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天気の英語はWhat’s the weather like today?の1文で足ります|辞書50語の語義335個と英米の警報の線引きを数えました

出発の朝にホテルのテレビをつけて、画面の左下に並ぶ数字と短い単語だけを頼りに、今日の天気がどうなるのかを英語で読み取らなければならない朝があります。

数字は2つ出ています。

大きいほうが18で、小さいほうが11です。

その横に雲と傘が半分ずつ重なった絵が並び、下に短い単語が1つだけ書いてあります。

その単語が scattered showers でした。

傘を持って出るべきなのか、置いていっていいのかが決まりません。

18という数字が摂氏なのか華氏なのかも、その画面だけでは判断できません。

華氏の18なら、日本の真冬より寒いことになります。

ロビーに降りると、フロントの人が外を見ながら短い文を言ってきます。

最後のほうに「アンブレラ」という音だけが聞こえたので、うなずいて出てしまいました。

その日の午後に、道の端が川のようになるほどの雨が降ります。

帰ってから予報を見直すと、赤い帯が画面の上に出ていました。

帯の中の文字は red warning でした。

それが「注意してください」なのか「外に出るな」なのかは、その場では読み取れません。

こういう朝は、旅の日程そのものを動かします。

屋外のツアーが中止になるかどうか、飛行機が飛ぶかどうか、フェリーが出るかどうかが、この短い単語1つで決まるからです。

天気の英語で止まる理由は、単語を知らないからではありません。

日本語の「雨」という1語が、英語では降り方の長さと強さで別の単語に割れているからです。

そして「警報」という1語も、国が変われば色の3段になったり、札の3種類になったりします。

その割れ目は、辞書を引けば語義の数として目に見える形で出てきます。

この記事では Cambridge Dictionary の英語辞典で50語を実際に引いて、語義がいくつ並ぶかを1語ずつ数えました。

数えた語義は合計335個でした。

いちばん多かったのは clear の50個で、いちばん少なかったのは windy・scattered・heatwave の1個です。

あわせて、英国 Met Office の「What are the National Severe Weather Warning Service Impact tables?」「When and why do we issue warnings」「Beaufort wind scale」「Heatwave」の4ページを読みました。

米国 National Weather Service の「Flood Warning VS. Watch」「Understanding Heat Alerts」「Understanding Wind Chill」「Heat Index」「Explaining Probability of Precipitation」「Forecast Terms」「Watch/Warning/Advisory Definitions」の7ページも読みました。

米国 National Hurricane Center の「Saffir-Simpson Hurricane Wind Scale」も読みました。

公的資料は12ページで、どれも2026年9月26日に実際に開いて原文から数字を取りました。

出典として並べたのは、この記事を書きながら実際に開けたページだけです。

開けなかったページのことは、1文字も書いていません。

TOC

天気の英語で最初に言う一文|forecast より先に置く結論

窓の外を見て、今日どう動くかを決めたいときに言う英語は1つです。

What’s the weather like today?

今日の天気はどんな感じですか、という意味になります。

この一文が強いのは、答えの形を相手に任せているからです。

like を付けずに What’s the weather today? と聞くと、返ってくるのは数字だけになりがちです。

like を付けると、雨が降るのか、風が強いのか、上着が要るのかまで相手が選んで答えてくれます。

Cambridge Dictionary の weather の語義は、英語辞典と米語辞典と経済辞典を合わせて8個でした。

そのうち天気を指す名詞の語義は1個だけです。

the conditions in the air above the earth such as wind, rain, or temperature, especially at a particular time over a particular area が、その1個です。

地上の空気の状態で、とくにある時間のある地域のもの、という意味になります。

この語義には「晴れている」も「雨が降っている」も入っていません。

weather は状態の入れ物であって、中身ではないからです。

中身は形容詞と動詞が運びます。

明日の予報を聞きたいときは、この一文に変えます。

What’s the forecast for tomorrow?

明日の予報はどうなっていますか、という意味になります。

forecast の語義は3つの辞典を合わせて5個で、天気に限った語ではありません。

英語辞典の名詞の語義は a statement of what is judged likely to happen in the future, especially in connection with a particular situation, or the expected weather conditions です。

将来こうなりそうだという見込みを述べたもの、という意味で、経済の見通しにも同じ語を使います。

例文も The forecast said it was going to rain later today. と economic forecast の両方が並んでいました。

だから forecast は「天気予報」ではなく「見込み」の語です。

天気の話だと分かるようにするには、weather forecast と2語で言うか、for tomorrow のように時を付けます。

「天気」を weather と訳したときのズレ|天気の英語で数えた weather の語義8個

weather の語義8個のうち、7個は天気の話ではありません。

動詞の weather が2つの意味を持っているからです。

1つ目は to deal successfully with a difficult situation or a problem で、難しい状況を切り抜けるという意味です。

例文は As a small new company they did well to weather the recession. でした。

2つ目は to change in colour or form over a period of time because of the effects of sun, wind, or other weather conditions です。

