海外でレンタカーを借りて、高速道路の入口へ車を寄せた瞬間、目に入る文字がぜんぶ英語になります。
日本なら「本線」「料金所」「サービスエリア」と漢字で書いてあった場所に、見たことのない単語が並んでいます。
入口の看板には、矢印と数字と、たぶん道の名前らしいものが書いてあります。
けれども、その道がお金のかかる道なのかどうかは、その看板からは読み取れません。
前の車はためらわずに右のレーンへ入っていきました。
こちらは左に寄せたまま、看板の文字を上から下まで読み直します。
読み直しているあいだに、看板は後ろへ流れて消えてしまいます。
本線に入ってからも、文字は止まってくれません。
緑の看板、青の看板、白の看板が、数秒ごとに頭の上を通り過ぎていきます。
どれが出口の案内で、どれが警告なのかが分かりません。
出口の番号らしい数字はあるのに、自分が何番で降りるのかを確かめる余裕がありません。
助手席の人が地図アプリを読み上げてくれますが、アプリの言う名前と看板の名前がそろいません。
そのうちに、料金所らしい屋根の付いた建物が近づいてきます。
レーンが何本かに分かれていて、それぞれの上に別の文字が光っています。
現金を握ったまま、どのレーンへ入ればいいのか分からずに速度が落ちます。
後ろの車がブレーキを踏む音が聞こえます。
結局、いちばん手前のレーンに入って、窓を開けて何かを言われます。
言われた言葉の意味は分かりませんが、うなずいて通り抜けてしまいます。
トイレに行きたくなっても、休める場所を指す単語が思い出せません。
日本語の感覚で「サービスエリア」と言っても、看板にその文字は出てきません。
そして、降りたい出口を1つ通り過ぎた瞬間に、次の出口までの距離が何マイルなのかを考え始めます。
高速道路の英語でつまずく理由は、単語を知らないからではありません。
日本語の「高速道路」という1語が、英語では国ごとに別の単語へ割れているからです。
そして、その割れ目は辞書を引けば数として見えます。
この記事では Cambridge Dictionary の英語辞典で54語を実際に引いて、語義がいくつ並ぶかを1語ずつ数えました。
あわせて、英国政府の The Highway Code の motorway の章と故障・事故の章と標識の章、英国政府の速度制限の表、英国政府のダートフォード横断(Dart Charge)の料金と罰金のページを読みました。
米国側は FHWA の Route Log and Finder List、FHWA の MUTCD 第11版の標識の章(Chapter 2A)と有料道路の標識の章(Chapter 2F)、フロリダ州ターンパイク公社の電子料金収受・レンタカー・未払い通行料・サービスプラザの各ページを開きました。
マイルとキロの換算だけは、米国立標準技術研究所(NIST)の換算係数表から数字を取りました。
出典として並べたのは、この記事を書きながら実際に開けたページだけです。
開けなかったページのことは、1文字も書いていません。
高速道路の英語は「Is this a toll road?」の1文で足ります|先に結論
走っている最中に、いちばん最初に確かめたいのは「この道はお金がかかるのか」です。
その1つだけを聞く英語が、これです。
Is this a toll road?
「この道は有料道路ですか」という意味です。
toll が「通行料」、road が「道」なので、2語をつなげただけの言い方です。
ガソリンスタンドの店員でも、ホテルのフロントでも、レンタカーのカウンターでも、この1文がそのまま通ります。
答えは Yes か No のどちらかしか返ってきませんから、聞き取りに失敗する余地がほとんどありません。
そして、走り出したあとに口から出す必要のある英語は、実はこの1文の周りに数個だけです。
料金所で払う方法を聞くなら Can I pay by card? です。
次の休憩できる場所を聞くなら How far is the next rest area? です。
降りる出口を確かめたいなら Which exit do I take for the airport? です。
道を間違えたと気づいたときは Can I turn around at the next exit? です。
つまり、高速道路の英語は「話す」より「読む」が本番です。
口から出す文はこの5つで足り、残りの9割は看板を読む力です。
だから、この記事の残りは「看板と料金所に出てくる語を、辞書と公的資料で1つずつ確かめる」ことに使います。
そして、その語の大半は、米国と英国で別の単語になっています。
高速道路の名前は国で割れます
同じ「高速道路」を、米国では freeway や interstate と呼び、英国では motorway と呼びます。
この割れ目を先に知っておくと、看板の文字が急に読めるようになります。
高速道路の英語で口が止まる理由|辞書54語を数えて見えた割れ目
日本語の「高速道路」は、道の種類も料金の有無も全部ひとまとめにした便利な1語です。
英語にはその便利な1語がありません。
Cambridge Dictionary で highway を引くと、語義が3個並びます。
英語辞典の側に2個、American Dictionary の側に1個です。
英語辞典の1つめは「a main road for travelling long distances, especially one that joins cities or towns」です。
都市と都市をつなぐ長距離の幹線道路、という意味です。
2つめが問題で、語義は「an area of public land such as a road or path, and sometimes also a waterway, that people have the right to travel on」です。
highway には「人が通行する権利を持つ公共の土地」という法律の意味があります。
つまり highway は、日本語の「高速道路」より広く、歩道や水路まで含む語です。
だから英国の交通法規の本が The Highway Code という題なのに、中身は歩行者や自転車の決まりまで入っているのです。
American Dictionary 側の語義は「a road, esp. a big road that joins cities or towns together」で、こちらは素直に大きな道です。
例文には interstate highway Now, interstate highways criss-cross the nation. が載っていました。
次に freeway を引くと、語義は2個です。
英語辞典側が「a wide road for fast-moving traffic, especially in the US, with a limited number of places at which drivers can enter and leave it」です。
「especially in the US」と、辞書の側から国が指定されています。
そして「a limited number of places at which drivers can enter and leave it」が本質です。
入口と出口の数が限られている道、というのが freeway の定義です。
これは日本の高速道路とまったく同じ考え方です。
例文は the Santa Monica freeway でした。
motorway を引くと、これも語義2個です。
