MENU

値段の英語はHow much?だけでいい? cheapが褒め言葉にならない理由と、on saleの2つの意味を辞書で数えました

海外の店で値段を聞くとき、日本人がいちばん恐れているのは発音ではありません。

聞いたあとに、言葉が続かなくなることです。

How much? までは出ます。

ところが、返ってきた数字が高かったとき、安かったとき、少し下げてほしいとき、その次の1文が出てきません。

しかも、値段まわりの英語には、日本語の感覚のまま使うと相手の表情が変わる語が混ざっています。

cheap と on sale の2語は、辞書を引くと日本人が思っている意味と中身がずれています。

この記事では、値段の英語を「聞く」「受け止める」「下げてもらう」「払う」の4段に分けて並べ直します。

語の意味とレベル(A1〜C2)は、Cambridge Dictionary の記述に沿って書きました。

TOC

値段の英語は「How much is this?」の1文で足ります|先に結論

先に結論です。

値段を聞く英語は「How much is this?」の1文で足ります。

How much is this?

「これはいくらですか?」です。

商品を指しながら言えば、それだけで伝わります。

2つ以上まとめて聞くなら are に変えます。

How much are these?

この2文の背骨にあるのが price という語です。

Cambridge Dictionary は price を「the amount of money for which something is sold」と定義しています。

レベルはA2です。

「それと引き換えに物が売られる金額」=売り手が付けた札の額、という意味です。

出典=Cambridge Dictionary|price(2026年9月16日取得)

値段の英語で最初の分かれ道|priceとcostの使い分け

price と同じくらい出てくるのが cost です。

Cambridge Dictionary は名詞の cost を「the amount of money needed to buy, do, or make something」と定義しています。

レベルはA2です。

「何かを買う・する・作るために必要なお金の額」という意味です。

同じ辞書は動詞の cost を「If something costs an amount of money, you must pay that amount to buy or do it」とも定義しています。

price は「売り手が付けた札の額」、cost は「買う側が出すことになる額」です。

値札を見て聞くなら price、自分が払う総額を聞くなら cost、と分けると迷いません。

聞きたいこと言う英語意味
この商品はいくらHow much is this?これはいくらですか
値段はいくらか(丁寧)What’s the price of this one?これの値段はいくらですか
全部でいくらかHow much does it cost in total?全部でいくらかかりますか
送料込みでいくらかHow much is it with shipping?送料を入れるといくらですか

出典=Cambridge Dictionary|cost(2026年9月16日取得)

値段の英語でいちばん危ないのは「cheap」|辞書に低品質の語義が載っています

「安いですね」と言ったつもりが、褒め言葉にならないことがあります。

Cambridge Dictionary は cheap の1つ目の語義を「costing little money or less than is usual or expected」としています。

レベルはA1です。

ここまでは日本語の「安い」と同じです。

問題は、同じ見出しの中に別の語義が並んでいることです。

同じ辞書は cheap に「used to describe goods that are both low in quality and low in price」という語義も挙げていて、こちらには disapproving(否定的な意味合い)という表示が付いています。

レベルはC1です。

「品質も値段も低い商品を指す語」=安っぽい、という意味です。

さらに「costing little and of very bad quality」という語義も並んでいます。

つまり cheap は、1語で「安い」と「安物だ」の両方を背負っています。

店員の前で商品を指して cheap と言うと、値段ではなく品質の話に聞こえる余地が残ります。

出典=Cambridge Dictionary|cheap(2026年9月16日取得)

「安い」を褒め言葉として言いたいときの3つの言い換え

Cambridge Dictionary は reasonable に「not too expensive」という語義を挙げています。

レベルはB1です。

同じ辞書はビジネス英語の欄で、reasonable を「a reasonable price, value, or offer seems fair and not too expensive」とも説明しています。

「公正で、高すぎない」=値ごろ、という意味です。

出典=Cambridge Dictionary|reasonable(2026年9月16日取得)

もう1つが be worth it です。

同じ辞書は be worth it を「to be of reasonable or good value for the price」と説明しています。

「その値段に対して、まずまずか、良い価値がある」という意味です。

出典=Cambridge Dictionary|worth(2026年9月16日取得)

3つ目が afford です。

Cambridge Dictionary は afford を「to be able to buy or do something because you have enough money or time」と定義していて、レベルはB1です。