日ざしや風で色や形が変わる、つまり風化するという意味になります。

米語辞典の例文は The yellow paint will weather to a grayish white. です。

経済辞典の2個も weather a crisis のような切り抜ける側の語義でした。

weather は名詞なら1個、動詞なら天気と無関係な語です。

同じ場所で取り違えやすいのが climate です。

日本語ではどちらも「気候」「天気」と訳されることがありますが、辞書の側では時間の長さが違います。

weather の語義には especially at a particular time という限定が入っています。

今日と明日の話が weather で、その土地が何年もかけて示す傾向が climate です。

だから旅先で「明日の気候はどうですか」と言いたくて climate を使うと、話が地球規模に飛びます。

聞くのは weather のほうです。

もう1つのズレが、日本語の「天気がいい」です。

英語では good weather でも通じますが、辞書の例文は bad/good/cold/dry/hot/stormy/warm/wet/etc. weather という並びでした。

good は他の形容詞と同じ枠に入っているだけで、特別な言い方ではありません。

日ざしのことを言いたいなら sunny、雲がないことを言いたいなら clear と、中身の語を選ぶほうが伝わります。

sunny の語義は6個で、そのうち天気の語義は bright because of light from the sun の1個です。

残りは性格が明るいという意味と、sunfish という魚と、sunnies というサングラスの略でした。

clear は50個で、今回引いた50語のなかで最多でした。

空の話をしている語義は without clouds, mist, or fog in the sky, so that you can see for a long way の1個だけです。

残りの49個は、分かりやすい・無罪だ・借金を返す・小切手が決済される、といった別の話です。

語義が多い語ほど、単独で使うと誤解される幅が広いことになります。

この章の結論を、そのまま口に出せる形にしておきます。

Is it going to rain today?

今日は雨が降りますか、という意味で、Cambridge Dictionary の rain の動詞の語義「If it rains, water falls from the sky in small drops」(Cambridge Dictionary 公式サイトより)に合う形です。

主語の it は「それ」を指していません。

天気を言うときだけに使う、中身のない主語です。

だから It’s raining. は「それが降っている」ではなく「雨が降っている」になります。

この it を使うと、weather も climate も口に出さずに済みます。

名詞を避けて it で言うのが、いちばん事故の少ない道です。

雨の降り方で割れる天気の英語|rain・shower・drizzle・downpour の語義の数

日本語の「雨」は1語で、強さを言いたいときは「小雨」「大雨」と前に足します。

英語は前に足すのではなく、単語そのものを取り替えます。

Cambridge Dictionary で引いた語義の数は、rain が5個、shower が16個、drizzle が5個、downpour が2個でした。

rain の名詞の語義は drops of water from clouds です。

雲から落ちてくる水滴、という意味で、強さも長さも入っていません。

強さを言うときは heavy rain と light rain を前に足します。

辞書の例文にも We had heavy rain all day. と A light rain began to fall. の両方が並んでいました。

もっと強いときは torrential rain です。

例文は We got caught in torrential rain without either raincoats or umbrellas. で、カッコで a lot of と補足されています。

つまり rain は、形容詞を足して初めて強さが決まる語です。

一方で shower は、rain とは別の情報を運びます。

英語辞典の語義は a short period of rain or snow で、米語辞典は a brief rain, or a light fall of snow でした。

どちらも「短い」が語義そのものに入っています。

だから showers と予報に出ていたら、強さではなく長さの話をしています。

降ったりやんだりする、という情報です。

1日じゅう降り続けるわけではないので、折りたたみ傘で足りる場面が多くなります。

shower の16個という数は、今回引いた50語のなかで clear の50個、wind の16個と並ぶ多さでした。

中身を見ると、天気の語義は英語辞典に1個、米語辞典に1個しかありません。

showerの天気の語義は2個だけです。

残りは浴びるほうのシャワーと、そこから伸びた意味です。

器具そのもの、浴びる行為、浴びる場所の3つで3個を使います。

さらに a lot of small objects or drops of liquid coming through the air という語義があり、例文は a shower of sparks と a shower of confetti でした。

火花や紙吹雪が降ってくるときにも同じ語を使います。

そして結婚や出産の前に贈り物を渡すパーティも shower です。

baby shower という言い方を聞いたことがある人は多いはずです。

shower は単独で言うと、浴びるほうに取られる確率が高い語です。

天気の話だと分かるようにするには、rain showers か snow showers と2語で言います。

予報の画面も、たいていは scattered showers のように前に語を足しています。

drizzle の語義は5個で、そのうち天気は2個でした。

名詞の語義は rain in very small, light drops です。

とても小さく軽い粒の雨、つまり霧雨です。

例文は Tomorrow will be cloudy with outbreaks of rain and drizzle. でした。

動詞の語義は it is drizzling の形で使い、例文は It’s been drizzling all day. です。

残りの語義が、この語をやっかいにしています。

a small amount of liquid that is lightly poured over something と、to pour liquid slowly over something, especially in a thin line or in small drops の2つです。

料理で細く回しかける、という意味になります。

例文は Serve the pasta with a drizzle of olive oil. と Drizzle the syrup over the warm cake. でした。

メニューの drizzle は雨ではなく、かけるソースです。

逆に downpour は語義が2個しかなく、どちらも a lot of rain in a short time でした。

短い時間にたくさん降る、という意味だけの語です。

取り違える余地がないので、土砂降りを伝えたいときはこの語がいちばん安全です。

同じ並びで precipitation は語義5個で、天気の語義は water that falls from the clouds towards the ground, especially as rain or snow でした。