英語辞典側は「a wide road for fast-moving traffic, especially in the UK, Ireland, and some other countries, with a limited number of places at which drivers can enter and leave it」です。
freeway の定義文とほぼ同じで、違うのは especially の後ろが the UK, Ireland になっているところだけです。
そして American Dictionary 側の motorway の語義は、たった1語の expressway です。
米国の辞書は motorway を「expressway の言いかえ」として処理しているわけです。
expressway そのものを引くと語義は2個で、両方が「a wide road for fast-moving traffic, with a limited number of places at which drivers can enter and leave it」という同じ形でした。
interstate は語義4個です。
英語辞典側に2個、American Dictionary 側に1個、Business English 側に1個です。
形容詞としての1つめが「involving two or more of the states into which some countries such as the US are divided」です。
名詞としての2つめが「a fast, wide road that goes between states and connects important cities in the US」です。
interstate は「州をまたぐ」が元の意味で、道の名前は後からついた使い方です。
turnpike は語義2個で、英語辞典側が「a main road that you usually have to pay to use」です。
usually have to pay とあるので、turnpike は名前の中に「有料」が入っている語です。
例文はどちらの側も the New Jersey Turnpike でした。
ここまでの5語を並べるだけで、日本語1語が英語5語に割れていることが分かります。
さらに toll を引くと語義が12個も並びます。
英語辞典側4個、American Dictionary 側3個、Business English 側5個です。
この12個のうち、通行料の意味はたった1つだけです。
残りは電話代、死者や被害の数、そして「鐘をゆっくり鳴らす」という動詞です。
だから toll を辞書で見て混乱するのは当然で、料金の意味に絞って覚えるしかありません。
exit はもっと多く、語義20個でした。
英語辞典側10個、American Dictionary 側4個、Business English 側6個です。
20個のうち、道路の出口を指すのは英語辞典側の「a smaller road used to leave a main road」と、動詞の「to leave a large road and turn onto a smaller road」の2つだけです。
exit の20個の語義のうち、高速道路の出口はわずか2個です。
残りは建物の出口、舞台からの退場、仕事を辞めること、投資を引き上げること、プログラムを終了することでした。
ここまでで、なぜ口が止まるのかが見えてきます。
日本語の1語に対して英語が複数あるのに加えて、その英語の1語ずつが別の世界の意味をたくさん抱えているからです。
しかも、どれを使うかは国で変わります。
この記事では、その国差をぜんぶ「米」「英」の印で書き分けていきます。
高速道路の英語はfreewayとmotorwayで割れます|interstateとturnpikeの居場所
ここからは、実際の看板と地図アプリに出てくる順番で語を並べ直します。
米国で走っているとき、道の名前として出てくるのは主に3つです。
1つめが freeway、2つめが interstate、3つめが highway です。
この3つは重なっていて、同じ道が3つの名前で呼ばれることがあります。
たとえばロサンゼルスの道は、地元の人は freeway と呼び、地図では Interstate 10 と書かれ、州の書類では highway と書かれます。
同じ1本の道が、freeway・interstate・highway の3つの名前を同時に持ちます。
だから「どれが正しいのか」を悩む必要はありません。
使い分けの基準は「番号があるかどうか」と「州をまたぐかどうか」です。
米国 FHWA の Route Log and Finder List を開くと、インターステートの総延長が出ています。
49,699.35 miles. It serves the 48 contiguous States, Alaska, Hawaii, the District of Columbia and Puerto Rico
(米国 FHWA Route Log and Finder List より)
49,699.35マイルという細かい数字まで出ています。
対象は本土48州とアラスカ、ハワイ、コロンビア特別区、プエルトリコです。
同じページには、番号の付け方も出ています。
In the contiguous 48 States and the District of Columbia, 62 main one- or two-digit numbered routes have been assigned.
Of these, 27 are in a primarily east-west alignment and therefore carry an even number. Another 35 routes are odd-numbered because of their primarily north-south alignment.
(米国 FHWA Route Log and Finder List より)
1桁か2桁の番号の幹線が62本あり、そのうち27本が東西で偶数、35本が南北で奇数です。
同じページの Interstate Route Numbering の章は、この決まりを1文にしています。
Routes running north and south are assigned odd numbers, while east-west routes are assigned even numbers.
(米国 FHWA Route Log and Finder List より)
奇数のインターステートは南北、偶数は東西に走ります。
これは走っているときに本当に役に立ちます。
自分が北へ向かいたいのに偶数の番号の道に乗っていたら、その時点で方向が違うと分かるからです。
3桁の番号にも決まりがあります。
Connecting routes and full or partial circumferential beltways around and within urban areas carry a three-digit number. These routes are designated with the number of the main route and an even-numbered prefix. Supplemental radial and spur routes, connecting with the main route at one end, also carry a three-digit number, using the number of the main route with an odd-numbered prefix.
