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病院の英語は受付・問診・会計の3か所で決まる|辞書と公的資料で確かめた言い方と、聞き取れないときの逃げ方

熱が出た朝、知らない国の病院の自動ドアの前で、足が止まります。

受付のカウンターに人が座っていて、こちらに気づいて顔を上げます。

何か言わなければいけない、という時間が三秒ほど流れます。

このとき必要な英語は、症状をきれいに説明する長い文ではありません。

必要なのは「診てもらいたいです」という短い一言だけで、そのあとは向こうが順番に聞いてくれます。

それなのに日本人がここで固まるのは、学校で最初に覚えた hospital という単語が、英語では少し違うものを指しているからです。

この記事では、hospital・surgery・symptom という三つの単語の語源と語義を辞書で数え直し、そのうえで受付・問診・会計という三つの場面を順番に並べました。

あわせて、アメリカの救急医療の法律の条文と、イギリスNHSの公式ページも実際に開いて確かめています。

ただし、この記事が扱うのは「英語の言い方」だけです。

どの薬を飲めばよいか、その症状で何科に行くべきかといった医療の判断は、現地の医師と通訳に任せてください。

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病院の英語は「I’d like to see a doctor.」の一文から始まります|先に結論

受付で最初に口に出す英語は、これ一つで足ります。

Hi, I’d like to see a doctor.

こんにちは、医師に診てもらいたいのですが、という意味です。

病院という場所は、あなたが名乗りさえすれば、あとは相手が質問の順番を決めてくれる場所です。

受付の人は毎日この一言を何十回も聞いているので、発音が多少崩れても仕事が始まります。

言い回しを増やしたくなったときは、次の三つを覚えておくと場面に合わせられます。

I need to see a doctor.

医師に診てもらう必要があります、という言い方で、I’d like to より切迫した感じが出ます。

Can I see a doctor today?

今日のうちに診てもらえますか、という言い方で、予約なしで飛び込んだときに使います。

I don’t have an appointment. Is that okay?

予約はしていないのですが、大丈夫ですか、という一文です。

場面言う英語意味
とにかく最初の一言Hi, I’d like to see a doctor.医師に診てもらいたいのですが
急いでいるときI need to see a doctor.診てもらう必要があります
今日中に頼みたいCan I see a doctor today?今日のうちに診てもらえますか
予約なしで来たI don’t have an appointment.予約はしていません
予約してあるI have an appointment at two.2時に予約しています

なぜ日本人は病院の英語でつまずくのか|hospital は「泊まる建物」の側の言葉だから

hospital という単語の来歴を辞書で追うと、この違和感の正体が出てきます。

英語版Wiktionaryの hospital の項によると、この語は中英語の hospital から入り、古フランス語の hospital を経て、後期ラテン語の hospitāle にさかのぼります。

その hospitāle は「hospice, shelter, guesthouse」、つまり宿や避難所や客用の家という意味でした。

さらにさかのぼるとラテン語の hospes、すなわち「host, guest」=主人と客に行き着きます。

同じ項には、hospital は hotel と hostel の二重語(doublet)だとはっきり書かれています。

ホテルとホステルと病院は、もとは同じ一つの単語だったということです。

そして hospital は、古英語の lǣċehūs(文字どおり「医者の家」)に由来する中英語 lechehous を押しのけて英語に定着した、とも書かれています。

英語は「医者の家」という言葉を捨てて、「客を泊める建物」という言葉を病院に当てはめたわけです。

その結果、現代の語義の一番目はこうなっています。

A large medical facility, usually in a building with multiple floors, where seriously ill or injured patients are given extensive medical or surgical treatment.

