海外の郵便局で、箱を抱えて列に並んでいるとします。
前の人が終わって、カウンターの向こうの職員がこちらを見ます。
その瞬間、頭の中が真っ白になります。
日本語なら「これ、日本に送りたいんですけど」の一言で済む用事が、英語だと最初の1語が出てきません。
つまずく理由は、実ははっきりしています。
荷物の呼び名が、国によって parcel と package に割れているからです。
学校で習ったのはどちらか一方で、目の前の職員が使うのはもう一方、ということが起こります。
そこで今回は、Cambridge Dictionary の英英欄と米語欄を、郵便に関わる語ごとに1つずつ突き合わせました。
あわせて、USPS(アメリカ合衆国郵便公社)のページを4枚開いて、税関の書類と送れないものを確かめています。
この記事に書いてあるのは、実際に開けたページに書いてあったことだけです。
イギリスの郵便事業者のサイトは、2026年9月17日の取得時点で HTTP 403 が返り、こちらから開くことができませんでした。
ですので、イギリス側の話はすべて Cambridge Dictionary の英英欄だけを根拠にしています。
郵便局 英語は「post office」と “I’d like to send this to Japan.” の2つで足ります|先に結論
結論から書きます。
建物の名前は post office、窓口で言う1文は “I’d like to send this to Japan.”、この2つを持っていけば用は足ります。
荷物の呼び名で迷う必要はありません。
this と言いながら箱をカウンターに置けば、それが荷物であることは相手に伝わるからです。
Hi. I’d like to send this to Japan.
「こんにちは。これを日本に送りたいのですが」という意味です。
Cambridge Dictionary で post office を引くと、英英欄には「a place where stamps are sold and from where letters and parcels are sent」と書かれていました。
切手が売られていて、手紙と荷物が送り出される場所、という意味です。
同じページの米語欄には「a place where you can mail letters or packages and buy stamps」と書かれていました。
同じ建物の説明なのに、英英欄では parcels、米語欄では packages と、荷物を指す語が入れ替わっています。
この入れ替わりが、日本人が郵便局の英語で固まる正体です。
だからこそ、最初の1文では荷物の呼び名を使わないほうが安全です。
| 状況 | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 箱を持っている | Hi. I’d like to send this to Japan. | これを日本に送りたいのですが |
| 手紙・はがきだけ | Hi. I’d like to send this letter to Japan. | この手紙を日本に送りたいのですが |
| 切手だけ買いたい | Hi. I just need stamps, please. | 切手だけほしいのですが |
| どの窓口か分からない | Excuse me, where do I line up for international mail? | 国際郵便はどこに並べばいいですか |
出典=Cambridge Dictionary|post office(2026年9月17日取得)
parcelとpackageで呼び名が変わる|郵便局 英語がいちばんぐらつくところ
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
Cambridge Dictionary は、1つの見出し語のページの中に、英英欄と米語欄を別のセクションとして並べています。
そこで、郵便に関わる語を並べて、2つの欄が荷物をどう呼んでいるかを数えました。
| 見出し語 | 英英欄の語義に出てくる語 | 米語欄の語義に出てくる語 |
|---|---|---|
| post office | letters and parcels | letters or packages |
| airmail | letters and parcels by aircraft | letters and packages by aircraft |
| the letters, etc. | the letters and packages | |
| parcel | an object or collection of objects wrapped in paper | an object or collection of objects wrapped in paper; a package |
| postage | letters and parcels | letters and parcels |
| stamp | a letter or package | a package or envelope |
上から4行を見ると、きれいに parcel と package が入れ替わっています。
とくに parcel の米語欄は、語義の末尾に「a package」と言い直しを足していました。
つまり米語欄は、parcel という語を package で説明し直さないと通じにくい、と考えているわけです。
ここまでなら「イギリスは parcel、アメリカは package」で話が終わります。
ところが表の下2行は、その線からはみ出しました。
postage は英英欄も米語欄も「letters and parcels」で、まったく同じ語を使っていました。
stamp にいたっては、英英欄のほうが「a letter or package」と package を使っていました。
ですので「イギリスは parcel だけ、アメリカは package だけ」と覚えてしまうと、辞書の実際の書きぶりとは合いません。
正確に言うなら、こうなります。
どちらの語も両方の国で通じ、ただし「その国でまず口をついて出る側」が違う、という差です。
窓口で職員が package と言ってきても、あなたが parcel と返して話が止まることはありません。
逆も同じです。
それでも気になるなら、荷物を指すときは this を使ってしまうのがいちばん速い解決です。
| 言いたいこと | 迷わない言い方 | 意味 |
|---|---|---|
| これを送りたい | I’d like to send this. | これを送りたいのですが |
| 箱が2つある | I have two of these. | これが2つあります |
| 箱をください | Do you sell boxes here? | ここで箱は売っていますか |
| 詰め直したい | Can I repack it here? | ここで詰め直してもいいですか |
出典=Cambridge Dictionary|parcel/package/postage/stamp(すべて2026年9月17日取得)
post officeと本局(main post office)|郵便局 英語で建物の大きさを言い分ける
郵便局と一口に言っても、海外では規模がかなり違います。
街角の小さな窓口では、国際小包を受け付けていないことがあります。
そこで覚えておきたいのが、本局を指す main post office という言い方です。
Where is the main post office?