(米国 FHWA Route Log and Finder List より)
3桁のうち、頭が偶数のものは都市をぐるりと回る環状路線です。
頭が奇数のものは、本線から都市の中心へ向かって突き出した枝の道です。
たとえば頭が偶数の3桁なら、乗っていればいつか元の本線に戻れます。
頭が奇数の3桁なら、行き止まりに近い枝なので、戻るには引き返す必要があります。
同じページには、この制度がいつ始まったのかも出ています。
Title I of the 1956 Act increased the System’s length to 41,000 miles.
(米国 FHWA Route Log and Finder List より)
1956年の法律で、この制度の総延長は41,000マイルに増えました。
そして同じ1956年の法律で道路信託基金(Highway Trust Fund)ができ、連邦政府の負担割合は事業費の90パーセントに定まりました。
つまり、看板の青い盾のマークは1956年からある制度の名残です。
一方の英国は、この割れ方がずっと単純です。
英国で高速道路にあたる道は motorway だけで、番号は M で始まります。
M1、M4、M25 のように、M と数字で1本の道を指します。
motorway の例文として辞書に載っていたのが、Because of the bad weather, motorway (driving) conditions are expected to be hazardous tonight. でした。
英国政府の The Highway Code は、その motorway に入ってよい人まで決めています。
Motorways MUST NOT be used by pedestrians, holders of provisional motorcycle licences, riders of motorcycles under 50 cc
(英国政府 The Highway Code rule 253 より)
英国では50cc未満のバイクと仮免許のライダー、歩行者は motorway に入れません。
MUST NOT が大文字で書かれているのは、これが法律上の禁止だという印です。
The Highway Code は、守らないと罰せられるものだけを大文字の MUST・MUST NOT で書きます。
should の側は推奨で、法律の義務ではありません。
この読み分けを知っていると、英国の交通の資料が急に読みやすくなります。
英国にはもう1つ、高速道路に見えるけれど motorway ではない道があります。
dual carriageway です。
辞書で dual carriageway を引くと語義は1個で、「a road that has an area of land in the middle, dividing the rows of traffic that are moving in opposite directions」でした。
真ん中に土地があって、反対方向の車の列を分けている道、という意味です。
carriageway そのものを引くと語義も1個で、「one of the two halves of a main road」です。
幹線道路の片側半分、という意味です。
つまり dual carriageway は「片側が2つある道」=中央分離帯のある道です。
中央分離帯があっても motorway ではない道が英国にはたくさんあります。
見分け方は道の番号で、A で始まる番号なら motorway ではありません。
これは速度制限が変わるので、後の章でもう一度出てきます。
真ん中の土地を指す語も、米英で割れます。
英国は central reservation で、辞書の語義は1個、「the narrow piece of land between the two halves of a large road」です。
米国は median で、辞書では American Dictionary 側に「a narrow strip of land or concrete between the two sides of a large road, separating the vehicles moving in opposite directions」と載っています。
median は語義7個の語で、残りは統計の中央値と身体の正中に関する意味でした。
median の例文には The car went out of control, jumped the median, and hit a truck head on. が載っていました。
jumped the median は「中央分離帯を越えた」で、事故のニュースでそのまま出てきます。
橋のように道の上を渡す構造物も割れます。
英国は flyover で語義2個、米国は overpass で語義2個です。
どちらも定義文は「a bridge that carries a road or railway over another road」でした。
町を迂回して外側を通る道は bypass で、語義は7個です。
英語辞典側に「a road built around a town or village so that traffic does not need to travel through it」があります。
例文には Take the highway that bypasses Richmond to avoid heavy traffic. が載っていました。
地図アプリが bypass と言ったら、町の中に入らずに外を回る道だという意味です。
高速道路の英語でtollは「料金」です|toll roadとtoll boothの数え方
料金の話に入ります。
toll の語義は12個ありましたが、通行料の意味は1つだけです。
英語辞典側の1つめが「a small amount of money that you have to pay to use a road, cross a bridge, etc.」です。
道を使うため、橋を渡るために払う少額のお金、という定義です。
American Dictionary 側は「an amount of money that you have to pay to travel along some main roads, to cross bridges, etc., or to make telephone calls over long distances」でした。
米国側の定義には、電話の長距離料金まで入っています。
だから米国の古い案内で toll call という言い方を見ることがあります。
辞書の例文にも Is Bayonne a toll call (= a more expensive phone call) from New York? が載っていました。
これは道路の話ではないので、混ざらないように切り離して覚えます。
tollは料金、toll roadは道
toll road を引くと語義は2個で、英語辞典側が「a road that you pay to use」です。
Business English 側も「a road that you have to pay to use」で、ほぼ同じでした。
例文には Your journey will be quicker but more expensive if you take the toll road. が載っていました。
有料道路は速いけれど高くつく、という判断が辞書の例文に書かれています。
この1文は、そのまま旅の判断に使えます。
toll booth を引くと語義は1個だけで、「a special gate or line of gates on a road where drivers have to stop and pay a toll」です。
運転手が止まって通行料を払う特別なゲート、という意味です。
例文がとても現代的で、Cameras at the toll booths will snap pictures of cars whose drivers don’t pay the toll. でした。
料金を払わない車の写真をカメラが撮る、という文です。
つまり辞書の例文の時点で、料金所は「止まって払う場所」から「カメラが撮る場所」へ変わっています。
toll の例文にも同じ変化が出ています。
Tolls are now collected electronically on most motorways. という文が載っていました。
ほとんどの motorway で、通行料は今は電子的に集められています。
この1文が、この記事でいちばん大事な事実かもしれません。
日本のように窓口で現金を渡す料金所は、英米では少なくなっています。
もう1つの料金の語が turnpike です。
turnpike は名前の中に有料が含まれている道で、米国の東海岸に多く残っています。
辞書の American Dictionary 側の定義が「a main road intended for fast travel, which you usually have to pay to use」でした。
だから看板に Turnpike と書いてあったら、その先はお金がかかる前提で身構えます。
料金そのものの言い方も押さえます。
