来る語です。

日常会話では洗濯機の意味で問題なく通じますが、金物屋やホームセンターで washer と言うと部品を出されることがあります。

乾燥機のほうも、語が2つあります。

Cambridge Dictionary で dryer を引くと、英英セクションに語義が2個載っています。

1番目が「a machine that dries things」で、何かを乾かす機械という広い意味です。

2番目が「a machine that dries wet clothes by turning them in hot air」で、濡れた服を熱風の中で回して乾かす機械、という意味になります。

この2番目が、私たちの言う衣類乾燥機です。

同じ辞書で tumble dryer を引くと、語義は1個です。

その定義文は「a machine that dries wet clothes by turning them in hot air」で、dryer の2番目と一字一句同じでした。

つまり tumble dryer は、dryer から「広い意味」を取り除いて衣類乾燥機だけを指すようにした言い方です。

イギリス英語圏の掲示では、この tumble dryer や tumble dry という書き方をよく見かけます。

もう1つ、spin-dryer という語も辞書に立っています。

その語義は1個で、「a machine into which you put wet clothes, which turns them around and around very fast in order to get most of the water out of them」です。

濡れた服を高速で回して水分の大半を抜く機械、つまり脱水機のことです。

乾かす機械と、水を飛ばす機械が、英語では別の語になっている点がここでの収穫です。

語 辞書の語義の数(英英セクション) 指すもの
washing machine 1個 洗濯機。言えば確実に通じる
washer 2個 1番目は金具のワッシャー、2番目が洗濯機
dryer 2個 1番目は乾かす機械全般、2番目が衣類乾燥機
tumble dryer 1個 衣類乾燥機だけを指す
spin-dryer 1個 脱水機

機械の前で迷ったら、washing machine と dryer の2語を言えば足ります。

出典=Cambridge Dictionary|washing machine/washer/dryer/tumble dryer/spin-dryer(2026年9月20日取得)

detergent・bleach・fabric softener|洗剤まわりの洗濯の英語は3語で足ります

機械の名前の次に必要なのが、そこへ入れるものの名前です。

Cambridge Dictionary で detergent を引くと、英英セクションに語義が1個だけあります。

それは「a chemical substance in the form of a powder or a liquid for removing dirt from clothes, dishes, etc.」です。

粉または液体の形をした、服や食器から汚れを落とすための化学物質、という意味です。

この定義文に食器(dishes)が入っているとおり、detergent は洗濯用にも食器用にも使える広い語です。

洗濯用だと確実に伝えたいときは、laundry detergent と前に laundry を足します。

ただし、現場の掲示では soap という素朴な語も生きています。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの公式のランドリー案内には「Credit and debit cards are now accepted at all laundry locations for washers, dryers and soap vending at most Walt Disney World Resort hotels.」と書かれています。

洗濯機・乾燥機・洗剤の販売機で、クレジットカードとデビットカードが使えるようになった、という案内です。

洗剤の自動販売機が soap vending と呼ばれているので、掲示の中では soap も洗剤を指すと考えてかまいません。

同じページには「Disney Villas with one or more bedrooms have an in-room washer and dryer, along with a complimentary single-use box of laundry detergent.」という一文もあります。

部屋に洗濯機と乾燥機があり、1回分の洗剤が無料で付く、という意味です。

ここでは laundry detergent という言い方が使われています。

漂白剤のほうは bleach です。

Cambridge Dictionary で名詞の bleach を引くと、語義は1個で「a strong chemical used for cleaning things or removing colour from things」です。

物をきれいにしたり、色を抜いたりするための強い化学物質、という意味になります。

柔軟剤は fabric softener です。

この語も英英セクションの語義は1個で、「a liquid that is added when washing clothes, sheets, etc. in order to make them softer」です。

服やシーツを洗うときに足して、柔らかく仕上げるための液体、という説明です。

入れるもの 英語 辞書の語義(英英セクション)
洗剤 detergent/laundry detergent a chemical substance in the form of a powder or a liquid for removing dirt from clothes, dishes, etc.
漂白剤 bleach a strong chemical used for cleaning things or removing colour from things
柔軟剤 fabric softener a liquid that is added when washing clothes, sheets, etc. in order to make them softer

売り場で探すときは、この3語を口に出すより、箱に書いてある語を指さすほうが速く済みます。

Where can I buy laundry detergent?