「本局はどこですか」という意味です。
Cambridge Dictionary の post office には、もう1つ語義が載っていました。
英英欄の2つ目が「the organization in many countries, including the UK, that is in charge of collecting and delivering the post」です。
つまり post office には、建物を指す使い方と、郵便を集めて配る組織そのものを指す使い方の2つがあります。
イギリスで The Post Office と大文字で書かれていたら、それは近所の建物ではなく組織の名前です。
道を聞くときに the をつけて The Post Office と発音しても、まず建物として受け取ってもらえます。
ただ、確実に建物の話をしたいなら a post office と言うほうが誤解がありません。
| 言いたいこと | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 近くの郵便局を探す | Is there a post office near here? | この近くに郵便局はありますか |
| 本局を探す | Where is the main post office? | 本局はどこですか |
| 国際郵便を扱うか確かめる | Do you handle international shipping here? | ここで国際郵便は扱っていますか |
| 営業時間を聞く | What time do you close today? | 今日は何時に閉まりますか |
| 窓口の場所を聞く | Which counter should I go to? | どの窓口に行けばいいですか |
なお、窓口そのものは counter か window と呼ばれます。
番号札の機械がある郵便局では、まず take a number と言われることがあります。
これは「番号札を取ってください」という意味です。
窓口で最初に言う1文|郵便局 英語はこの順番で口に出す
窓口でうまくいかない人は、たいてい語彙が足りないのではありません。
言う順番が決まっていないだけです。
郵便局の窓口で言うことは、あいさつ・用件・行き先、この3つを順番に並べるだけで組み上がります。
まずあいさつです。
Hi. / Good morning.
「こんにちは」「おはようございます」にあたります。
次に用件です。
I’d like to send this.
「これを送りたいのですが」という意味です。
最後に行き先です。
To Japan, please.
「日本へお願いします」という意味です。
この3つを続けて言うと “Hi. I’d like to send this to Japan.” という、そのまま使える1文になります。
大事なのは、全部を一息で言おうとしないことです。
バラバラに区切って言っても、郵便局の窓口では何ひとつ困りません。
職員は1日に何十件も同じ用件を受けているので、こちらが言い切る前に先回りして聞いてきます。
Cambridge Dictionary の post を引くと、英英欄には動詞の語義として「to send a letter or parcel by post」が載っていました。
同じ英英欄には名詞と動詞と接頭辞を合わせて20個の語義が並んでいて、郵便と無関係なものも多く含まれます。
たとえば「a job in a company or organization」、つまり職・ポストの意味です。
post は意味が広がりすぎている語なので、窓口では動詞として使わず、send で通すほうが安全です。
| 場面 | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| あいさつ | Hi. / Good morning. | こんにちは/おはようございます |
| 用件 | I’d like to send this. | これを送りたいのですが |
| 行き先 | To Japan, please. | 日本へお願いします |
| まとめて言う | Hi. I’d like to send this to Japan. | これを日本に送りたいのですが |
| 急ぎだと伝える | I’d like the fastest option, please. | いちばん速い方法でお願いします |
| 安さを優先する | I’d like the cheapest option, please. | いちばん安い方法でお願いします |
出典=Cambridge Dictionary|post(2026年9月17日取得)
窓口できまって聞かれる3つ|中身・重さ・速さを郵便局 英語で答える
最初の1文を言い終えると、ここから質問が飛んできます。
聞かれる内容は、だいたい3つに絞られます。
中身は何か、重さはどれくらいか、どれくらい速く届けたいか、この3つです。
1つ目の中身から見ていきます。
What’s inside?