橋の料金を上げる、という例文が How much の形ではなく They’re raising the bridge toll to $5.00. の形で載っていました。
bridge toll で「橋の通行料」です。
払えなかったときの言葉も辞書にあります。
fine は語義17個の語で、そのうち名詞の「an amount of money that has to be paid as a punishment for not obeying a rule or law」が罰金です。
動詞の「to charge someone an amount of money as a punishment for not obeying a rule or law」もあります。
つまり fine は「元気です」の fine と「罰金」の fine が同じつづりです。
料金所の話の中の fine は「元気」ではなく「罰金」です。
speeding の語義は2個で、「driving faster than is allowed in a particular area」でした。
例文が2つとも罰金の話で、She was fined for speeding last month. と He was fined $75 for speeding. です。
be fined for speeding という形が、そのまま「速度超過で罰金を取られる」になります。
高速道路の英語で看板を読む順番|junctionとexitとslip roadの位置
道の名前が分かったら、次は看板です。
本線を走っているあいだ、目に入る文字はほとんどが出口の案内です。
その出口を指す語が、英国と米国でまた割れます。
英国の看板に出るjunctionの番号
Cambridge Dictionary で junction を引くと、語義は4個です。
英語辞典側に3個、American Dictionary 側に1個です。
英語辞典側の1つめが「a place where roads, railways, paths, rivers, etc. come together」です。
道や鉄道や川が集まる場所、という広い意味です。
残りの2個は電気回路の分岐点と、体内で管がつながる部分でした。
道路の意味は3個のうち1個だけです。
この語が英国の高速道路でどう使われるかは、辞書の例文がそのまま教えてくれます。
motorway junction UK There’s a service station at the next motorway junction (= point from which you can leave the motorway). という例文が載っていました。
カッコの中に point from which you can leave the motorway と説明が付いています。
英国の motorway junction は「そこから高速道路を降りられる地点」です。
つまり英国では、出口のことを junction と呼びます。
看板には Junction 15 のように番号が付き、地元の人は略して J15 と言います。
M25 の J15 と言われたら、M25 という道の15番の出入口という意味です。
英語辞典側にはもう1つ、You should slow down as you approach the junction. という例文が載っていました。
junction に近づいたら速度を落とす、という文です。
American Dictionary 側の junction の語義は1個で、「a place where things, esp. roads and railroads, meet or join」でした。
こちらの例文が The shopping center is near the junction of the New Jersey Turnpike and Garden State Parkway. です。
米国側の junction は「2本の道が交わる場所」で、出口の番号としては使われていません。
米国の看板に出るexitの番号
米国で出口を指すのは exit です。
exit の語義20個のうち、道路の出口は2個だけでした。
看板には Exit 42 のように番号が出ます。
米国の多くの州では、この番号が起点からのマイル数と一致します。
Exit 42 の次が Exit 47 なら、そのあいだは約5マイルです。
米国の出口番号はマイル標識と連動していて、距離の目安として読めます。
本線から出口へ向かう短い道にも名前があります。
英国では slip road です。
Cambridge Dictionary で slip road を引くと、語義はたった1個でした。
「a short road on which vehicles join or leave a main road」です。
車が幹線道路に入る、または出るための短い道、という意味です。
語義が1個しかないので、slip road は取り違えようのない語です。
米国では同じものを ramp と呼びます。
ramp の語義は6個で、英語辞典側4個、American Dictionary 側2個です。
英語辞典側の1つめは「an artificial slope」で、車椅子のスロープの意味です。
2つめが「a raised strip built into a road to make vehicles drive more slowly」で、これは路面の段差です。
3つめが slip road とまったく同じ「a short road on which vehicles join or leave a main road」でした。
4つめは驚くことに、北米の野生のネギの一種を指す語義です。
American Dictionary 側の2つめが「A ramp is also a road that lets you drive onto or leave a large road, such as an expressway」です。
例文は an entrance/exit ramp でした。
入口の坂が entrance ramp、出口の坂が exit ramp です。
地図アプリが Take the exit ramp と言ったら、本線から降りる短い道に入る合図です。
看板の語がそろったところで、道を尋ねる側の言葉も要ります。
出口を通り過ぎてしまって人に聞くときの言い方は、道を聞く英語の1文と、返ってくる道案内の言葉で読めます。↓

高速道路の英語で車線を指す語|hard shoulderに停めてよい場面
車線の語も、覚えておかないと看板が読めません。
lane の語義は8個で、英語辞典側5個、American Dictionary 側3個です。
英語辞典側の1つめは「a narrow road in the countryside or in a town」で、田舎の細い道です。
2つめが「a special strip of a road, sports track, or swimming pool that is used to keep vehicles or competitors separate」で、これが車線です。
3つめは船や飛行機が通る航路で、4つめはバスケットボールのフリースローレーンでした。
同じ lane が、細い道と車線と航路とコートの区画をまとめて背負っています。
例文には a bus/bike/cycle lane と The northbound lane is closed because of an accident. が載っていました。
northbound lane で「北行きの車線」です。
看板の Northbound と Southbound は、まさにこの語です。
fast lane I find driving in the fast lane very stressful. という例文もありました。
fast lane は追い越し車線のことです。
American Dictionary 側の例文が、そのまま高速道路の説明になっています。
That section of Interstate 95 is a four-lane highway, with two northbound lanes and two southbound lanes. でした。
four-lane highway は片側2車線ずつで合計4車線、という数え方です。
日本語の「片側2車線」とは数え方が違うので、ここは取り違えやすいところです。
車線の外側にある帯にも名前があります。
英国は hard shoulder です。
hard shoulder の語義は1個だけで、「a hard area at the side of a main road where a driver can stop if there is a serious problem」でした。
深刻な問題があったときに運転手が停まれる、幹線道路の脇の硬い区画、という意味です。
定義の中に if there is a serious problem と条件が入っているところが大事です。
英国政府の The Highway Code は、この条件を法律の言葉で書いています。
You MUST NOT use a hard shoulder except in an emergency or if directed to do so by the police, traffic officers or a traffic sign.