重い病気やけがの患者が、広い範囲の内科的・外科的な処置を受ける、複数階建ての大きな医療施設、という語義です。

つまり英語の hospital は、日本語の「病院」より一段階うえの、入院や手術がある大きな施設を指しています。

日本語では、風邪で近所の一軒の診療所に行くことも「病院に行く」と言います。

その感覚のまま I went to the hospital. と言うと、聞いた相手が一瞬心配な顔をするのは、語義の大きさがずれているからです。

出典=Wiktionary|hospital(2026年9月16日取得)

英語指しているもの使う場面
hospital入院や手術ができる大きな施設救急・入院・専門治療
clinic外来中心の医療機関風邪・軽いけが・予防接種
doctor’s office米国でいう医師の診察室・診療所かかりつけ医に診てもらう
surgery英国でいう診療所(後述)英国でかかりつけ医に行く
emergency room / ER米国の救急外来夜間・急変
A&E英国の救急外来夜間・急変

病院の英語でいちばん危ないのは surgery|イギリスでは「手術」ではなく「診療所」

イギリスで体調を崩したときに、いちばん誤解しやすい単語が surgery です。

Wiktionaryの surgery の項によると、語源は中英語 surgerie、古フランス語 surgerie、ラテン語 chirurgia を経て、古代ギリシャ語の χειρουργία(kheirourgía)にさかのぼります。

その χειρουργία は χείρ(kheír=手)と ἔργον(érgon=仕事)の合成で、文字どおり「手の仕事」という意味でした。

語義の一番目は、体の一部を取り除いたり修復したり置き換えたりするために切開をともなう医療的介入の行為や過程、とされています。

ここまでは日本人の想像どおりです。

ところが同じ項の四番目に、こう書かれています。

(UK) A doctor’s office; a clinic.

イギリス英語では、surgery は医師の診察室や診療所そのものを指す、という語義です。

五番目には、医師の診療時間という語義も載っています。

六番目に至っては、人が順番に並んで面会を待つ仕組み全般、とくに政治家のそれ、とまで書かれています。

イギリスで Which surgery are you registered with? と聞かれたら、手術歴を聞かれているのではなく、どの診療所に登録していますかという意味です。

実際、イギリスNHSの公式ページでも、案内の選択肢として GP surgery に連絡する、という言い方が普通に出てきます。

GP は general practitioner、日本語でいうかかりつけの総合診療医のことです。

出典=Wiktionary|surgery(2026年9月16日取得)

病院の受付で使う英語は、名乗る・予約・症状の三つに分かれます

受付でのやりとりは、だいたい同じ順番で進みます。

最初に用件、次に本人確認、最後に保険と支払い方法です。

この順番さえ頭に入っていれば、次に何を聞かれるかが読めるので、聞き取りがぐっと楽になります。

My name is Takeda. T-A-K-E-D-A.

名字を言ったあと、そのままアルファベットを一文字ずつ読み上げます。

日本人の名前は必ず聞き返されるので、最初から綴りを言ってしまうのが速いです。

This is my first visit.

ここに来るのは初めてです、という意味で、初診かどうかを聞かれたときの答えになります。

Here’s my passport and my travel insurance card.

パスポートと海外旅行保険の証書です、と言いながら差し出します。

I’m a tourist. I’m visiting from Japan.

旅行者で、日本から来ています、という一文です。

これを先に言っておくと、地元の保険制度の話を長々とされずに済みます。

順番言う英語意味
1|用件Hi, I’d like to see a doctor.診てもらいたいのですが
2|予約の有無I don’t have an appointment.予約はしていません
3|名乗るMy name is Takeda. T-A-K-E-D-A.タケダです。綴りはこうです
4|初診かThis is my first visit.初めて来ました
5|身分I’m a tourist from Japan.日本から来た旅行者です
6|書類Here’s my passport and my insurance card.パスポートと保険証です
7|待ち時間How long is the wait?どれくらい待ちますか

病院の問診票の英語は、symptom の語源を押さえると読めます

受付が終わると、クリップボードに挟まった紙を渡されます。

その紙の真ん中あたりに、たいてい symptoms という欄があります。

Wiktionaryの symptom の項によると、この語は中英語 sinthoma から入り、古代ギリシャ語の σύμπτωμα(súmptōma)にさかのぼります。

σύμπτωμα は「a happening, accident, symptom of disease」、つまり起きたこと、降りかかったこと、病気のしるし、という意味でした。

その内訳は συν-(sun-=一緒に)と πίπτω(píptō=落ちる)で、文字どおり「一緒に降りかかってきたもの」です。

現代の医学的な語義は、次のように書かれています。

A perceived change in some function, sensation or appearance of a person that indicates a disease or disorder, such as fever, headache or rash.

