MENU

電車を降りる英語はget offだけで足ります 混んで降りられないときにかける一言を辞書で確かめました

次の駅で降りる。それは分かっている。なのに、ドアまでたどり着けない。

目の前には人が立っています。肩がぶつかる距離です。

日本なら「すみません」と言いながら体を向ければ、それで通れます。

ところが海外の電車では、その「すみません」に当たる一言が出てこない。そしてドアが閉まります。

電車を降りる英語で本当に必要なのは、実は降りるという動詞ではありません。

降りられないときに、前の人へかける一言のほうです。

この記事では、まず降りるを表す語を辞書で数えて切り分けます。

そのうえで、席を立つところからホームに足を着けるところまでを、実際に進む順番で並べ直します。

語義の数と例文は、Cambridge Dictionary と Oxford Learner’s Dictionaries のページを2026年9月16日に開いて、その場で数えたものです。

数えていないことは書きません。分からないことは分からないと書きます。

TOC

電車を降りる英語は「get off」だけで足ります|先に結論

先に結論です。

電車を降りる英語は get off です。ほかの語を覚える必要はありません。

降りる駅を伝えるときはこうです。

I’m getting off at the next stop.

「次の駅で降ります」という意味です。

どこで降りればいいか聞くときはこうです。

Where should I get off for the museum?

「博物館へ行くにはどこで降りればいいですか」という意味です。

そして、混んでいて降りられないときの一言がこれです。

Excuse me, I’m getting off here.

「すみません、ここで降ります」という意味です。

この3文で、降りる場面はほぼ片づきます。

本当の関門は動詞ではなく、声を出す勇気のほう

get off は中学で習う語です。知らない人はほとんどいません。

それでも降りられないのは、単語を知らないからではなく、混んだ車内で見知らぬ人に声をかける形を持っていないからです。

だからこの記事では、後半をまるごと「降りられないとき」に使います。

まずは語の整理からです。

電車を降りる英語のget offは、語義11個のうち1つだけ|だから迷う

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

Cambridge Dictionary の get off のページを2026年9月16日に開いて、載っている語義を重複を除いて数えました。

11個ありました。get off with のような関連の形も含めた数です。

その内訳がこうです。

語義が指していること個数
電車・バス・飛行機から降りる1
場所を離れる・出発する1
仕事を切り上げる1
眠りにつく・寝かしつける1
手紙やメールを送る1
体を離す・手をどける1
罰や怪我をまぬがれる・軽く済む4
その他(辞書に載っている性的な語義)1

降りるという意味は、11個のうちのたった1個です。get off の本業はむしろ「まぬがれる」のほうにあります。

その1個がこれです。

to leave a train, bus, or aircraft

「電車・バス・飛行機から出ること」です。

そして、載っていた例文がこの2つでした。

Get off at Camden Town.

「カムデンタウンで降りてください」という意味です。ロンドンの地下鉄の駅名です。

I tripped as I got off the bus.

「バスを降りるときにつまずきました」という意味です。

Get off at 駅名。この形が、道を教わるときにいちばん多く耳に入ってきます。

聞き取りの構えとしては、get off のあとに続く固有名詞だけを待てば足ります。

出典=Cambridge Dictionary|get off(2026年9月16日取得)

Oxfordのget offには、乗り物の語義が並んでいませんでした

同じ日に Oxford Learner’s Dictionaries の get off のページも開きました。

こちらに並んでいた語義は8個です。

そして、その8個の中に「電車やバスから降りる」は入っていませんでした。触るな・出発する・眠る・仕事を抜ける・話題を変える・送る・怪我を免れる・罰を免れる、の8個です。

これは、辞書が間違っているという話ではありません。

get off の乗り物の用法があまりに素直で、句動詞として別立てにする必要がないと扱われている、ということです。

off はもともと「離れる」を表します。電車から離れる、だから get off。理屈としてはそれで全部です。

日本人にとっては、この素直さがかえって不安になります。

不安になる必要はありません。get off the train は、そのまま声に出して問題のない形です。

出典=Oxford Learner’s Dictionaries|get off(2026年9月16日取得)

電車を降りる英語でget outを使うと何が起きるか

日本人が2番目に思いつくのが get out です。

Cambridge Dictionary の get out のページには語義が6個並んでいて、その1つ目がこれでした。

to leave a closed vehicle, building, etc.

「閉じた乗り物や建物から出ること」です。

載っていた例文がこれです。

I’ll get out when you stop at the traffic lights.

「信号で止まったら降ります」という意味です。タクシーの中の言い方です。

closed vehicle という言葉が、この語の守備範囲をそのまま示しています。体をかがめて入り、かがめて出る乗り物が get out です。

電車は立って歩ける乗り物なので、こちらには入りません。

乗り物降りるときの言い方
電車・地下鉄get off the train
バス・トラムget off the bus
飛行機get off the plane
フェリーget off the boat
タクシーget out of the taxi
友人の車get out of the car

覚えるのは「立って歩ける乗り物は off、かがんで乗る乗り物は out」の1行だけです。

なお get out には、もう1つ気をつける顔があります。

Get out! だけを短く強く言うと「出ていけ」に聞こえます。車内で単独では使わないでください。

出典=Cambridge Dictionary|get out(2026年9月16日取得)

電車を降りる英語をalightと書くのは、掲示と車内放送です

駅の掲示や車内放送で、見慣れない語に出会うことがあります。

alight です。

Cambridge Dictionary の alight のページには語義が8個並んでいて、形容詞と動詞が混ざっていました。

そのうち乗り物に関わるのがこれです。

to get out of a vehicle, especially a train or bus

「乗り物、特に電車やバスから降りること」です。

例文にもロンドンの駅名が入っていました。

The suspect alighted from the train at Euston and proceeded to Heathrow.