(英国政府 The Highway Code rule 269 より)
hard shoulder に停めてよいのは緊急時と、警察や標識に指示されたときだけです。
地図を見たい、電話をかけたい、という理由では停められません。
MUST NOT が大文字なので、これは推奨ではなく法律上の禁止です。
英国には hard shoulder の無い区間もあります。
そこには emergency area という待避所が一定間隔で置かれています。
Emergency areas MUST only be used in an emergency.
(英国政府 The Highway Code rule 270 より)
emergency area は、青地にオレンジ色の SOS のマークで示されます。
この青とオレンジの組み合わせを覚えておくと、いざというときに探せます。
米国では、この帯を単に shoulder と呼びます。
shoulder の語義は14個で、英語辞典側10個、American Dictionary 側4個です。
14個のうち、道路の意味は英語辞典側の「an area along the side of a main road where cars can stop」1個と、American Dictionary 側の「A shoulder of a road is an edge just beyond the part you drive along, where you can stop safely」1個です。
shoulder の14個の語義のうち、路肩を指すのは2個だけです。
残りは肩、背中の上部、服の肩の部分、瓶の肩、責任、そして肉の部位でした。
米国の路肩の看板は、しばしば SHOULDER の一語だけです。
Soft Shoulder と書いてあったら、路肩が舗装されておらず柔らかいという警告です。
追い越しの語も英米で分かれます。
英国は overtake で、語義は6個です。
英語辞典側3個、American Dictionary 側2個、Business English 側1個です。
車の意味は英語辞典側の2つめ「to come from behind another vehicle or a person and move in front of them」です。
例文が Always check your rear view mirror before you overtake (another car). でした。
追い越す前に必ずルームミラーを見る、という文です。
残りの語義は「数量で上回る」「出来事が突然襲う」で、車とは関係がありません。
英国では、どちらの側から追い越すかまで法律で決まっています。
Overtake only on the right.
(英国政府 The Highway Code rule 267 より)
Do not overtake on the left or move to a lane on your left to overtake.
(英国政府 The Highway Code rule 268 より)
英国は左側通行なので、追い越しは右からです。
そして普段は左の車線を走ります。
Keep in the left lane unless overtaking.
(英国政府 The Highway Code rule 264 より)
英国の motorway では、追い越すとき以外は左の車線に戻ります。
右の車線に居座り続けるのは、この規則に反する走り方です。
合流の語も看板に出ます。
merge の語義は4個で、英語辞典側2個、American Dictionary 側1個、Business English 側1個です。
英語辞典側の2つめが「to join a line of moving traffic without causing other vehicles to slow down」でした。
他の車を減速させずに、走っている車列に入る、という定義です。
「減速させずに」まで定義に含まれているのが、日本の「合流」との違いです。
American Dictionary 側の例文は Route 9A splits off from Route 9, but they merge after 5 more miles. でした。
米国の看板の MERGE は、この動詞の命令形です。
高速道路の英語で休める場所|servicesとrest areaの中身
走り続けていると、必ず休みたくなります。
ここで日本語の「サービスエリア」をそのまま英語にすると通じません。
英国の看板に出るのは services です。
Cambridge Dictionary で services を引くと、語義は3個です。
1つめが「a place at the side of a large road at which fuel, food, drink, and other things that people want on their journey are sold」でした。
燃料と食べ物と飲み物が売られている、大きな道の脇の場所、という意味です。
2つめは「人が持っている技能」、3つめは「陸海空軍」で、道路とは無関係です。
例文がとても日常的で、We stopped at the services to get fuel. が載っていました。
We can grab a bite to eat at the services. という例文もあります。
Shall we go off at the next services and get some lunch? という例文まで載っていました。
the services は、それだけで「高速道路の休憩施設」を指す英国の言い方です。
冠詞の the が付いて複数形になるところが覚えどころです。
service という単数形では、この意味になりません。
service station も引いてみました。
語義は3個で、英語辞典側2個、American Dictionary 側1個です。
英語辞典側の1つめが「a place where fuel is sold for road vehicles, often with a small shop」です。
2つめが「a place next to a motorway where you can buy petrol and food and go to the toilet」でした。
トイレに行ける場所、という条件が定義に入っています。
American Dictionary 側は「a business that sells gas for vehicles and sometimes repairs them」で、修理まで含みます。
米国で休憩施設を指すのは rest area です。
rest area の語義は2個で、英語辞典側は「a rest stop」の一言だけでした。
American Dictionary 側が「a place beside a large road where a vehicle can stop and where toilets and sometimes food and fuel are available」です。
トイレはあり、食べ物と燃料は sometimes です。
米国の rest area は、トイレと駐車場だけで店が無いことがあります。
英国の services を想像して寄ると、自動販売機しか無くて驚きます。