病気や不調を示す、機能・感覚・見た目の変化で、本人が感じ取ったもの、という語義です。

そして同じ項には、見逃せない注記が付いています。

strictly, a symptom is felt or experienced by the patient, while a sign can be detected by an observer.

厳密には、symptom は患者が感じたり経験したりするもので、sign は観察する側が検出できるもの、という区別です。

だから symptoms の欄に書くのは、体温の数値ではなく「熱っぽい」「喉が痛い」という、あなたが感じていることです。

体温や血圧は、看護師が測って sign の側に記録します。

出典=Wiktionary|symptom(2026年9月16日取得)

問診票でよく見かける英語の欄は、次のようなものです。

欄の英語書く内容
Date of birth生年月日。国によって月と日の順番が逆になります
Symptoms自分が感じていること
Onsetいつから始まったか
Allergiesアレルギー。無ければ None と書きます
Current medicationsいま飲んでいる薬
Medical historyこれまでの病歴
Emergency contact緊急連絡先
Insurance加入している保険

アレルギーの欄を空欄にすると聞き直されるので、無いなら None と書いてしまうほうが早く進みます。

病院で症状を伝える英語は「どこが・いつから・どんなふうに」の順に並べます

診察室に入ると、たいてい What seems to be the problem? と聞かれます。

ここで長い説明を組み立てようとすると、途中で単語が出てこなくなって止まります。

順番を固定して、短い文を三つ並べるほうが確実です。

I have a fever.

熱があります、という一文です。

It started two days ago.

二日前から始まりました、といつからかを足します。

It hurts here.

ここが痛いです、と言いながら指をさします。

部位の単語を一つも知らなくても、指をさして It hurts here. と言えば、場所は正確に伝わります。

痛みの種類を聞かれたときのために、二つだけ形容詞を用意しておくと安心です。

伝えたいこと言う英語意味
熱I have a fever.熱があります
喉I have a sore throat.喉が痛いです
頭I have a headache.頭が痛いです
お腹My stomach hurts.お腹が痛いです
咳I have a cough.咳が出ます
吐き気I feel nauseous.吐き気がします
めまいI feel dizzy.めまいがします
いつからIt started three days ago.三日前からです
場所It hurts here.ここが痛いです
痛みの質It’s a sharp pain.鋭い痛みです
痛みの質It’s a dull pain.鈍い痛みです
程度It’s about a seven out of ten.十段階で七くらいです

病院の会計の英語は copayment と insurance の二語から始まります

診察が終わると、また受付に戻されます。

ここで出てくるのが copayment、略して copay という言葉です。

アメリカ政府の医療保険情報サイト HealthCare.gov の用語集には、copayment がこう定義されています。

A fixed amount ($20, for example) you pay for a covered health care service after you’ve paid your deductible.

保険の対象になる医療サービスに対して、免責額を払い終えたあとに支払う決まった額(たとえば20ドル)、という定義です。

同じページには、診察一回の保険適用上の費用が100ドルで、copayment が20ドルという例も載っています。

窓口で言われる金額が安いからといって、それが総額とはかぎらない、という仕組みがここに書かれています。

出典=HealthCare.gov|Copayment(2026年9月16日取得)

旅行者が会計で使う英語は、次の四つでほぼ足ります。

Do you accept travel insurance from Japan?

日本の海外旅行保険は使えますか、という質問です。

I’ll pay out of pocket.

自費で払います、という言い方で、out of pocket が「自腹で」にあたります。

Could I get an itemized receipt?

明細つきの領収書をもらえますか、という一文です。

帰国後に保険会社へ出す書類を頼むときは、receipt ではなく itemized receipt と言うと、内訳の入った紙が出てきます。

Could you write the diagnosis in English?