「中身は何ですか」という意味です。
What are the contents? と聞かれることもありますが、どちらも同じことを聞いています。
答えるときは、単語を1つ言うだけで足ります。
Clothes and some snacks.
「服とお菓子です」という意味です。
2つ目は重さです。
こちらは How much does it weigh? と聞かれることもありますが、多くの場合は職員がその場ではかりに載せます。
ですので、答えを用意しておく必要はありません。
3つ目が速さです。
How fast do you need it there?
「どれくらい速く届けたいですか」という意味です。
ここで「安いほう」か「速いほう」かを答えれば、職員が該当するサービスを選んでくれます。
この3つに答えられれば、郵便局の窓口で言うことは9割が終わります。
| 相手が言ってくる英語 | 聞かれていること | 返す英語 |
|---|---|---|
| What’s inside? | 中身 | Clothes. / Documents. / Snacks. |
| What are the contents? | 中身(言い方違い) | Just some gifts. |
| Is there anything fragile? | こわれ物の有無 | No. / Yes, there’s a cup inside. |
| Any liquids or batteries? | 液体や電池の有無 | No, nothing like that. |
| How fast do you need it there? | 速さ | The cheapest one is fine. / As fast as possible. |
| Do you want tracking? | 追跡の要否 | Yes, please. / No, thank you. |
| Would you like insurance? | 保険の要否 | Yes, please. / No, thank you. |
中身を言うときの語も並べておきます。
| 中身 | 英語 | ひとこと |
|---|---|---|
| 書類 | documents | いちばん手続きが軽くなる中身 |
| 衣類 | clothes | clothing でも通じます |
| お菓子 | snacks | 食品なら food と言い換えられます |
| おみやげ | souvenirs | gifts でも構いません |
| 本 | books | 重いので料金が上がりやすい中身です |
| 化粧品 | cosmetics | 液体扱いになることがあります |
| こわれ物 | fragile items | Cambridge の語義は easily damaged or broken |
fragile は「フラジャイル」ではなく、英英欄の発音表記が /ˈfrædʒ.aɪl/ となっていて、後半が「アイル」です。
米語欄の表記は /ˈfrædʒ·əl/ で、後半が弱くなっています。
箱に FRAGILE と貼ってほしいときは、こう言います。
Could you put a fragile sticker on it?
「こわれ物のシールを貼ってもらえますか」という意味です。
出典=Cambridge Dictionary|fragile(2026年9月17日取得)
航空便と船便|airmailとsurface mailという郵便局 英語の分かれ道
速さを聞かれたときに、選択肢の名前を知っていると話が速くなります。
大きく分けると、空を飛ぶか飛ばないかの2つです。
Cambridge Dictionary の airmail は、英英欄が「a system of sending letters and parcels by aircraft」でした。
米語欄は「a system of sending letters and packages by aircraft」です。
飛行機で手紙と荷物を送るしくみ、という意味になります。
一方の surface mail は、英英欄が「a way of sending letters, parcels, etc. by road, sea, or train and not by aircraft」でした。
陸路・海路・鉄道で送り、飛行機は使わない方法、という意味です。
日本語で「船便」と言いますが、英語の surface mail は船に限らず、道路と鉄道も含みます。
ここは、日本語からそのまま訳すとずれるところです。
なお surface mail のページには、米語欄のセクションがありませんでした。
英英欄とビジネス英語欄の2つだけで、米語欄が立っていない語です。
では、アメリカの窓口ではどう言うのでしょうか。
USPS の国際郵便のページを開くと、サービスの名前がそのまま並んでいました。
| USPSのサービス名 | ページに書かれていた目安 | どんなとき |
|---|---|---|
| Priority Mail Express International | 3–5 business days | いちばん急ぐとき |
| Priority Mail International | 6–10 business days | 荷物を普通に送るとき |
| First-Class Package International Service | varies by destination(行き先による) | 軽い小包を安く送るとき |