雨も雪も雹もまとめた総称なので、日常会話ではまず出てきません。

出てくるのは予報の原文と、公的な資料のほうです。

予報の画面を読む天気の英語|空の5段と確率の5段

ホテルのテレビと空港の画面に出てくる英語は、会話の英語とは別の体系で動いています。

米国 National Weather Service は、その言葉づかいを段ごとに定義して公開しています。

Forecast Terms のページに、空の状態と確率と風と時間帯の4つの表が並んでいます。

どれも「感覚で決めている」のではなく、数字の範囲に貼り付けてあります。

読む側は、その数字を知っていれば画面の1語から幅を復元できます。

空を8つに割った5段

空の状態は、不透明な雲が空の何分の何を覆っているかで5段に分かれます。

Clear または Sunny は8分の1以下です。

Mostly Clear または Mostly Sunny は8分の1から8分の3までになります。

Partly Cloudy または Partly Sunny は8分の3から8分の5です。

Mostly Cloudy は8分の5から8分の7で、Cloudy は8分の7から8分の8でした。

partly cloudy は「ときどき曇り」ではなく、空の半分前後という意味です。

日本語の予報の「晴れ時々くもり」と重ねると、ずれます。

こちらは時間の割合の話で、英語のほうは面積の割合の話だからです。

同じページには、降水確率が60パーセント以上のときは空の状態の記載を省くことがある、とも書いてあります。

雨の予報から空が曇っていることは自明だからです。

だから画面に空の状態が出ていないときは、すでに雨のほうが主題になっています。

scatteredが指す確率の幅

降水確率は PoP と略され、Probability of Precipitation の頭文字です。

National Weather Service の解説ページは、この数字の意味をはっきり書いています。

予報の地点で少なくとも0.01インチの雨が降る確率、というのが定義です。

PoPは面積でも時間でもありません。

40パーセントは「その地点で0.01インチ以上降る確率が40パーセント」という意味で、地域の4割が濡れるという意味でも、1日の4割が雨という意味でもありません。

Forecast Terms のページでは、対象の時間はふつう12時間、対象の区域はおおむね郡ひとつ、と決めてあります。

そのうえで、確率のパーセントに言葉が貼り付けてあります。

10パーセントには Isolated または Few が当たります。

20パーセントには Slight Chance と Widely Scattered が当たります。

30・40・50パーセントには Chance と Scattered が当たります。

60・70パーセントには Likely と Numerous が当たります。

80・90・100パーセントには Occasional や periods of といった言い方が当たります。

scattered showers は、降水確率30から50パーセントの帯のことです。

Cambridge Dictionary の scattered の語義は1個だけで、covering a wide area でした。

その例文が The forecast is for scattered showers (= separate areas of rain) tomorrow. で、辞書の側も「離れた場所ごとの雨」とカッコで補っています。

isolated のほうは語義が5個あり、天気の語義は not near to other places です。

isolated showers と出ていたら、確率は10パーセントの帯になります。

同じページには、電文で使う短縮形も載っています。

Isol が isolated、SChc が slight chance、Chc または Sct が chance または scattered、Lkly が likely、Ocnl が occasional でした。

空港の掲示や無線の文字起こしでこの形を見たら、確率の帯に読み替えられます。

todayとtonightが指す時間帯

予報の時間帯も、同じページで現地標準時の数字に貼り付けてあります。

Today は午前6時から午後6時までです。

This Morning は午前6時から正午まで、This Afternoon は正午から午後6時までになります。

This Evening は午後6時から午前0時まででした。

Overnight は午前0時から午前6時まで、Tonight は午後6時から翌午前6時までです。

tonight は「今晩」ではなく、翌朝6時までを含みます。

だから Rain tonight. と出ていたら、翌朝の出発時間まで射程に入っています。

早朝の便に乗る日は、today ではなく tonight の行を読む必要があります。

この読み方を、屋外の予定の可否にそのまま持ち込めます。

予報を読んだうえで屋外の予定を入れるとき、申し込みと集合でどう言うかは、現地ツアーの申し込みと集合で言う一文の順番に並べてあります。↓

現地の窓口で確率を確かめたいときの一文はこれです。

What’s the chance of rain this afternoon?

午後の雨の確率はどのくらいですか、という意味になります。

chance of rain は Probability of Precipitation の日常の言い方で、National Weather Service 自身も解説のなかで同じ言い換えを使っていました。

体感温度の天気の英語|wind chill と heat index の公式の定義

画面に数字が2つ出ているのに、その下にもう1つ数字が出ていることがあります。

feels like と書かれた数字です。

これは気分の話ではなく、米国 National Weather Service が式で計算している値でした。

寒いほうが wind chill、暑いほうが heat index という名前です。

どちらも「何度まで下がるか」ではなく「肌がどう感じるか」を出しています。

wind chillが成り立つ2つの条件

wind chill temperature の定義は、外にいる人と動物がどれくらい寒く感じるか、です。

風が強くなるほど体から熱が奪われ、皮膚の温度が下がり、やがて体の中の温度まで下がります。

National Weather Service は具体例を1つ挙げています。

気温が0度F、風が毎時15マイルのとき、wind chill はマイナス19度Fです。

そしてその値では、露出した皮膚が30分で凍りうる、とあります。

feels like の数字は、外にいてよい時間の目安になります。

計算式も公開されていて、Wind chill (ºF) = 35.74 + 0.6215T – 35.75(V^0.16) + 0.4275T(V^0.16) です。