食事も燃料も欲しいときは、rest area ではなく出口の先の街へ降ります。
看板の Food と Gas と Lodging は、その出口の先に何があるかの印です。
Lodging は宿という意味で、ホテルの看板が出口の先にあります。
英国にはもう1つ、lay-by という短い停車場所があります。
lay-by の語義は2個で、1つめが「a place at the side of a road where a vehicle can stop for a short time without interrupting other traffic」です。
他の交通を邪魔せずに短時間停まれる場所、という意味です。
例文が We pulled into a lay-by to look at the map. でした。
地図を見るために lay-by へ入った、という文です。
hard shoulder では地図を見られませんが、lay-by なら見られます。
2つめの語義は分割払いのことで、道路とは関係がありません。
給油する場所の名前も、英米で完全に分かれます。
英国は petrol station で、語義は1個だけでした。
「a place where fuel is sold for road vehicles, often with a small shop」です。
米国は gas station で、語義は2個です。
英語辞典側が petrol station とまったく同じ定義文で、American Dictionary 側が「a place where drivers can buy fuel and oil」でした。
中身は同じで、名前だけが petrol station と gas station に割れています。
英国で gas と言うと気体や家庭用のガスの意味になるので、給油では petrol と言います。
給油の言い方から返却までの流れは、借りるときのカウンターの言葉とつながっています。
保険と給油と返却でカウンターから飛んでくる言葉は、レンタカーの英語を聞かれる順に並べた記事で読めます。↓

高速道路の英語の速度は法律で決まる|英国70mphと米国65mphの線引き
速度の語は1つだけです。
speed limit の語義は2個で、英語辞典側が「the fastest rate at which you are allowed to drive in a particular area」です。
例文に a 50 mph speed limit と Try not to go over the speed limit, Daniel. が載っていました。
American Dictionary 側の例文が They raised the speed limit on the interstate to 65 miles per hour. です。
単位の mile も引くと、語義は10個でした。
定義は「a unit of distance equal to 1,760 yards or 1.6 kilometres」です。
1マイルは1,760ヤード、メートル法では1.6キロメートルです。
Business English 側の例文が The speed limit on UK motorways is 70 miles per hour. でした。
英国の70mphが下がる車種
英国政府の速度制限の表を開くと、車種ごとに数字が分かれています。
乗用車とオートバイは、市街地で30mph(48km/h)です。
中央分離帯の無い single carriageway では60mph(96km/h)になります。
dual carriageway と motorway では70mph(112km/h)です。
英国の乗用車の上限は、市街地30・単路60・高速70という3段です。
ここから車種で下がります。
3.05トンを超えるキャンピングカーは single carriageway で50mph(80km/h)です。
全長12メートルを超えるバスとコーチも、同じく50mph(80km/h)です。
7.5トンを超える貨物車はスコットランドの single carriageway で40mph(64km/h)まで落ちます。
7.5トン以下の貨物車でも、連結車かトレーラーを牽いていれば motorway で60mph(96km/h)です。
レンタカーでキャンピングカーやトレーラーを借りたときは、この段が効いてきます。
米国の65mphが下がる道
米国は州ごとに上限が違うので、1つの数字では言えません。
カリフォルニア州の運転者ハンドブックを開くと、最初に基本の考え方が来ます。
In California, you may never drive faster than is safe for the current road conditions.
(米国カリフォルニア州DMV California Driver Handbook より)
これが Basic Speed Law と呼ばれる決まりです。
標識の数字より、そのときの路面の状況が優先されます。
そのうえで、標識が無いときの上限が示されています。
カリフォルニア州の多くのハイウェイで65mphです。
中央分離帯の無い2車線の道路では55mphに下がります。
トレーラーを牽いている車も55mphです。
英国の70mphと米国の65mphは、時速に直すとそれぞれ約112キロと約105キロです。
日本の高速道路の感覚とそう遠くありませんが、標識はマイルで出るので換算は頭の中でやります。
60mphが約96キロ、70mphが約112キロ、という2つだけ覚えておけば足ります。
高速道路の英語で払う場面|E-ZPassとDart Chargeという電子課金
辞書の例文が示していたとおり、通行料の払い方は現金から電子へ移っています。
米国東部で使われている仕組みが E-ZPass です。
E-ZPass に参加している料金徴収機関は20州にまたがります。
そして流通している端末は6,400万台を超えます。
E-ZPassは20州で使え、端末は6,400万台を超えて出回っています。
車内のフロントガラスに貼る小さな箱が、その端末です。
レンタカーのカウンターで Does this car have an E-ZPass? と聞けば、付いているかどうかが分かります。
付いていないときは、あとから請求書が郵便で届く方式になります。
その方式を toll by plate や pay by plate と呼びます。
ナンバープレートをカメラが撮り、車の持ち主に請求する仕組みです。
レンタカーの場合、持ち主はレンタカー会社なので、手数料を上乗せされて後日カードから引かれます。
英国にも、料金所の無い有料区間があります。
ロンドンの東でテムズ川を渡る Dartford Crossing です。
この区間の料金を Dart Charge と呼びます。
英国政府のページによると、料金がかかるのは午前6時から午後10時までで、週末も祝日も同じです。
支払いの期限は、渡った翌日の深夜0時です。
Dart Chargeは渡った翌日の深夜0時までに払う決まりです。
料金は車種で4段に分かれます。
- オートバイ・モペッド・クアッドバイク(Class A)は無料
- 乗用車・キャンピングカー・9席以下のミニバス(Class B)は3.50ポンド、事前入金の口座なら2.80ポンド
- 2軸の車両(Class C)は4.20ポンド、事前入金の口座なら3.60ポンド