洗濯用の洗剤はどこで買えますか、という意味です。

この1文があれば、洗剤の置き場所までは連れていってもらえます。

出典=Cambridge Dictionary|detergent/bleach/fabric softener/Walt Disney World Resort|Laundry Services(2026年9月20日取得)

load と spin が読めれば機械は回せます|コインランドリーのパネルを洗濯の英語で読む

機械のパネルに並ぶ英語のうち、日本語の感覚から一番遠いのが load です。

Cambridge Dictionary で名詞の load を引くと、英英セクションに語義が6個並びます。

1番目は「the amount of weight carried, especially by a vehicle, a structure such as a bridge, or an animal」で、車や橋が運ぶ荷重の意味です。

4番目は「the amount of work to be done by a person」で、仕事量の意味になります。

洗濯に効くのは6番目で、「an amount of clothing, etc. that is put in a washing machine to be washed, or that has been taken out of a washing machine after being washed」です。

洗濯機に入れる服のひとかたまり、または洗い終わって取り出した服のひとかたまり、という意味です。

つまり load は「1回分の洗濯物」を数える単位として働きます。

この語義が分かると、次の一文がそのまま使えます。

How many loads is this?

これは何回分になりますか、という意味です。

Can I put all of this in one load?

これを全部1回でまわせますか、という意味です。

1回にどれだけ入れるかは、電気の使い方の話としても公的機関が案内しています。

アメリカのENERGY STARの洗濯機のページには「clothes washers use about the same amount of energy regardless of the size of the load, so run full loads whenever possible」と書かれています。

洗濯機は中身の量にかかわらず同じくらいの電力を使うので、できるだけいっぱいにして回すほうがよい、という案内です。

ここでも load という語が、1回分の洗濯物という意味で使われています。

もう1つのパネル用語が spin です。

Cambridge Dictionary で動詞の spin を引くと、英英セクションに語義が7個並びます。

1番目は「to (cause to) turn around and around, especially fast」で、速く回る、または回す、という意味です。

3番目は「to make thread by twisting fibres」で、繊維をよって糸を作る意味になります。

名詞の spin のほうは語義が4個で、1番目が「the movement of something turning round very quickly」です。

パネルに書いてある spin は、この「速く回る動き」、つまり脱水のことです。

ENERGY STARの同じページには「choose a high spin speed or the extended spin option when appropriate to reduce the amount of remaining moisture in your clothes after washing」という案内もあります。

脱水の回転を速くするか、延長の脱水を選ぶと、洗い上がりに残る水分が減る、という意味です。

続けて「This decreases the amount of time it takes to dry your clothes.」と書かれています。

脱水を強くすると乾燥にかかる時間が短くなる、という順番がここではっきりします。

旅先で乾燥機に入れる時間を1回分減らせるなら、この一行は覚えて帰る価値があります。

すすぎは rinse です。

Cambridge Dictionary で動詞の rinse を引くと、英英セクションに語義が7個並びます。

1番目が「to use water to clean the soap or dirt from something」で、水で石けんや汚れを流す、という意味です。

名詞の rinse は語義が2個で、1番目が「the process of using water to get rid of soap or dirt」です。

パネルの Rinse は、この名詞の1番目の意味で並んでいます。

delicates は「弱い服を入れる枠」です

パネルに delicates と書かれた選択肢があることがあります。

Cambridge Dictionary で delicate を引くと、形容詞の項目に語義が6個並びます。

1番目は「needing careful treatment, especially because easily damaged」で、傷みやすいので丁寧に扱う必要がある、という意味です。

同じページには名詞の項目も立っていて、その語義は「clothing that needs to be washed very carefully because it is easily damaged, for example underwear made of thin material」です。

傷みやすいのでとても慎重に洗う必要がある衣類、たとえば薄い生地の下着、という説明です。

下着・薄手のシャツ・ニットをここに入れると、弱い水流で洗ってくれます。

縮みが心配な服を持っているなら、shrink という語も知っておくと安心です。

Cambridge Dictionary で動詞の shrink を引くと、英英セクションに語義が2個あり、1番目が「to become smaller, or to make something smaller」です。

Will this shrink?