つまりアメリカの窓口では、airmail や surface mail ではなく、このサービス名そのものが飛んできます。
サービス名を聞き取れなくても困りません。
速いか安いかだけ答えれば、あとは職員が選んでくれるからです。
| 言いたいこと | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 空で送りたい | Airmail, please. | 航空便でお願いします |
| 安ければ遅くていい | I don’t mind if it’s slow. Just the cheapest, please. | 遅くてもいいので、いちばん安いのを |
| 日数を聞く | How long does it take to Japan? | 日本まで何日かかりますか |
| 選択肢を聞く | What are my options? | どんな選び方がありますか |
| 値段を聞く | How much is each one? | それぞれいくらですか |
出典=Cambridge Dictionary|airmail/surface mail/USPS|International Mail & Shipping Services(すべて2026年9月17日取得)
追跡と保険|tracking numberとinsuranceを郵便局 英語で頼む
荷物を送ったあとで不安になるのが、いま荷物がどこにあるかです。
これを解決するのが tracking number、つまり追跡番号です。
Cambridge Dictionary で tracking を引くと、英英欄に5つの語義が並んでいました。
郵便に関係する語義は3番目で、「the use of electronic equipment to check where things such parcels or goods that are being sent somewhere are」と書かれています。
送られている荷物や商品がどこにあるかを、電子機器で確かめること、という意味です。
ちなみに1番目の語義は「the act of putting students with similar abilities in a group and teaching them together」でした。
同じくらいの学力の生徒をまとめて教える、いわゆる習熟度別のクラス分けです。
郵便とはまったく関係のない意味が、辞書では先に来ています。
窓口で追跡をつけたいときは、こう言います。
Does this come with tracking?
「これには追跡がついていますか」という意味です。
次に保険です。
Cambridge Dictionary の insurance は、英英欄の1つ目が「an agreement in which you pay a company money and they pay your costs if you have an accident, injury, etc.」でした。
お金を払っておいて、事故があったときに費用を払ってもらう取り決め、という意味です。
USPS の国際郵便のページには「You can buy Registered Mail® service to most countries」と書かれていました。
ほとんどの国あてに Registered Mail を追加で買える、という案内です。
日本語の「書留」にあたる言い方です。
最後に、控えの紙を必ず受け取ってください。
この紙が receipt です。
receipt の発音表記は英英欄が /rɪˈsiːt/ で、つづりに入っている p を読みません。
「レシート」と読めば通じるので、つづりを見て発音を作り直さないほうが安全です。
| 言いたいこと | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 追跡がつくか聞く | Does this come with tracking? | 追跡はついていますか |
| 追跡を足す | Can I add tracking? | 追跡をつけられますか |
| 保険を足す | Can I add insurance? | 保険をつけられますか |
| 書留にする | I’d like to send it registered, please. | 書留でお願いします |
| 控えをもらう | Could I have a receipt? | 控えをもらえますか |
| 番号の場所を聞く | Where is the tracking number on this? | 追跡番号はこのどこに書いてありますか |
出典=Cambridge Dictionary|tracking/insurance/receipt/USPS|First-Class Mail International(すべて2026年9月17日取得)
税関告知書(customs declaration form)に何を書くか|USPSの公式ページを開いて確かめました
海外から荷物を送るときに、いちばん時間がかかるのがこの紙です。
税関告知書、英語では customs declaration form と呼ばれます。
USPS の国際郵便のページには、はっきりこう書かれていました。
You must fill out a customs form to ship a package to another country.