- 3軸以上の車両(Class D)は8.40ポンド、事前入金の口座なら7.20ポンド
払い忘れたときの金額も、政府のページに出ています。
Penalty Charge Notice という通知が届き、金額は70ポンドです。
14日以内に払えば35ポンドに減ります。
払わないまま放っておくと105ポンドに増えます。
通知を受け取ってから28日以内に払う決まりで、これは元の通行料とは別に発生します。
3.50ポンドを忘れると、最大105ポンドと通行料の両方を払うことになります。
レンタカーで通ったときは、その日のうちにスマートフォンで払ってしまうのが確実です。
通行料を聞くときの How much? の限界と、値段を尋ねる別の言い方は、値段の英語でcheapが褒め言葉にならない理由で読めます。↓

高速道路の英語でやりがちな取り違え|tailbackとdiversionの呼び分け
走っていると、渋滞と工事と故障のどれかに必ず当たります。
この3つの語も英米で分かれます。
渋滞そのものは traffic jam で、語義は2個です。
定義は「a large number of vehicles close together and unable to move or moving very slowly」でした。
例文が stuck in a traffic jam I was stuck in a traffic jam for an hour yesterday. です。
stuck in a traffic jam という形で「渋滞にはまった」になります。
英国では tailback という語もよく出ます。
tailback の語義は2個ですが、この2個が完全に別物です。
英語辞典側が「a line of vehicles that have stopped or are moving only very slowly, because of an accident or other problem on the road in front of them」です。
American Dictionary 側は「a football player who stands farthest away from the ball at each play」でした。
米国の辞書でtailbackを引くと、渋滞ではなくアメフトの選手が出てきます。
英語辞典側の例文が Yesterday there was a four-mile tailback on the main road into the city after a crash. でした。
four-mile tailback で「4マイルの渋滞の列」です。
交通情報のラジオで、この言い方がそのまま流れます。
congestion も渋滞の語で、語義は4個です。
2つめが「a situation in which there is too much traffic and movement is difficult」です。
残りの2個は鼻づまりと、肺に液体がたまる状態でした。
道が閉じて迂回するときの語も、英米で分かれます。
英国は diversion で、語義は9個です。
英語辞典側の1つめが「a different route that is used because a road is closed」でした。
米国は detour で、語義は7個です。
こちらの2つめが「a different route that is used because a road is closed」で、diversion とまったく同じ定義文です。
辞書が同じ定義文を当てている以上、diversionとdetourは同じものの英米差です。
米国の工事現場の黄色い看板には DETOUR とだけ出ます。
英国では DIVERSION と出て、色の付いた記号が迂回路の目印になります。
工事そのものは roadworks で、語義は1個だけでした。
「building or repair work on a road」です。
例文が There are delays on the M4 because of roadworks. で、道の名前まで英国式でした。
米国では road work や construction と言い、看板は ROAD WORK AHEAD の形です。
車が動かなくなったときは breakdown です。
breakdown の語義は9個で、英語辞典側4個、American Dictionary 側3個、Business English 側2個です。
車の意味は英語辞典側の1つめ「a failure to work or be successful」に含まれます。
その例文が I had a breakdown (= my car stopped working) in the middle of the road. でした。
カッコの中の my car stopped working が、この語の中身です。
残りは交渉の決裂、数字の内訳、そして精神的な不調でした。
I had a breakdown とだけ言うと、体調の話に取られることがあります。
車が止まったときは My car has broken down. と動詞で言うほうが誤解されません。
最後にもう1つ、英国の道でよく出る roundabout があります。
roundabout の語義は6個で、英語辞典側の1つめが「a place where three or more roads join and traffic must go around a circular area in the middle」です。
American Dictionary 側の名詞の語義は「a traffic circle」の一言だけでした。
米国では roundabout より traffic circle という言い方が通ります。
英国の motorway を降りた先には、この roundabout がほぼ必ずあります。
相手が言ってくる高速道路の英語|返ってくる文と、聞き取れないときの逃げ方
ここまでは読む語でした。
最後に、向こうから飛んでくる文を並べます。
料金所の窓口で最初に来るのは Where did you get on? です。
どこから乗ったかで料金が変わる区間で、この質問が来ます。
答えは地名か出口の番号で、From Exit 12. と数字だけ返せば足ります。
次に多いのが Cash or card? です。
Card, please. と答えれば終わります。
Do you have an E-ZPass? と聞かれたら、無いときは No, I’ll pay cash. です。
レンタカーのカウンターでは Tolls are billed to the card on file. という言い方が出ます。
登録してあるカードに通行料を後から請求する、という意味です。
警察に止められたときは Do you know why I pulled you over? が定番です。
pull over は「路肩に寄せる」で、pulled you over で「あなたを停めた」になります。
分からないときは No, officer. I’m a visitor here. と正直に言います。
そのあとに License and registration, please. が続きます。
運転免許証と車検証を出してください、という意味です。
レンタカーの車検証は、たいてい助手席前の物入れに入っています。
registration はレンタカーの物入れにある紙のことです。