診断名を英語で書いてもらえますか、という頼み方です。

救急の病院の英語|アメリカの法律は「支払いの話より先に診察」と書いています

救急外来の前で、日本人がいちばん怖がるのはお金の話です。

保険が効かなかったらどうしよう、と考えて、診てもらうこと自体をためらってしまいます。

この点について、アメリカには EMTALA という連邦法があります。

米国メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)の公式ページによると、EMTALA は1986年に成立した法律です。

同ページには、診察または治療の求めがあったときに medical screening examination(MSE)を提供しなければならない、と書かれています。

そして目的として、支払い能力にかかわらず救急医療へのアクセスを確保する(ensure public access to emergency services regardless of ability to pay)と明記されています。

条文そのものは合衆国法典42編1395dd条にあり、(a)項はこうなっています。

the hospital must provide for an appropriate medical screening examination within the capability of the hospital’s emergency department…to determine whether or not an emergency medical condition exists.

病院は、救急部門の能力の範囲で適切な医学的スクリーニング検査を行い、救急の医学的状態があるかどうかを判定しなければならない、という条文です。

さらに(h)項には、次のように書かれています。

A participating hospital may not delay provision of an appropriate medical screening examination…in order to inquire about the individual’s method of payment or insurance status.

対象となる病院は、支払い方法や保険の加入状況を尋ねるために、適切な医学的スクリーニング検査の提供を遅らせてはならない、という条文です。

つまり救急の窓口では、保険の話から切り出さなくてよい、と法律の側が書いています。

ただしこれは「検査や治療を遅らせない」という条文であって、あとから請求が来ないという意味ではありません。

支払いの話は、診察が終わってから改めて始まります。

なお、同条(e)項(1)(A)では emergency medical condition が、直ちに医学的な手当てをしなければ健康が重大な危険にさらされるおそれがあるような、急性の症状(激しい痛みを含む)を示す状態、と定義されています。

出典=CMS|Emergency Medical Treatment & Labor Act (EMTALA)(2026年9月16日取得)

出典=Cornell Law School LII|42 U.S. Code § 1395dd(2026年9月16日取得)

救急の場面で口に出す英語は、短いほど通ります。

This is an emergency.

緊急です、という一文です。

Please call an ambulance.

救急車を呼んでください、という一文です。

Where is the emergency room?

救急外来はどこですか、という質問です。

イギリスの病院の英語は 999・111・A&E で道が分かれます

イギリスでは、行き先の名前がアメリカと違います。

NHSの公式ページには、A&E についてこう書かれています。

A&E (accident and emergency) is for serious injuries and life-threatening emergencies. It’s also known as the emergency department or casualty.

A&E は accident and emergency の略で、重いけがや命にかかわる緊急事態のための場所であり、emergency department や casualty とも呼ばれる、という説明です。

casualty という単語が病院の案内板に出てきても、それは救急外来の別名です。

同じページでは、A&E に行くべきか分からないときの相談先として NHS 111 が案内されています。

NHS 111 のページには、NHS 111 can help if you think you need medical help right now.(いますぐ医療の助けが必要だと思ったときに使える)と書かれています。

さらに、日中にかかりつけ医(GP)に連絡できないときや、GPが閉まっている時間帯に、いちばん良い行き先を案内してくれる、とも書かれています。

案内先には、999に電話するかA&Eに行く、urgent treatment centre に行く、時間外のGPに診てもらう、薬剤師に相談する、といった選択肢が並びます。

逆に、NHS 111 は fit notes(診断書にあたる書類)は出せない、とも明記されています。

出典=NHS|When to go to A&E(2026年9月16日取得)

出典=NHS|NHS 111(2026年9月16日取得)

英語何の場所か
999イギリスの緊急通報番号
NHS 111いますぐの医療相談と行き先の案内
A&E救急外来。emergency department、casualty とも呼ばれる
urgent treatment centreA&Eほどではない急ぎの手当て
GP surgeryかかりつけ医の診療所
pharmacy薬剤師に相談できる薬局

病院の英語で相手が言ってくる文と、聞き取れなかったときの逃げ方

自分が話す英語より、相手が言ってくる英語のほうが難しいのが病院です。

聞かれる内容は毎回ほとんど同じなので、先に並べておけば耳が拾えます。

相手が言ってくる英語意味返し方
Do you have an appointment?予約はありますかNo, I don’t.
Have you been here before?以前にも来ましたかNo, this is my first visit.
Do you have insurance?保険はありますかYes, travel insurance from Japan.
What seems to be the problem?どうされましたかI have a fever.
How long have you had this?いつからですかIt started two days ago.
Are you allergic to anything?アレルギーはありますかNo, none.
Are you on any medication?飲んでいる薬はありますかNo, I’m not.
Can you rate the pain from one to ten?痛みは十段階でどれくらいですかAbout seven.
Please take a seat.座ってお待ちくださいThank you.
We’ll call your name.お名前をお呼びしますOkay, thank you.