これは縮みますか、という意味です。

しみは stain です。

名詞の stain の語義は英英セクションに3個あり、1番目が「a dirty mark on something that is difficult to remove」です。

落としにくい汚れの跡、という意味になります。

There’s a stain here. Can you get it out?

ここにしみがあります、落とせますか、という意味です。

パネルの表示 何の工程か 辞書で確かめた語義(英英セクション)
Load 1回分の洗濯物 名詞の6番目=an amount of clothing, etc. that is put in a washing machine to be washed
Rinse すすぎ 名詞の1番目=the process of using water to get rid of soap or dirt
Spin 脱水 名詞の1番目=the movement of something turning round very quickly
Delicates 弱い服の枠 名詞=clothing that needs to be washed very carefully because it is easily damaged

出典=Cambridge Dictionary|load/spin/rinse/delicate/shrink/stain/ENERGY STAR|Clothes Washers(2026年9月20日取得)

ホテルで洗濯を頼むときの英語|laundry service・same-day・valet laundry の3語

自分で洗わずに済ませたいときは、ホテルの仕組みに乗ります。

ここで効くのが same-day という語です。

Cambridge Dictionary で same-day を引くと、英英セクションに語義が1個あります。

それは「used for describing services that can be provided or completed on the same day that they are asked for」です。

頼んだその日のうちに提供または完了できるサービスを表す語、という意味になります。

ビジネス英語のセクションにも語義が1個あり、「used to describe a service that is provided on the same day that it is ordered」と書かれています。

つまり same-day laundry と言えば、その日のうちに返ってくる洗濯という意味がそのまま伝わります。

実際のホテルの案内も、この語をそのまま使っています。

1 Hotel Nashville の公式のランドリー案内には「Same day Service available Monday through Friday. Please request pickup by 8am for a return by 5pm.」と書かれています。

当日仕上げは月曜から金曜で、午前8時までに引き取りを頼めば午後5時に返る、という案内です。

当日仕上げには締め切り時刻がある、というのがここで読み取れる一番大事なところです。

同じページでは、サービスが3つの区分に分かれています。

Launder and Press、Launder and Fold、Dry Cleaning の3つです。

Launder and Press は洗ってアイロンをかけて返す区分で、Launder and Fold は洗ってたたんで返す区分です。

依頼の仕方についても「Request pickup by calling the front desk on your in room phone or through the 1 Hotels mobile app under Service Requests.」と書かれています。

部屋の電話でフロントに電話するか、アプリから頼む、という案内です。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの公式案内にも、同じ構造の説明があります。

そこには「Walt Disney World Resort hotels also offer dry cleaning and valet laundry services. Select ‘Housekeeping’ on your in-room phone to schedule a pick-up.」と書かれています。

ドライクリーニングと valet laundry のサービスがあり、部屋の電話で Housekeeping を選んで引き取りを頼む、という意味です。

valet laundry という言い方は、部屋まで取りに来て部屋まで返してくれる形のサービスを指して使われています。

支払いについても「Services are charged to your room and are payable at the Front Desk upon checkout.」と書かれています。

部屋付けになり、チェックアウトのときにフロントで払う、という案内です。

この2つの公式案内から、頼むときの言い方は次の形に落ちます。

I’d like to use the laundry service.

ランドリーサービスを使いたいのですが、という意味です。

Is same-day service available today?

今日中の仕上げは頼めますか、という意味です。

Could someone pick it up from my room?