「他国へ小包を送るには税関の書類に記入しなければならない」という意味です。
さらに税関書類のページを開くと、書く内容が項目ごとに並んでいました。
そこに書かれていたのは、次のとおりです。
| 書く欄 | ページに書かれていたこと | 日本語で言うと |
|---|---|---|
| 差出人 | Complete First Name and Last Name と住所・連絡先を略さずに書く | 自分の名前と住所(省略しない) |
| 受取人 | 差出人と同じ書き方のきまり | 相手の名前と住所(省略しない) |
| 品名 | detailed, clear, and specific であること | ざっくりしたカテゴリではなく具体的に |
| 金額 | A separate and specific value for all items | 品物ごとに金額を分けて書く |
| 重さ | Total gross weight of the package and the unit | 小包全体の重さと単位 |
| HSコード | USPS will provide an HS Code during processing | 処理のときにUSPS側が付ける |
いちばんつまずくのが品名の欄で、gift や goods のようなざっくりした語では足りません。
ページには detailed, clear, and specific と書かれていました。
くわしく、はっきり、具体的に、という意味です。
ですので「cotton T-shirts」「chocolate snacks」のように、素材や種類まで書くほうが通りやすくなります。
同じページには、書類の番号も書かれていました。
For Priority Mail Express International® and all other USPS international services, including APO/FPO/DPO mail, use PS Form 2976-R, and take your package to the counter for the clerk to create the label.
PS Form 2976-R を使い、荷物を窓口に持っていって職員にラベルを作ってもらう、という案内です。
つまり自分で完璧に書き上げる必要はなく、窓口で職員と一緒に作る形が想定されています。
もう1つ、書類が要らない場合も書かれていました。
You do not need a customs form if you’re sending First-Class Mail International® that weighs under 15.994 oz.
15.994オンス未満の First-Class Mail International なら税関書類は不要、という意味です。
はがきや薄い手紙が、ここに当たります。
言葉のほうも確かめておきます。
Cambridge Dictionary の declare は、英英欄の2つ目が「to officially tell someone the value of goods you have bought, or the amount of money you have earned because you might have to pay tax」でした。
税を払うかもしれないので、買った物の価値や稼いだ額を公式に伝えること、という意味です。
declare は「宣言する」と覚えていると意味が遠く感じますが、郵便と税関では「金額を申告する」が中心です。
customs のほうも見ておきます。
英英欄には語義が1つだけあり、「the place at a port, airport, or border where travellers’ bags are looked at to find out if any goods are being carried illegally」でした。
港・空港・国境で、荷物を調べる場所そのものを指しています。
米語欄には語義が2つあり、1つ目が「money paid to the government when you take particular goods from one country to another」でした。
つまり customs には「調べる場所」と「払う税そのもの」の2つの顔があり、どちらの意味で言われているかは文脈で決まります。
| 言いたいこと | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 書類の書き方を聞く | Could you help me fill this out? | これの書き方を教えてもらえますか |
| 品名の書き方を聞く | What should I write here? | ここには何を書けばいいですか |
| 贈り物だと伝える | It’s a gift for my family. | 家族への贈り物です |
| 金額を伝える | It’s about thirty dollars in total. | 全部で30ドルくらいです |
| 売り物ではないと伝える | It’s not for sale. | 売り物ではありません |
| 書類が要るか聞く | Do I need a customs form for this? | これに税関の書類は要りますか |
出典=USPS|Customs Forms/USPS|International Mail & Shipping Services/Cambridge Dictionary|declare/customs(すべて2026年9月17日取得)
切手を買ってポストに入れる|郵便局 英語のstampとmailbox・postbox
旅先からはがきを1枚出したいだけ、ということもあります。
そのときに言う1文が、これです。
Could I have stamps for a postcard to Japan?
「日本へのはがき用の切手をもらえますか」という意味です。
行き先を先に言ってしまうのがコツで、そうすれば職員が値段の合う切手を出してくれます。
Cambridge Dictionary の stamp は、英英欄の1つ目が「a small piece of paper with a picture or pattern on it that is stuck onto a letter or package before it is posted, to show that the cost of sending it has been paid」でした。
送料が払われていることを示すために、投函前に貼る紙、という意味です。
postcard のほうは、英英欄が「a card, often with a photograph or picture on one side, that can be sent without an envelope」でした。
封筒なしで送れるカード、という意味です。
その封筒である envelope には、英英欄に発音表記が2つ並んでいました。
/ˈen.və.ləʊp/ と /ˈɒn.və.ləʊp/ の2つで、頭の音が「エン」と「オン」に割れています。
聞き取れなくても慌てなくて大丈夫だ、と分かるだけで気が楽になります。
USPS の First-Class Mail International のページには、はがきの送り方が書かれていました。
Send 1 oz letters or postcards around the world with one Global Forever® stamp, which currently costs $1.75 and never expires, even if the postage price goes up.