T が気温の度F、V が風速の毎時マイルになります。

この式が使えるのは2つの条件を満たすときだけです。

気温が50度F以下であること、そして風速が毎時3マイルを超えることです。

風速は地上5フィートの高さに換算して使います。

観測の標準の高さは33フィートで、そこから大人の顔の高さに直しているからです。

式は晴れた夜空を前提にしていて、日ざしの効果はゼロとして扱います。

だから昼の日なたでは、wind chill は10度Fから18度Fぶん高く感じられる、と補足されています。

湿度は入っていません。

12人で試したところ、湿度の影響は1度に満たなかったので式から外した、と説明があります。

wind chill は人と動物にしか効きません。

車のラジエーターや水道管は、実際の気温より下がることはありません。

気温がマイナス5度Fで wind chill がマイナス31度Fでも、ラジエーターはマイナス5度Fまでしか冷えない、という例が載っています。

凍傷も同じで、実際の気温が氷点下でなければ起きません。

ただし低体温症のほうは、気温が氷点より上でも起こりえます。

heat indexが日なたで上がる幅

暑いほうの heat index は、実際の気温に相対湿度を織り込んで「どれくらい暑く感じるか」を出す値です。

National Weather Service は例を1つ挙げています。

気温が96度F、相対湿度が65パーセントのとき、heat index は121度Fです。

25度Fぶん高く感じる、ということになります。

この値にも前提があります。

日陰で、風が弱い状態を想定して作られているからです。

日なたに出ると heat index は最大15度F上がります。

強い風も、とくに高温で乾いた空気のときは危険になりうる、と付け加えてあります。

屋外で働く人や運動する人には Wet Bulb Globe Temperature という別の指標があり、気温と湿度に加えて風と日射まで使います。

旅先で見るのはほとんど heat index のほうです。

窓口で確かめたいときは、この一文で足ります。

What does it feel like outside?

外は体感でどのくらいですか、という意味になり、National Weather Service 公式サイトの feels like という表示と同じ言い方です。

気温の天気の英語|Celsius・Fahrenheit と upper 50s の読み方

画面の18という数字が摂氏なのか華氏なのかは、単位の記号が無ければ決まりません。

Cambridge Dictionary の Celsius の語義は2個で、どちらも水が0度で凍り100度で沸騰する目盛り、という内容でした。

Fahrenheit の語義も2個で、水が32度で凍り212度で沸騰する目盛りです。

18は摂氏なら上着1枚の気温で、華氏なら氷点下7度ほどになります。

単位を聞く一文を持っていれば、この分岐で固まりません。

Is that Celsius or Fahrenheit?

それは摂氏ですか華氏ですか、という意味で、Cambridge Dictionary 公式サイトの Celsius の例文 Are the temperatures given in Celsius or Fahrenheit? と同じ形です。

degree は語義13個で、そのうち温度や角度の単位を指す語義は2個でした。

残りは程度、大学の学位、そして数学の次数です。

temperature は語義5個で、天気の語義は the measured amount of heat in a place or in the body でした。

場所だけでなく体も入っているところが落とし穴になります。

米語辞典には A temperature is also a fever. という語義があり、例文は You have a temperature. です。

つまり I have a temperature. は「私は気温を持っている」ではなく「熱があります」になります。

米国の予報は、気温を1つの数字ではなく帯で言うことがあります。

National Weather Service の Forecast Terms は、その帯を1度きざみで定義していました。

Around 50 と Near 50 は48度から52度までです。

Lower 50s は50・51・52・53・54度を指します。

Mid 50s は53・54・55・56・57度でした。

Upper 50s は56・57・58・59度です。

50s とだけ言えば50度から59度までを指します。

lower と mid は53度と54度で重なっています。

重なるのは、予報する側が幅を持たせて言っているからです。

50 to 55 のように数字を2つ並べたときだけ、50・51・52・53・54・55度と端まで含みます。

寒さの度合いを言う語も、辞書の語義の数がばらついていました。

freezing は語義7個で、名詞の語義は水が氷になる温度、つまり摂氏0度そのものを指します。

形容詞の語義は turning to ice と extremely cold の2つで、副詞にもなります。

例文には freezing rain と freezing fog が並んでいて、どちらも路面が凍る場面の語でした。

chilly は語義3個で、天気の語義は cold です。

米語辞典の語義は cold but not freezing で、凍るほどではない寒さ、と線を引いています。

もう1つの語義は unfriendly で、a rather chilly reception という例文が載っていました。

人に向かって chilly と言うと、よそよそしいという意味になります。

mild は語義8個で、天気の語義は Mild weather is not very cold or not as cold as usual. でした。

例文は We’ve had a mild winter this year. です。

ただし mild は食べ物の辛さにも使い、a mild chilli sauce という例文も同じ欄に並んでいます。

英国では a dark beer that does not have a very strong or bitter taste という語義もあり、パブで mild と言うとビールの種類になります。