「お金や時間が足りているので買える・できる」という意味なので、予算の話をするときに使えます。

出典=Cambridge Dictionary|afford(2026年9月16日取得)

言いたいこと言う英語相手に届く印象
安いですね(値ごろですね)That’s very reasonable.値段が公正で高すぎない
その値段の価値はあるIt’s worth it.払う額に見合っている
予算を超えているI can’t afford it, sorry.買えない事情がある
高いですねThat’s a bit more than I expected.思っていたより高い

値段の英語「on sale」はイギリスとアメリカで中身が変わります

ここが、値段の英語でいちばん食い違う場所です。

Cambridge Dictionary の sale の項には、on sale が2回出てきます。

1つ目は「available to buy in a shop」で、レベルはB1です。

「店で買える状態にある」という意味で、例文は「The drug is now on sale in pharmacies.」です。

2つ目は「reduced in price」で、レベルはA2、mainly US という表示が付いています。

「値下げされている」という意味で、同じ欄には(UK usually in the sale)という注記が入っています。

例文はそのまま店で使える形です。

Can you tell me if this dress is on sale?

「このワンピースは値下げ対象か教えてもらえますか?」です。

つまり、アメリカで on sale と言えば「セール品ですか」、イギリスで on sale と言えば「売っていますか」に寄ります。

イギリスで値下げ品かどうかを聞きたいなら、in the sale を使います。

Is this in the sale?

同じ辞書には for sale も載っていて、こちらは「available to buy」、レベルはA2です。

例文は「Is this painting for sale?」で、「この絵は売り物ですか?」という確認に使えます。

展示品なのか商品なのか分からないときは、この1文が役に立ちます。

出典=Cambridge Dictionary|sale(2026年9月16日取得)

言い方辞書の語義地域の表示
on saleavailable to buy in a shop(店で買える)表示なし(B1)
on salereduced in price(値下げされている)mainly US(A2)
in the sale値下げされている(UKで使われる形)UK usually
for saleavailable to buy(売り物である)表示なし(A2)

値段を下げてもらう英語|discount・bargain・haggleの3語

値引きの話には、よく似た3語が出てきます。

discount=いつもの値段からの引き下げ

Cambridge Dictionary は discount を「a reduction in the usual price」と定義しています。

レベルはA2です。

「いつもの値段からの引き下げ」=割引そのものを指す名詞です。

聞くときはこう言います。

Is there any discount?

まとめ買いなら、条件を先に出したほうが話が早く進みます。

If I take two, can you give me a discount?

出典=Cambridge Dictionary|discount(2026年9月16日取得)

bargain=値打ちより安く手に入る品

同じ辞書は bargain を「something on sale at a lower price than its true value」と定義しています。

レベルはB1です。

「本来の値打ちより安い値段で売られているもの」=お買い得品、という意味です。

bargain は「値切ること」ではなく「安く買えた品そのもの」を指します。

買ったあとの感想として使えます。

That’s a real bargain.

出典=Cambridge Dictionary|bargain(2026年9月16日取得)

haggle=値段について言い合って決めること

同じ辞書は haggle を「to attempt to decide on a price or conditions that are acceptable to the person selling the goods and the person buying them, usually by arguing」と定義しています。

「売り手と買い手の双方が受け入れられる値段や条件を、たいていは言い合いながら決めようとすること」という意味です。

同じ辞書の例文に、どこでそれが行われるかが書かれています。

It’s traditional that you haggle over the price of things in the market.

「市場では値段について交渉するのが昔からの習わしだ」という文です。

辞書が例に挙げているのが market(市場)である点は、覚えておいて損がありません。

出典=Cambridge Dictionary|haggle(2026年9月16日取得)

値段の英語で値切ってよい店かどうかを見分ける

値切れるかどうかは、店の形と国によって変わります。

ここで断定できるのは、値札に書かれた額が動くかどうかは店ごとに決まっている、ということだけです。

だから、いきなり金額を提示するのではなく、まず「動くかどうか」を聞く1文から入ります。

Is the price fixed?

「値段は決まっていますか(動きませんか)?」という確認です。

Yes と返ってきたら、そこで値引きの話は終わりにします。

No や Maybe が返ってきたら、次の1文へ進みます。

Could you do a bit better on the price?

「値段、もう少しなんとかなりませんか?」という、やわらかい言い方です。

それでも動かなければ、引き際の1文を用意しておきます。

I’ll think about it. Thank you.