部屋まで取りに来てもらえますか、という意味です。

press と iron の違いも辞書で確かめました

Launder and Press の press は、アイロンをかけることです。

Cambridge Dictionary で動詞の press を引くと、英英セクションに語義が8個並びます。

その2番目が「to make clothes smooth by ironing them」で、アイロンをかけて服をなめらかにする、という意味です。

名詞の press にも語義が8個あり、7番目が「the act of making cloth smooth with an iron」です。

道具そのものは iron です。

Cambridge Dictionary で名詞の iron を引くと、英英セクションに語義が6個並びます。

1番目は「a common, strong, greyish-coloured metal that is a chemical element. It is used in making steel」で、金属の鉄のことです。

アイロンの意味は3番目で、「a piece of equipment for making clothes flat and smooth that has a handle and a flat base and is usually heated with electricity」です。

動詞の iron の語義は1個だけで、「to make clothes flat and smooth using an iron」です。

つまり press と iron は、どちらを使っても同じ作業を指せます。

部屋にアイロンがあるかを聞くなら、次の一文で済みます。

Is there an iron in the room?

部屋にアイロンはありますか、という意味です。

干す動作は hang を使います。

Cambridge Dictionary で動詞の hang を引くと、英英セクションに語義が10個も並びます。

1番目が「to fasten or support something at the top leaving the other parts free to move, or to be held in this way」で、上のほうを留めて、残りを自由にぶら下げる、という意味です。

この1番目の意味が、そのまま洗濯物を干す動作にあたります。

出典=Cambridge Dictionary|same-day/press/iron/hang/1 Hotel Nashville|Laundry Services/Walt Disney World Resort|Laundry Services(2026年9月20日取得)

dry clean と professionally dry clean は別物です|アメリカ政府が決めた洗濯の英語の表示ルール

服のタグに書いてある英語は、書き手の気分で決まっているわけではありません。

アメリカでは、連邦取引委員会(FTC)のCare Labeling Ruleという規則が、何をどう書くかを決めています。

この規則は事業者に対して「provide complete instructions about regular care for the garment, or provide warnings if the garment cannot be cleaned without harm」を求めています。

通常の手入れの方法を完全に示すか、傷まずに洗えないなら警告を出すか、どちらかをしなさい、という意味です。

まずドライクリーニングの書き方が2種類に分かれている点が、旅先でも効いてきます。

単に Dryclean と書けるのは、どの溶剤でもよく「the normal drycleaning process can be used…with no modifications」の場合です。

つまり、通常のドライクリーニングの工程を何も変えずに使える、という意味になります。

一方 Professionally dryclean と書くのは「when the normal drycleaning process must be modified」の場合です。

通常の工程に手を加える必要があるときで、そのときは必要な変更点も一緒に書くことになっています。

タグに professionally という語が付いていたら、それは「専門店でないと扱えない服」という合図です。

ホテルのランドリーに出すときも、この語が付いた服だけは別に伝えておくと安心です。

漂白の書き方も決まっています。

どの漂白剤でも安全なら、何も書かなくてよいことになっています。

塩素系以外の漂白剤だけが使えるときは「Only non-chlorine bleach, when needed」と書きます。

どの漂白剤も使えないときは「No bleach」または「Do not bleach」と書きます。

つまり、タグに漂白の記述が何も無いのは、書き忘れではなく「どれでもよい」という意味です。

洗い方についても、書くべき要素が決まっています。

まず「whether the product should be washed by hand or machine」、手洗いか機械洗いかを示します。

水温は「if regular use of hot water will harm the product」、熱いお湯を普通に使うと傷む場合にだけ書きます。

水温の指定が無いタグは、温度を選ばなくてよい服だということになります。

乾燥については「whether the product should be dried by machine or another method」を示し、温度は高温で傷むときだけ書きます。

アイロンは「if a product needs repeated ironing」、繰り返しアイロンが必要な場合に書き、温度は熱い鉄で傷むときだけ添えます。

警告の言い方も決まっていて、「Do not」「No」「Only」といった語を使うことになっています。

タグの表記 規則上の意味
Dryclean 通常のドライクリーニング工程をそのまま使える
Professionally dryclean 通常の工程に変更が必要。変更点も併記される
Only non-chlorine bleach, when needed 塩素系以外の漂白剤だけが使える
No bleach/Do not bleach 漂白剤は使えない
漂白の記述なし どの漂白剤でも安全
水温の記述なし 熱いお湯で傷む服ではない