湿気と霧の天気の英語|humid・muggy・damp・fog の語義の数

夏の東南アジアや米国の南部で、気温の数字より先に効いてくるのが湿度です。

この帯の語は、辞書の語義がとても少ないのが特徴でした。

humid は語義2個で、英語辞典も米語辞典も containing extremely small drops of water in the air です。

どちらの欄の例文も New York is very hot and humid in the summer. で、同じ文が2度出てきました。

humidity は語義3個で、a measurement of how much water there is in the air が中心です。

例文の The temperature is almost 80 degrees, and the humidity 35%. は、気温と湿度を並べて言う形そのものでした。

muggy の語義も2個だけです。

英語辞典は When the weather is muggy, it is unpleasantly warm and the air contains a lot of water. でした。

米語辞典は very warm and humid で、humid にカッコで補足を付けています。

つまり muggy は humid に「暑い」と「不快だ」を足した語になります。

humid は状態、muggy はそこに不快さを乗せた語です。

冬の湿気に muggy は使いません。

語義そのものに warm が入っているからです。

実際に口に出すときは、この一文が短くて済みます。

It’s really muggy today.

今日はほんとうに蒸しますね、という意味で、Cambridge Dictionary 公式サイトの muggy の語義どおりの使い方です。

damp は語義8個で、この帯のなかでは突出して多い語でした。

形容詞の語義は slightly wet, especially in a way that is not pleasant or comfortable で、1個だけです。

例文は It was a damp, misty morning. と a cold, damp day でした。

名詞の damp は、空気や壁の中の水分そのものを指します。

例文の Repointing mortar is vital to prevent damp in walls. は、建物の湿気対策の話です。

残る5個は全部、動詞の damp でした。

火の勢いを弱める、経済の動きを鈍らせる、興奮や恐れを和らげる、振動を抑える、少し湿らせる、の5つです。

damp は動詞にすると、天気からいちばん遠くへ行きます。

霧のほうは fog と mist で分かれています。

fog の語義は6個で、天気の語義は very small drops of water come together to form a thick cloud close to the land or sea, making it difficult to see でした。

見えにくくなる、というところまでが語義に入っています。

mist の語義は3個で、天気の語義は thin fog です。

辞書の側が mist を fog の薄いもの、と定義しているので、濃さで分かれる2語ということになります。

米国の National Weather Service は、この濃さに数字を当てています。

ボルティモア・ワシントン予報事務所の定義では、Dense Fog Advisory は広い範囲で視程が4分の1マイル以下になり、それが2時間以上続くと見込まれるときに出します。

英国の Met Office も霧の警報を出しますが、影響の表では高い段だけ N/A になっています。

濃い霧が数日続いても、人も組織も慣れていくので、最初の1日ほどの影響は続かない、という理由が書かれていました。

英国の天気の英語|Met Office の黄・オレンジ・赤の3色

画面の上に色の帯が出たとき、その色が何を求めているのかは国ごとに決まっています。

英国の担当は Met Office で、仕組みの名前は National Severe Weather Warning Service です。

2011年から、気象の数値そのものではなく、その気象が人に与える影響を基準に警報を出す形に変わりました。

同じ風でも、冬の畑の上なら警報を出さず、夏にキャンプをしている人がいる場所なら出す、という例が公式の説明に挙がっています。

同じ雪でも、北部の山頂なら出さず、雪の少ない南の街なら出すことがある、とも書いてあります。

英国の警報は、天気の強さではなく、その土地での珍しさで動きます。

色は3つで、それぞれ求められる行動が違います。

Yellow は、予報の詳細を確かめて、自分と家族への影響を小さくする手を考える段です。

黄色の区域でも程度の差はあれ支障は出るので、詳細を読むことが大事だ、と公式の説明は続けます。

Amber は、支障がより起こりやすく、より広い範囲に及ぶ段です。

天気の影響を受けそうな予定は変更し、自分と財産を守る行動を取ることが求められます。

Red は、非常に危険な天気で、しかもその確度が高いときにだけ出ます。

赤は命の危険がある段です。

自分と周りの人を守るために直接の行動を取ること、そして移動と社会基盤に大きな支障が出ること、が明記されています。

3色とは別に、影響の大きさは very low・low・medium・high の4段で表します。

Yellow と Amber はそれぞれ幅を持った段なので、色だけで判断せず中身を読む必要があります。

読むときに効いてくる語も定義されていました。

Localised は区域内のいくつかの場所で起きること、Widespread は区域の多くで起きることです。

Prolonged は数日続きうること、Short-lived は数時間で終わりうることを指します。

Utilities and services には、電気・電話・携帯・インターネット・水道・ガスが含まれます。

prolonged という1語が出たら、日程そのものを動かす段です。

Met Office が警報を出す現象は8つでした。

Rain、Thunderstorms、Wind、Snow、Lightning、Ice、Extreme heat、Fog です。

それぞれに影響の表があり、very low から high までの列に具体的な被害が並んでいます。

雨の表の high の列には、家屋と事業所の広い範囲での浸水、速く深い水による命の危険、数日に及ぶ道路の閉鎖が並びます。

風の表の high の列には、飛来物による広範囲の命の危険、屋根が飛ぶ規模の構造被害、主要な橋と道路と鉄道の閉鎖が並んでいました。

雷の表の high の列には、頻繁な落雷による命の危険と、広範囲での長時間の停電が挙がっています。

Extreme heat だけは扱いが違います。

very low と low の列が N/A で、警報そのものが medium と high の影響が medium と high の確からしさで見込まれるときに限られるからです。

Fog は逆に high の列が N/A で、高い段の影響は想定していません。

その場で出会ったときに確かめる一文は、これで足ります。

Is there a weather warning for today?