「考えてみます、ありがとう」です。

段言う英語意味
①確かめるIs the price fixed?値段は決まっていますか
②持ちかけるCould you do a bit better on the price?もう少し安くなりませんか
③条件を出すIf I take two, can you give me a discount?2つ買うので割引できますか
④引くI’ll think about it. Thank you.考えてみます

値段の英語|レジで相手が言ってくる文は数が限られています

値段を聞いたあとの会話は、ほとんど同じ形の繰り返しです。

聞き取れなくても、返す言葉を先に決めておけば止まりません。

相手が言う英語意味返す言葉
That’ll be twenty pounds.20ポンドになりますHere you are.
Cash or card?現金かカードかCard, please.
Do you need a bag?袋は要りますかNo, thanks.
Would you like a receipt?レシートは要りますかYes, please.
Do you have anything smaller?もっと小さいお金はありますかSorry, that’s all I have.

最初の That’ll be は「合計は〜になります」の決まり文句で、直後に数字が来ます。

数字が聞き取れなければ、次の1文で書いてもらえます。

Sorry, could you write it down?

「すみません、書いてもらえますか?」は、値段の英語でいちばん頼れる逃げ道です。

値段の英語|おつりの「change」は2つの意味を持っています

払ったあとに出てくるのが change です。

Cambridge Dictionary は change の名詞に「the money that is returned to someone who has paid for something that costs less than the amount that they gave」という語義を挙げています。

レベルはA2です。

「渡した額より安い買い物をした人に返されるお金」=おつりです。

同じ辞書は、もう1つ別の語義も挙げています。

「money in the form of coins rather than notes」で、こちらもレベルはA2です。

「紙幣ではなく硬貨の形のお金」=小銭、という意味です。

だから Do you have change? は、場面によって「おつりはありますか」にも「小銭はありますか」にも聞こえます。

小銭のことだとはっきりさせたいなら、small change と言えば伝わります。

出典=Cambridge Dictionary|change(2026年9月16日取得)

言いたいこと言う英語
おつりが足りませんI think the change is short.
おつりは結構ですKeep the change.
小銭がありませんI don’t have any change.
大きいお札しかありませんI only have a big note.

note は紙幣のことで、アメリカでは bill が使われます。

値段の英語でよくある質問

How much? だけで失礼になりませんか

短いぶん、ぶっきらぼうに響くことがあります。

Excuse me を頭に付けるか、How much is this, please? と please で終えれば、それだけで角が取れます。

値段を聞くだけ聞いて買わないのは失礼ですか

買わないと決めたときに何も言わずに離れるほうが、気まずさが残ります。

I’ll think about it. Thank you. と言って離れれば、それで終わります。

税込みかどうかを確かめたいときは

Is that including tax?

「それは税込みですか?」です。

値札が税込みか税抜きかは国によって扱いが違うので、その場で確かめてください。

「もっと安いものはありますか」はどう言いますか

Do you have anything less expensive?

cheaper でも通じますが、上で見たとおり cheap には品質を下げて言う語義があります。

less expensive を使えば、値段だけの話に収まります。

数字が速くて聞き取れないときは

聞き返す1文を1つだけ持っておけば足ります。

Sorry, how much was that again?

それでも分からなければ、レジの画面を指さして Could you show me? と言えば、画面を向けてもらえます。

この1文だけ覚えて帰ってください|値段の英語のまとめ

覚えて帰るのは、最初の1文だけで足ります。

How much is this?

これさえ出れば、値段の話は必ず始まります。

そのうえで、辞書を引いて分かった注意点は3つです。

語気をつける点
cheap「安っぽい」という否定的な語義も持っている
on sale「売っている」と「値下げ中」の2つの読み方がある
change「おつり」と「小銭」の2つの意味がある

この3語だけ気をつければ、値段の会話で誤解が生まれる場所はほとんど消えます。

そして、聞き取れなかったときの逃げ道も1本だけ持っておいてください。

Sorry, could you write it down? と言えば、数字は紙に書いてもらえます。

値段の英語は、話す力よりも、確かめる勇気のほうが物を言います。

👑 旅先で困らない英語がいちばん早く身につく無料講座はこちら

旅先で困らない英語がいちばん早く身につく無料講座はこちら

★★★★☆

旅行でも仕事でも使える、インド式英会話とグロービッシュが学べる全4回の動画講座。メールアドレスの登録だけで、1分で視聴を始められます【今なら完全無料】

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

TOC