それでも聞き取れなかったときは、黙らずに次の一文を出します。

Sorry, could you say that again more slowly?

すみません、もう一度ゆっくり言ってもらえますか、という一文です。

Could you write it down?

紙に書いてもらえますか、という一文です。

聞き返す英語を一つだけ覚えて帰るなら、Could you write it down? が最強です。

紙に書いてもらえた瞬間、その場は「聞き取りの勝負」から「読解の勝負」に変わり、辞書を引く時間が生まれます。

Is there anyone who speaks Japanese?

日本語を話せる人はいますか、という質問です。

大きな病院ほど通訳のしくみを持っていることがあるので、聞くだけ聞いてみる価値があります。

病院の英語でやってはいけない言い方

言えるようになることと同じくらい、言わないほうがいいことも決まっています。

一つめは、軽い体調不良で hospital という単語を選ぶことです。

辞書の語義が「入院や手術がある大きな施設」なので、相手が事態を重く受け取ることがあります。

二つめは、イギリスで surgery を手術の意味に取り違えることです。

Which surgery? と聞かれて手術歴を語り始めると、会話が丸ごとすれ違います。

三つめは、問診票の symptoms 欄に体温や血圧の数値だけを書くことです。

辞書の注記どおり、symptom は本人が感じたことの側なので、数値は看護師が測って別の欄に入ります。

四つめは、救急の場面で保険と料金の話から切り出すことです。

EMTALAの条文が支払い方法の確認で検査を遅らせてはならないと書いている以上、先に症状を言うほうが筋が通っています。

五つめは、和製英語をそのまま出すことです。

カルテはドイツ語由来の日本語で、英語では medical record や chart と呼びます。

六つめは、自分で病名を断定して伝えることです。

診断名を言い切るより、感じていることをそのまま並べるほうが、結果として正確に伝わります。

病院の英語のよくある質問

hospital と clinic はどう使い分ければいいですか

辞書の語義では、hospital は入院や手術をともなう大きな施設です。

風邪や軽いけがで外来に行くだけなら clinic のほうが実態に近く、アメリカでは doctor’s office、イギリスでは surgery という言い方も使われます。

病院で「診察を受けたい」は結局どう言えばいいですか

I’d like to see a doctor. の一文で足ります。

see a doctor は「医師に会う」ではなく「医師に診てもらう」を指す言い方として定着しています。

英語が出てこないとき、翻訳アプリを出してもいいですか

出して構いません。

それより、Could you write it down? と言って紙に書いてもらうほうが速い場面も多く、二つを組み合わせるのが現実的です。

イギリスの surgery は本当に手術ではないのですか

Wiktionaryの surgery の項には、イギリス英語の語義として「A doctor’s office; a clinic.」がはっきり載っています。

手術という語義も同じ項の一番目にあるので、どちらの意味もある単語だと覚えておくのが正確です。

救急にかかったら、支払いはどうなりますか

アメリカのEMTALAは、支払い方法や保険の状況を尋ねるために検査を遅らせてはならない、と定めています。

これは診察の順番についての条文であって、費用が発生しないという話ではないので、加入している保険の条件は出発前に確認しておいてください。

病院の英語は「I’d like to see a doctor.」だけ覚えて帰ってください

ここまで、単語の語源と法律の条文と公的ページを並べてきました。

それでも、実際にドアをくぐったあと最初に必要なのは、たった一文です。

Hi, I’d like to see a doctor.

この一文さえ言えれば、あとは相手が順番に質問してくれるので、あなたは短く答えるだけで済みます。

聞き取れなかったら Could you write it down? に逃げて、紙の上で戦えばいいのです。

病院の英語は、うまく話す技術ではなく、止まらずに次の一手を出す技術です。

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