今日は気象警報が出ていますか、という意味で、Met Office 公式サイトが使っている weather warning という呼び名をそのまま使っています。

米国の天気の英語|watch・warning・advisory の3語の分かれ方

米国は色ではなく、3つの語で段を分けています。

watch と warning と advisory です。

Cambridge Dictionary で引くと、watch は語義13個、warning は語義7個、advisory は語義4個でした。

watch の13個のうち、見る・見張る・時計の3つが中心で、気象の意味は辞書には出てきません。

advisory の名詞の語義は an official announcement that contains advice, information, or a warning です。

その例文が travel advisory で、The government issued a travel advisory due to the heavy storms that were forecasted for the region. でした。

辞書だけでは、この3語の上下関係は分かりません。

National Weather Service は、洪水を例にこの3語を並べて説明しています。

Flood Watch は Be Prepared、つまり備える段です。

条件がそろっているときに出し、起きると決まったわけではない、と明記されています。

Flood Warning は Take Action、つまり動く段です。

危険な事象が差し迫っているか、すでに起きているときに出します。

watchは準備、warningは行動。

Flash Flood Warning になると、鉄砲水が差し迫っているか発生中という意味になります。

低い土地にいるならすぐ高い場所へ移れ、と行動まで書いてありました。

雨が降っていない場所でも鉄砲水は起こりうる、という注意も付いています。

暑さの側も同じ並びでした。

Extreme Heat Watch は Be Prepared で、極端な暑さの条件はそろっているが発生と時期がまだ不確かな段です。

Extreme Heat Warning は Take Action で、きわめて危険な暑さが見込まれるか発生中の段になります。

3つ目の advisory は、warning に届かない段を指します。

Flood Advisory は Be Aware、つまり知っておく段です。

警報を出すほどひどくはないが、大きな不便を招きうる、という説明でした。

注意を怠れば命や財産を脅かす状況につながりうる、とも添えてあります。

Heat Advisory は、警報の基準には届かない危険な暑さのときに出ます。

予定を遅らせるか組み直すこと、日中に外に出るなら水を多く飲んで日陰で休むこと、が書かれていました。

advisory は「出ているのに何もしなくていい段」ではありません。

基準は地域ごとに決めている、という点も公式の説明に入っています。

フロリダの住民は華氏90度を超える天気に慣れていて、アラスカの住民は慣れていないから、という例が挙がっていました。

同じ数字でも、出る州と出ない州があります。

地域ごとに決めるとはいえ、実際の基準は事務所ごとに公開されています。

ボルティモア・ワシントン予報事務所の一覧から、旅先で効くものを拾います。

Wind Advisory は、毎時31マイルから39マイルの持続する風が1時間以上続くか、毎時46マイルから57マイルの突風が出るときです。

High Wind Warning は、毎時40マイル以上の持続する風が1時間以上続くか、毎時58マイル以上の突風が出るときになります。

Blizzard Warning は、雪や地吹雪で視程が4分の1マイル以下になる状態が3時間以上続き、かつ毎時35マイル以上の持続する風か突風があるときです。

Winter Weather Advisory は、凍雨が少しでもあるとき、または2インチから4インチの雪が見込まれて大きな不便になるときに出ます。

Winter Storm Watch は、48時間以内に5インチ以上の雪や霙などが見込まれる段です。

Severe Thunderstorm は毎時58マイルの風か1インチの雹で決まります。

Severe Thunderstorm Watch も Warning も、この数字の組み合わせを「激しい雷雨」の定義として使っています。

Tornado Warning だけは数字ではなく、竜巻が差し迫っているときに出す段で、ただちに安全な場所へ避難することを求めます。

Frost Advisory は、生育期の晴れて風のない夜に、最低気温が33度Fから36度Fになると見込まれるときです。

この帯の語が出たら、空港と鉄道の側も動きます。

警報で便が動かなくなったときにカウンターで言う一文は、飛行機の遅延と欠航で掲示板が出す1語と、言い直しの一文にまとめてあります。↓

その場で段を確かめる一文はこれです。

Is that a watch or a warning?