記号については、事業者は文字の代わりに規格化された記号を使ってもよいとされています。

ただしFTCの案内によれば、記号の使用はあくまで任意です。

辞書のほうでも、ドライクリーニングの語は分かれています。

Cambridge Dictionary で dry-clean を引くと、英英セクションの語義は1個で「to clean clothes, etc. with chemicals, not water」です。

水ではなく薬品で服をきれいにする、という意味です。

名詞の dry-cleaning のほうは語義が2個あります。

1番目が「the process of cleaning clothes, etc. using chemicals, not washing them with water」で、工程そのものを指します。

2番目が「clothes or other things that are going to be, or have been dry-cleaned」で、出す服・受け取る服そのものを指します。

laundry と同じで、工程と物の両方を1語で受ける形です。

I’d like to pick up my dry-cleaning.

出したクリーニングを受け取りたいのですが、という意味です。

出典=FTC|Clothes Captioning: Complying with the Care Labeling Rule/Cambridge Dictionary|dry-clean/dry-cleaning(2026年9月20日取得)

洗濯表示の記号は世界共通です|日本の洗濯表示と英語の言葉をつなぐ

言葉が読めなくても、記号なら読める場面があります。

日本の洗濯表示は、消費者庁が公表しているとおり、日本産業規格のJIS L0001に沿った記号になっています。

この規格は、消費者庁の説明によれば「繊維製品のケアの表示に使用すること、繊維製品の洗濯などの取扱いを行う間に回復不可能な損傷を起こさない最も厳しい処理・操作に関する情報を提供することを目的」としています。

つまり記号が示しているのは「ここまでなら壊れない」という上限であって、推奨ではありません。

記号の構成もはっきりしています。

消費者庁のページには「5個の基本記号、及び基本記号と組み合わせて用いる幾つかの付加記号で構成する」と書かれています。

5つの基本記号は、洗濯処理が洗濯おけの形、漂白処理が三角形、乾燥処理が正方形、アイロン仕上げ処理がアイロンの形、商業クリーニング処理が円です。

並べる順番も決まっていて、「処理記号は、洗濯、漂白、乾燥、アイロン仕上げ、商業クリーニングの順に並べる」とされています。

タグの左から順に、洗う・漂白する・乾かす・アイロンをかける・店に出す、と読めばよいということです。

付加記号の読み方も1行で済みます。

「記号の下の一本線は、下線のない同じ記号で示される処理よりも弱い処理を表す」とあり、二本線は非常に弱い処理を表します。

基本記号に重ねた×印は、その処理ができないこと、つまり禁止を表します。

この×の読み方は、FTCの規則が定める「Do not」「No」という言葉の警告と、まったく同じ役割をしています。

乾燥のところが、英語の tumble dry とつながります。

消費者庁の説明では、正方形に内接円のある記号がタンブル乾燥処理を表します。

ドット1個が低温乾燥で「排気温度の上限は最高60°C」、ドット2個が高温乾燥で「排気温度の上限は最高80°C」です。

タンブル乾燥ができない服には、正方形に内接円の記号へ×が重ねられます。

英語のタグに Do not tumble dry と書いてある服は、この記号と同じことを言葉で言っているだけです。

自然乾燥の記号も、線の向きで読み分けます。

消費者庁の説明によれば、縦の一本線が脱水後のつり干し、横の一本線が脱水後の平干しです。

縦の二本線が脱水をしないぬれつり干し、横の二本線が脱水をしないぬれ平干しになります。

斜めの一本線は日陰干しを表し、ほかの自然乾燥の記号と組み合わせて使われます。

商業クリーニングの円の記号は、ドライクリーニングとウエットクリーニングの両方を表します。

パークロロエチレンなどでのドライクリーニング、石油系溶剤でのドライクリーニング、ウエットクリーニング、そして禁止、という区別が付加記号で表されます。

なお、JIS L0001は令和6年8月20日に改正され、繊維製品品質表示規程もあわせて改正されています。

付記用語についても、消費者庁のページは触れています。

記号で表せない情報は、記号の近くに言葉で書いてよいとされ、例として「洗濯ネット使用」「裏返しにして洗う」「弱く絞る」「あて布使用」が挙げられています。

基本記号 何の処理か 英語のタグでの言い方
洗濯おけ 洗濯処理(手洗いまたは洗濯機) Machine wash/Hand wash
三角形 漂白処理 Do not bleach/Only non-chlorine bleach, when needed
正方形 乾燥処理(タンブル乾燥と自然乾燥) Tumble dry/Do not tumble dry
アイロンの形 アイロン仕上げ処理 Iron/Do not iron
円 商業クリーニング処理 Dryclean/Professionally dryclean/Do not dryclean