1オンスの手紙かはがきなら、Global Forever という切手1枚で世界中に送れる、という案内です。
同じ文に currently costs $1.75 と書かれていました。
これは2026年9月17日に取得した時点でページに表示されていた金額です。
料金は改定されるものなので、出す直前に窓口か公式ページで確かめてください。
切手を貼ったら、次はポストです。
ここでも、呼び名が2つに割れます。
Cambridge Dictionary の mailbox は、英英欄の1つ目が「in the US, a box outside a person’s house where letters are put」でした。
辞書の側が「in the US」と断ってから語義を書いています。
2つ目が「a metal container in the street or other public place in which you can put letters for them to be collected and sent to someone else」で、こちらが街角の投函箱です。
一方の postbox は、英英欄の語義がこの1つだけでした。
さらに postbox のページには米語欄のセクションそのものが立っておらず、英英欄とビジネス英語欄の2つしかありませんでした。
mailbox のページには英英欄・米語欄・ビジネス英語欄の3つがそろっていたので、ここは差がはっきり出ています。
つまり postbox は、アメリカ側の見出しとして立てられていない語だということです。
とはいえ、迷ったときの逃げ道もあります。
Where can I drop this off?
「これはどこに入れればいいですか」という意味で、呼び名を1つも使わずに済みます。
| 日本語 | 英語 | 辞書で確かめたこと |
|---|---|---|
| 切手 | stamp | 投函前に貼り、送料が払われた証拠になる紙 |
| はがき | postcard | 封筒なしで送れるカード |
| 封筒 | envelope | 英英欄に発音表記が2つある |
| 送料 | postage | 英英欄・米語欄とも letters and parcels で説明 |
| ポスト(街角) | postbox / mailbox | postbox には米語欄が立っていない |
| 郵便番号(米) | zip code | 英英欄が「in the US」と断っている |
最後の zip code も、英英欄が「in the US, a series of numbers that forms part of an address, used to help organize post so that it can be delivered more quickly」と書いていました。
住所の一部になる数字の並びで、配達を速くするためのもの、という意味です。
日本の住所を書くときは、いちばん最後の行に JAPAN と大文字で置いてください。
出典=Cambridge Dictionary|stamp/postcard/envelope/mailbox/postbox/zip code/USPS|First-Class Mail International(すべて2026年9月17日取得)
送れないもの(prohibited items)|公式ページに載っていたものだけ書きます
窓口で荷物を返されると、そこで予定が崩れます。
ですので、送れないものは先に知っておきたいところです。
ここに書くのは、USPS の郵送制限のページを開いて、そこに載っていたものだけです。
このページはアメリカ国内の郵便について書かれたもので、行き先の国ごとのきまりはまた別にあります。
ページには「can’t send these items in the U.S. mail」として、次のものが並んでいました。
| ページに載っていた語 | 日本語で言うと |
|---|---|
| Air Bags | エアバッグ |
| Ammunition | 弾薬 |
| Explosives | 爆発物 |
| Gasoline | ガソリン |
| Liquid Mercury | 液体水銀 |
| Marijuana | 大麻(医療用を含む) |
旅行者が持ち込むようなものは、ここにはほとんど入っていません。
問題になりやすいのは、そのあとに並んでいた「制限つき」のほうです。
お酒については、ページにこう書かれていました。
Beer, wine, and liquor may not be sent through the mail, except in limited circumstances.
ビール・ワイン・蒸留酒は、限られた場合を除いて郵送できない、という意味です。
おみやげにワインを入れようとして止められる、というのはここに当たります。
香水についても、はっきり書かれていました。
Perfume containing alcohol may not be shipped internationally or mailed domestically using air transportation.