それは watch ですか warning ですか、という意味で、National Weather Service 公式サイトが分けている2語をそのまま使っています。

風の強さの天気の英語|Beaufort の0から12と NWS の呼び分け

風の英語は、数字より先に名前のほうが飛んできます。

Cambridge Dictionary で引くと、wind が語義16個、breeze が8個、gale が2個、storm が10個、windy が1個でした。

windy の語義は with a lot of wind の1個だけで、今回の50語のなかで最少の組に入ります。

gale も2個で、どちらも a very strong wind でした。

語義が1個か2個の語は、言うときにいちばん安全な語です。

英国 Met Office は、海の予報で Beaufort wind scale という13段の目盛りを使っています。

0から12までで、それぞれに名前と風速の範囲が決まっていました。

0は Calm で、風速は1ノット未満です。

1は Light air で1ノットから3ノット、2は Light breeze で4ノットから6ノットになります。

3は Gentle breeze で7ノットから10ノット、4は Moderate breeze で11ノットから16ノットです。

5は Fresh breeze で17ノットから21ノット、6は Strong breeze で22ノットから27ノットでした。

7は Near gale で28ノットから33ノット、8は Gale で34ノットから40ノットになります。

9は Strong gale で41ノットから47ノットですが、Met Office は説明の語として Severe gale を使う、と注釈が付いていました。

10は Storm で48ノットから55ノット、11は Violent storm で56ノットから63ノットです。

12は Hurricane で64ノット以上になります。

breeze から gale へ上がる境目は、28ノットでした。

ノットを毎時マイルに直すには1.15を掛け、毎秒メートルに直すには0.514を掛けます。

同じページに、波の高さの目安も段ごとに並んでいます。

Gale の段で波は5.5メートル、最大で7.5メートルでした。

フェリーが止まるかどうかを見ているときは、この段の名前が効いてきます。

米国の陸上の予報は、ノットではなく毎時マイルで、しかも別の語を使います。

National Weather Service の Forecast Terms によると、毎時0マイルから5マイルは Light または light and variable wind です。

毎時5マイルから20マイルの帯には、特別な呼び名を付けません。

毎時15マイルから25マイルには Breezy を当て、寒いときは Brisk か Blustery に置き換えます。

毎時20マイルから30マイルが Windy です。

毎時30マイルから40マイルが Very Windy になります。

毎時40マイル以上は Strong・dangerous・high・damaging と呼び、これが High Wind Warning の基準と重なります。

breezy は暖かい日の語で、寒い日には使いません。

Cambridge Dictionary の breeze の語義8個のうち、風の語義は a light and pleasant wind と a light wind の2個でした。

残りは「楽勝だ」という意味と、さっそうと歩くという意味です。

例文の The entrance exam turned out to be a breeze. は、試験が楽勝だったという意味になります。

風の話をしているときに It was a breeze. と言うと、話が通じなくなる可能性があります。

風を確かめたいときは、この一文で足ります。

How windy is it going to be?

どのくらい風が強くなりますか、という意味で、Cambridge Dictionary 公式サイトの windy の語義 with a lot of wind に沿った使い方です。

暴風と猛暑の天気の英語|hurricane・typhoon・heatwave の公的な線引き

同じ現象を、海域ごとに別の名前で呼ぶ語があります。

hurricane と typhoon です。

Cambridge Dictionary の hurricane の語義は2個で、英語辞典は a violent wind that has a circular movement, especially in the West Atlantic Ocean でした。

米語辞典は数字まで入れていて、少なくとも毎時72マイル、つまり毎時118キロメートルの円を描く強風、としています。

typhoon の語義も2個で、英語辞典は a violent wind that has a circular movement, found in the West Pacific Ocean です。

大西洋なら hurricane、太平洋の西なら typhoon です。

辞書の線引きは海域でしたが、公的な線引きは風速で決まります。

National Weather Service のボルティモア・ワシントン予報事務所は、熱帯低気圧の警報を風速で分けていました。

Tropical Storm Watch と Warning は、34ノットから63ノット、つまり毎時39マイルから73マイルの風が対象です。

Hurricane Watch と Warning は、64ノット、つまり毎時74マイル以上の風が対象になります。

Watch はおおむね48時間以内に脅威が及びうるときに出します。

Warning は36時間以内にその風が見込まれるときです。

48時間と36時間という数字が、watch と warning の差でした。

この64ノットという線は、Beaufort の12段目の Hurricane と同じ数字です。

英国の海の目盛りと米国の警報の基準が、同じところで切れていることになります。

ニュースで聞く「カテゴリー5」は、米国 National Hurricane Center の Saffir-Simpson Hurricane Wind Scale の段です。

この目盛りは、最大持続風速だけで1から5を決めます。

高潮も、雨による洪水も、竜巻も、この段には入っていません。

カテゴリー1は毎時74マイルから95マイル、毎時119キロメートルから153キロメートルです。

カテゴリー2は毎時96マイルから110マイル、毎時154キロメートルから177キロメートルになります。

カテゴリー3は毎時111マイルから129マイル、毎時178キロメートルから208キロメートルです。

カテゴリー4は毎時130マイルから156マイル、毎時209キロメートルから251キロメートルでした。

カテゴリー5は毎時157マイル以上、毎時252キロメートル以上になります。

カテゴリー3以上が major hurricanes と呼ばれる段です。

同じページの注に、北西太平洋では毎時150マイルを超える持続風速のものを super typhoon と呼ぶ、とありました。

どのカテゴリーでも高潮と洪水と竜巻は起こりうるので、段の数字だけで安全は判断できません。

暑さの側にも、公的な線引きがありました。

Cambridge Dictionary の heatwave の語義は1個だけで、a period of time such as a few weeks when the weather is much hotter than usual です。