右の列は、FTCの規則で定められた言い方から取っています。

記号と英語の言葉は、別の体系ではなく、同じことを2通りで書いているだけです。

日本のタグの読み方を知っていれば、英語のタグも半分は読めている、ということになります。

出典=消費者庁|新しい洗濯表示/消費者庁|洗濯表示(令和6年8月20日以降)/FTC|Clothes Captioning: Complying with the Care Labeling Rule(2026年9月20日取得)

洗濯のときに相手が言ってくる英語と、聞き取れなかったときの逃げ方

こちらの文が言えても、返ってくる文が聞き取れないと会話は止まります。

返ってくる文は、だいたい3種類しかありません。

1つ目は、場所を教える文です。

It’s on the second floor, at the end of the hall.

2階の廊下の突き当たりです、という意味です。

2つ目は、時刻を伝える文です。

It’ll be ready by five.

5時までに仕上がります、という意味です。

3つ目は、こちらに選ばせる文です。

Do you want it washed and folded, or washed and pressed?

洗ってたたむのと、洗ってアイロンをかけるのと、どちらにしますか、という意味です。

この3つ目は、1 Hotel Nashville の公式案内にあった Launder and Fold と Launder and Press の区分をそのまま口で聞いているだけです。

区分の名前を先に知っていれば、耳で拾うのはぐっと楽になります。

それでも聞き取れないときは、無理に推測しないほうが安全です。

Sorry, could you say that again more slowly?

すみません、もう一度ゆっくり言ってもらえますか、という意味です。

Could you write down the time, please?

時刻を書いてもらえますか、という意味です。

洗濯の話でいちばん取り違えたくないのは時刻なので、時刻だけは書いてもらう形にすると事故が減ります。

洗濯の英語でやらないほうがいい聞き方

長い文を作ろうとするほど、返ってくる文も長くなります。

たとえば「洗濯機を使いたいのですが、それはどこにあって、いくらかかって、何時まで使えますか」を一度に聞こうとすると、答えも3つまとめて返ってきます。

そうなると、3つとも聞き取れないまま終わります。

1回の質問で聞くことを1つに絞ると、答えも1つで返ってきます。

もう1つ避けたいのが、Can you wash this? という聞き方です。

この文は「あなたが洗えますか」と、目の前の人の能力を聞いている形になります。

サービスとして頼むなら、Is there a laundry service? のほうが角が立ちません。

人に向けるか、仕組みに向けるかで、同じ用件でも受け取られ方が変わります。

洗濯の英語についてよくある質問

launderette と Laundromat はどちらを使えばいいですか

どちらでも意味は通ります。

Cambridge Dictionary では、この2語に同じ定義文「a place where you pay to use machines that wash and dry clothes」が当てられています。