アルコールを含む香水は、国際便では送れず、国内でも航空輸送では送れない、という意味です。
これは日本へ送るときに直接ひっかかる項目です。
リチウム電池についても記載がありました。
中古・破損・不良のリチウム電池入り機器は陸送に回す必要があり、航空輸送では送れない、という内容です。
そのほか、エアゾール類・手指消毒剤・マニキュアや塗料についても、条件つきの扱いが書かれていました。
まとめると、気をつけるべきは液体・アルコール・電池の3つです。
この3つが箱に入っているときだけ、窓口で先に申告してください。
There’s a small bottle of perfume inside. Is that okay?
「中に小さい香水のびんが入っています。大丈夫でしょうか」という意味です。
なお、日本や他の国あての細かい禁制品リストは、この記事では扱いません。
国ごとのページを開いて確かめられていないので、書かないという判断です。
| 言いたいこと | 言う英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 液体があると伝える | There’s some liquid inside. Is that okay? | 中に液体があります。大丈夫ですか |
| 電池があると伝える | There are batteries inside. | 中に電池が入っています |
| 送れるか聞く | Can I send this to Japan? | これは日本に送れますか |
| 抜けばいいか聞く | Should I take it out? | それは出したほうがいいですか |
| 代わりを聞く | Is there another way to send it? | ほかに送る方法はありますか |
出典=USPS|Shipping Restrictions(2026年9月17日取得)
聞き取れなかったときの逃げ方と、よくある質問|郵便局 英語の最後の砦
どれだけ準備しても、相手の英語が聞き取れないことはあります。
そのときに使う言い方を3つだけ決めておけば、会話は止まりません。
Sorry, could you say that again, please?
「すみません、もう一度言ってもらえますか」という意味です。
Could you write it down, please?
「書いてもらえますか」という意味です。
Could you show me on the screen?
「画面で見せてもらえますか」という意味です。
郵便局の窓口には金額と日数を表示する画面があるので、3つ目がいちばん役に立ちます。
数字は、聞くより見るほうが速いからです。
英語が1語も出てこなくなったら、どうすればいいですか
箱をカウンターに置いて、Japan とだけ言ってください。
郵便局の窓口では、荷物と行き先の2つが分かれば手続きが始まります。
あとは職員が質問を出してくれるので、Yes と No で進められます。
parcelとpackage、結局どちらを言えばいいですか
どちらでも通じます。
Cambridge Dictionary の米語欄が parcel の語義に「a package」という言い直しを足していたとおり、両方の語が地続きで扱われているからです。
それでも決めたいなら、アメリカでは package、イギリスでは parcel を先に出すと自然に響きます。
日本の住所は英語でどう書けばいいですか
日本語の順番をひっくり返して、小さい単位から書いていきます。
そして、いちばん最後の行に JAPAN と大文字で置いてください。
行き先の国の職員が真っ先に見るのは国名なので、そこだけは目立つ形にしておくのが安全です。
追跡番号はどこに書いてありますか
多くの場合、窓口でもらう控えの紙に印刷されています。
見当たらないときは、Where is the tracking number on this? と聞いて指してもらってください。
控えを受け取ったら、その場で写真を撮っておくと失くしても困りません。
はがきは郵便局に行かなくても出せますか
切手さえ貼ってあれば、街角の投函箱に入れる形でも出せます。
その投函箱の呼び名が、アメリカでは mailbox、イギリスでは postbox です。
切手をどこで買うか分からないときは、Where can I buy stamps? と聞いてください。
この1文だけ覚えて帰ってください|郵便局 英語のまとめ
ここまで長く書いてきましたが、持って帰るのは1文で足ります。
Hi. I’d like to send this to Japan.
この1文には、荷物の呼び名が1つも入っていません。
parcel と package で迷う場面を、最初から回避できる形になっています。
そのあとは、中身・重さ・速さの3つを聞かれるだけです。
中身は単語1つ、重さは職員がはかり、速さは「安いほう」か「速いほう」で答えられます。
税関の書類も、窓口で職員と一緒に作る形が想定されていると USPS のページに書かれていました。
郵便局の英語は、覚える量の問題ではなく、最初の1文を決めておくかどうかの問題です。
そして、うまく言えなくても荷物は届きます。
箱を置いて Japan と言うところから、ぜひ始めてみてください。
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