数週間ほど、ふだんよりずっと暑い期間、という意味で、日数は決まっていません。

英国 Met Office は、そこに数字を入れています。

英国の heatwave の基準は、日最高気温がその地点のしきい値以上になる日が3日以上続いたときに満たされます。

しきい値は州ごとに違い、1991年から2020年までの日最高気温の平年値から、気象学上の夏の真ん中にあたる7月15日を基準に計算されていました。

同じ気温でも、州が変われば heatwave かどうかが変わります。

Met Office は、暑さに関する3つの仕組みを別々に持っているとも説明しています。

影響を基準にした Extreme Heat Warning、イングランド限定で健康への影響を見る UK Health Security Agency の Heat Health Alert、そして数字で決まる heatwave の定義です。

3つ目は、報道と一般向けに言い方をそろえるためのもの、と目的まで書かれていました。

だから英国で heatwave という語を聞いても、それは警報ではありません。

警報のほうは色で出ます。

滞在先で確かめる一文は、これで通ります。

Is the storm expected to hit this area?

その嵐はこの地域に来る見込みですか、という意味で、Cambridge Dictionary 公式サイトの hurricane の例文 The state of Florida was hit by a hurricane と同じ hit の使い方です。

天気の英語についてよくある質問

ここまでで出てきた数字を、質問の形に並べ直します。

天気は英語でweatherとclimateのどちらですか?

今日と明日の話なら weather です。

Cambridge Dictionary の weather の名詞の語義には especially at a particular time over a particular area という限定が入っていて、ある時間のある地域の状態を指します。

climate はその土地が長い年月で示す傾向のほうなので、旅先の明日の話には合いません。

なお weather は語義8個のうち7個が動詞で、切り抜けるという意味と風化するという意味でした。

What’s the weather like?とHow’s the weather?は同じですか?

どちらも通じますが、返ってくる答えの幅が違います。

like を付けた形は「どんな感じか」を聞いているので、雨か風か上着が要るかまで相手が選んで答えます。

like を落とすと数字だけの答えに寄りやすくなります。

明日の見込みを聞きたいときは What’s the forecast for tomorrow? に切り替えます。

showersと書いてあったら傘は要りますか?

折りたたみ傘があれば足りる場面が多くなります。

Cambridge Dictionary の shower の語義は a short period of rain or snow で、短い時間という情報が語義に入っているからです。

ただし scattered showers なら、National Weather Service の対応表では降水確率30から50パーセントの帯になります。

isolated showers なら10パーセントの帯なので、置いて出る判断もできます。

40 percent chance of rainは1日の4割が雨ですか?

違います。

National Weather Service の定義では、その予報地点で少なくとも0.01インチの雨が降る確率が40パーセント、という意味です。

時間の割合でも、面積の割合でもありません。

対象の時間はふつう12時間、対象の区域はおおむね郡ひとつと決まっています。

red warningが出たら外に出てはいけませんか?

Met Office の Red は、自分と周りの人を守るために直接の行動を取る段です。

非常に危険な天気で確度も高く、命の危険と、移動や社会基盤への大きな支障が見込まれます。

外出の可否そのものは定義されていないので、現地の指示に従うことになります。

Amber の段でも、天気の影響を受けそうな予定は変更するよう求められています。

覚えて帰る1文|天気の英語を決めるのは名詞ではなく降り方

覚えて帰る1文は、記事のはじめに書いたものと同じです。

What’s the weather like today?

この1文が強いのは、答えの形を相手に任せているからで、Cambridge Dictionary 公式サイトの weather の語義が「状態の入れ物」でしかないことと表裏になっています。

50語を引いて335個の語義を数えた結果も、同じ方向を指していました。

語義が多いのは clear の50個、shower の16個、wind の16個、flood の15個、degree の13個、watch の13個です。

どれも画面と看板の側から飛んでくる語で、こちらから言う語ではありません。

逆に語義1個だった heatwave・scattered・windy と、語義2個だった downpour・gale・humid・muggy・hurricane・typhoon・thunderstorm・Celsius・Fahrenheit は、意味が1つに決まる語でした。

読むときは語義の多い語を受け取り、言うときは語義の少ない語を選びます。

そのうえで、数字を3つだけ覚えます。

1つ目は、降水確率の0.01インチという線です。

2つ目は、scattered が30から50パーセント、isolated が10パーセントという対応です。

3つ目は、英国の色が黄・オレンジ・赤の3段で、赤だけが命の危険を含むという点になります。

最後に、体感の数字の前提を覚えます。

wind chill は日陰の夜を前提にしていて、日なたでは10度Fから18度Fぶん高く感じます。

heat index も日陰と弱風を前提にしていて、日なたでは最大15度F上がります。

この4つを頭に入れておけば、ホテルのテレビの前で固まる時間がかなり短くなります。

あわせて読みたい

予報の音声も相手の一言も聞き取れなかったときに使う言い方は、失礼にならない聞き返し方とSorry?とPardon?の選び分けで数えています。↓

参考文献

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