launderette はイギリス英語のセクション、Laundromat はアメリカ英語向けのセクションに載っています。

どちらも思い出せないときは、laundry place や coin laundry と言えば、ほぼ伝わります。

洗濯機は washing machine と washer のどちらで言えばいいですか

確実に伝えたいなら washing machine です。

Cambridge Dictionary で washing machine を引くと語義は1個しかなく、洗濯機以外の意味を持ちません。

washer のほうは語義が2個あり、1番目がねじや配管にはさむ金属のリングの意味です。

会話の流れがはっきりしていれば washer でも通じますが、迷ったら長いほうを選んでおくと安全です。

「乾燥機で乾かさないでください」はどう言えばいいですか

Please don’t put this in the dryer. で足ります。

タグの表記に合わせるなら、Do not tumble dry という書き方がそのまま使えます。

日本の洗濯表示でも、正方形に内接円の記号に×を重ねた形が同じ意味を表します。

言葉が出てこないときは、服のタグのその記号を指さすほうが確実です。

ホテルで「今日中に返してほしい」はどう言いますか

Is same-day service available today? が短くて確実です。

Cambridge Dictionary によれば、same-day は「頼んだその日のうちに提供または完了できるサービス」を表す語です。

ただし当日仕上げには締め切り時刻があります。

1 Hotel Nashville の公式案内では、午前8時までに引き取りを頼めば午後5時に返る、と案内されています。

朝のうちに頼めるかどうかが分かれ目になります。

縮みやすい服を預けるとき、何と伝えればいいですか

Will this shrink? と聞くのがいちばん短い形です。

Cambridge Dictionary で shrink を引くと、動詞の1番目の語義が「to become smaller, or to make something smaller」です。

もう一歩踏み込むなら、Could you wash this as a delicate? と頼む手もあります。

delicate には名詞の項目があり、「傷みやすいのでとても慎重に洗う必要がある衣類」という語義が載っています。

この1文だけ覚えて帰ってください|洗濯の英語のまとめ

この記事で並べた語は26語ありますが、口から出すのは1文で足ります。

Where can I do laundry?

どこで洗濯ができますか、という意味です。

この文を選ぶ理由は3つあります。

1つ目は、laundry が「洗濯物そのもの」を指す語なので、機械の名前も場所の名前も知らなくていいからです。

2つ目は、相手が答えを場所で返してくれるので、聞き取るのが地名か階数か方向だけで済むからです。

3つ目は、この文がホテルでも街の店でも空港でも、そのまま同じ形で使えるからです。

人に洗ってもらいたいときだけ、Is there a laundry service? に差し替えます。

機械の前で止まったら、パネルの Load と Spin と Rinse の3語を思い出してください。

覚える文は1つ、そこに差し替えが1つ、パネルの語が3つ、これで旅先の洗濯は回ります。

旅の途中でスーツケースの底を気にする時間が、少しでも短くなればうれしいです。

この記事で開いたページの一覧

この記事を書きながら、実際に開いて中身を読んだページだけを並べます。

出典 何を確かめたか
Cambridge Dictionary|laundry 英英2個・アメリカ英語2個・ビジネス英語1個の語義と、その内容
wash/washing 動詞 wash の語義5個と、名詞 washing の語義2個
launderette/Laundromat 2語の定義文が同じであることと、見出しが大文字のLで始まること
washing machine/washer 語義の数と、washer の1番目が金具であること
dryer/tumble dryer/spin-dryer 乾燥機と脱水機が別の語で立っていること
detergent/bleach/fabric softener 洗剤・漂白剤・柔軟剤の語義
load/spin/rinse パネルに出る語の語義と、load の6番目が洗濯1回分であること
delicate/shrink/stain 弱い服・縮み・しみを指す語の語義
dry-clean/dry-cleaning/dry ドライクリーニングの語が工程と物の両方を指すこと
same-day/press/iron/hang 当日仕上げ・アイロン・干す動作の語義
FTC|Clothes Captioning: Complying with the Care Labeling Rule Dryclean と Professionally dryclean の違い、漂白と水温と警告語の書き方
消費者庁|新しい洗濯表示 洗濯表示がJIS L0001の記号であることと、令和6年8月20日の改正
消費者庁|洗濯表示(令和6年8月20日以降) 基本記号5個・付加記号の意味・並べる順番・タンブル乾燥の上限温度・付記用語
ENERGY STAR|Clothes Washers load の使われ方と、脱水を強くすると乾燥時間が短くなること
1 Hotel Nashville|Laundry Services 当日仕上げの締め切り時刻と、Launder and Press/Launder and Fold/Dry Cleaning の区分
Walt Disney World Resort|Laundry Services laundry room・soap vending・valet laundry という実際の表記

すべて2026年9月20日に取得しています。

ホテルの受付時間やサービスの内容は変わることがあるので、預ける前には滞在先の案内で最新の情報を確かめてください。

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