速度超過なら You were doing 80 in a 65. と言われます。
65mphの区間で80mph出ていた、という意味で、単位は省かれます。
ここで出てくる fine は罰金のほうの fine です。
聞き取れなかったときの逃げ方は、3つ用意しておけば足ります。
1つめが Sorry, could you say that again? です。
2つめが Could you speak more slowly, please? です。
3つめが Could you write it down? で、これがいちばん確実です。
数字と地名は、書いてもらうのがいちばん速い解決です。
料金所でも警察でも、紙とペンは必ず手元にあります。
高速道路の英語についてよくある質問
highwayと言えば世界中どこでも通じますか
通じますが、指すものが広くなります。
highway の英語辞典側の語義には「an area of public land such as a road or path, and sometimes also a waterway, that people have the right to travel on」が含まれます。
公共の通行路という広い意味なので、有料かどうかも、入口が限られているかどうかも伝わりません。
お金がかかるかを知りたいときは、highway ではなく toll road と言います。
サービスエリアは英語でservice areaですか
英国の看板に出るのは services です。
Cambridge Dictionary が service area ではなく services と service station を見出しに立てています。
米国の看板は rest area で、こちらは辞書にも rest area で立っています。
英国では the services、米国では rest area、と国で覚え分けます。
路肩に停めて地図を見てもいいですか
英国の motorway では停められません。
The Highway Code の rule 269 は、hard shoulder を緊急時と指示があったとき以外に使うことを MUST NOT で禁じています。
地図を見たいときは lay-by か、次の services まで進みます。
lay-by の定義そのものが「短時間停まれる場所」なので、こちらが正しい寄り道先です。
マイル表示の速度はどう換算すればいいですか
1マイルは1.6キロメートルです。
英国政府の表では、30mphに48km/h、60mphに96km/h、70mphに112km/hが併記されています。
この3つだけ覚えれば、標識のほとんどは読めます。
米国の65mphは、およそ105キロメートル毎時です。
料金所が無い有料道路はどう払うのですか
後から払う方式になります。
英国の Dartford Crossing では、渡った翌日の深夜0時までにウェブか電話で払います。
米国の多くの区間では、車載端末の E-ZPass が自動で引き落とすか、ナンバープレートの撮影で後日請求されます。
レンタカーなら、借りるときに Are there tolls on this route? と聞いておくと払い方まで教えてもらえます。
覚えて帰る1文|高速道路の英語を決めるのは単語ではなく動作
最初に戻ります。
高速道路で口から出す英語は Is this a toll road? の1文で足ります。
残りは、看板に出る語を読めるかどうかの勝負です。
そして、その語は名前ではなく動作で選びます。
降りたいなら exit か junction、入りたいなら ramp か slip road です。
休みたいなら services か rest area、止まってしまったなら hard shoulder か shoulder です。
払いたいなら toll、迂回したいなら diversion か detour です。
自分が次にやりたい動作から語を引くと、看板は急に読めるようになります。
国の割れ目は、英国側と米国側の2列で覚えれば足ります。
この記事で数えた語と語義の数
Cambridge Dictionary で実際に引いて数えた語義の数を並べます。
- highway 3個/freeway 2個/motorway 2個/expressway 2個/interstate 4個/turnpike 2個
- toll 12個/toll road 2個/toll booth 1個/fine 17個/speeding 2個/speed limit 2個/mile 10個
- junction 4個/exit 20個/slip road 1個/ramp 6個/lane 8個/merge 4個/overtake 6個
- hard shoulder 1個/shoulder 14個/median 7個/central reservation 1個/dual carriageway 1個/carriageway 1個
- services 3個/service station 3個/rest area 2個/lay-by 2個/petrol station 1個/gas station 2個
- traffic jam 2個/tailback 2個/congestion 4個/diversion 9個/detour 7個/roadworks 1個/breakdown 9個/roundabout 6個/flyover 2個/overpass 2個/bypass 7個
語義が1個しかない slip road と hard shoulder と roadworks は、取り違えようがありません。
語義が10個を超える toll と exit と fine と shoulder と mile が、混乱の元です。
自分で運転せずに移動する日の言い方は、タクシーの英語で乗ってから降りるまでの6場面で読めます。↓

参考文献
- motorway(Cambridge Dictionary 公式サイト)
- freeway(Cambridge Dictionary 公式サイト)
- toll(Cambridge Dictionary 公式サイト)
- slip road(Cambridge Dictionary 公式サイト)
- hard shoulder(Cambridge Dictionary 公式サイト)
- Speed limits(英国政府 GOV.UK 公式サイト)
- The Highway Code: Motorways (253 to 273)(英国政府 GOV.UK 公式サイト)
- Pay the Dartford Crossing charge (Dart Charge)(英国政府 GOV.UK 公式サイト)
- Dart Charge: Charges(英国政府 GOV.UK 公式サイト)
- Dart Charge: Fines (Penalty Charge Notices)(英国政府 GOV.UK 公式サイト)
- California Driver Handbook Section 8: Safe Driving(米国カリフォルニア州DMV 公式サイト)
- E-ZPass Group(E-ZPass InterAgency Group 公式サイト)
- Route Log and Finder List(米国 FHWA 公式サイト)
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