「容疑者はユーストン駅で電車を降り、ヒースローへ向かった」という意味です。

例文の空気で分かるとおり、alight は硬い書き言葉です。日常会話ではまず使いません。

読む側にまわったときだけ必要になります。

掲示・放送で見る形意味
Alight here for the stadiumスタジアムへはここで降りてください
Please alight at the next station次の駅でお降りください
Alighting passengers first降りる人が先です

Alight here for 〜 は「〜へはここで降りる」という道案内です。地下鉄の駅名標のすぐ下に書かれていることがあります。

同じ alight には「燃えている」という形容詞の語義もあります。掲示で出てくるのは動詞のほうなので、火事の話と読み違えないでください。

出典=Cambridge Dictionary|alight(2026年9月16日取得)

降りられないときの声のかけ方|Excuse meの語義9個から2つを選ぶ

ここからが本題です。

混んだ車内で、ドアまで人をかき分けて進む場面です。

Cambridge Dictionary の excuse me のページを2026年9月16日に開いて、語義を数えました。

9個ありました。そのうち、車内で使うのは2個だけです。

excuse me の語義車内で使うか
知らない人の注意を引く使う
通してもらうために動いてもらう使う
その場を離れると丁寧に伝える使わない
うっかりしたことを謝る使わない
相手に反対する前置き使わない
聞こえなかったので言い直してもらう別の場面で使う
話をさえぎるときの前置き使わない
迷惑をかけたことへの謝罪使わない
聞き返しの疑問形別の場面で使う

通してもらうときの語義が、はっきりこう書かれていました。

used to politely ask someone to move so that you can walk past them

「通りたいので動いてほしいと、丁寧に頼むときの言い方」です。

そして、そのまま使える例文が載っていました。

Excuse me, can I just get past?

「すみません、ちょっと通してもらえますか」という意味です。

この1文が、電車を降りるために本当に必要な英語です。get off より先に、これを覚えてください。

just が入っているのが効いています。「ちょっとだけ」という軽さが出るので、相手も身構えません。

出典=Cambridge Dictionary|excuse me(2026年9月16日取得)

混み具合で使い分ける3段階

車内の混み具合によって、言い方を3段階に分けておくと迷いません。

状況言う英語意味
少し前を通るだけExcuse me.すみません
人をかき分けて進むExcuse me, can I just get past?ちょっと通してもらえますか
ドアまで距離があるExcuse me, I’m getting off here.すみません、ここで降ります

3段階目がいちばん強く働きます。理由を先に言うと、相手は動く理由が分かるので、体をひねって道を空けてくれます。

日本語で「降ります」と言うのと、まったく同じ理屈です。

ドアの前に立っている人に頼むとき

ドアの真ん前に立っている人がいます。その人は降りないこともあります。

そのときはこう聞きます。

Excuse me, are you getting off here?

「すみません、ここで降りますか」という意味です。

相手が No. と答えたら、それは「では、どうぞ」の合図です。そのまま前に出て構いません。

この質問は、海外の電車で日常的に交わされています。失礼にはなりません。

それでも通れないときの最後の一手

言葉が届かないほど混んでいることもあります。

そのときは、短く強く、これだけ言ってください。

Getting off, please!

「降ります、お願いします」という意味です。

文にしなくても構いません。この場面では、正しい文法より届く音量のほうが役に立ちます。

それでも降りられなかったときは、次の駅で降りて1駅戻れば済みます。

取り返しはつきます。あわてないでください。

電車を降りるまでの流れを順番に並べ直します|6場面

降りるという行為は、ドアが開いた瞬間だけではありません。その2駅前から始まっています。

順番に並べるとこうなります。

順番場面そこで言う1文
①降りる駅を確かめるIs the next stop Oxford Circus?
②あと何駅か数えるHow many more stops?
③席を立つ・荷物を取るSorry, that’s my bag.
④ドアへ向かうExcuse me, can I just get past?
⑤ドアの前で待つExcuse me, I’m getting off here.
⑥ホームに降りる(Mind the gap の放送を聞く)

①と②を2駅前にやっておけば、④と⑤に余裕が生まれます。ここが降り損ねない最大のコツです。

①降りる駅を確かめる

Is the next stop Oxford Circus?

「次はオックスフォードサーカスですか」です。

相手はうなずくか首を振るだけなので、聞き取りが要りません。

②あと何駅か数える

How many more stops to Oxford Circus?

「オックスフォードサーカスまであと何駅ですか」です。

返ってくるのは数字だけです。Three. と言われたら3駅。これほど聞き取りやすい質問はありません。

③席を立つ・荷物を取る

網棚や足元の荷物を取るときに、人の前を通ることになります。

Sorry, that’s my bag.

「すみません、それは私のかばんです」という意味です。

手を伸ばす前にこれを言えば、驚かせずに済みます。

④⑤ドアへ向かい、前で待つ

前のH2で見た2文をそのまま使います。

Excuse me, can I just get past? で進み、ドアの前で Excuse me, I’m getting off here. で位置を確保する。この順番です。

⑥ホームに降りる

ロンドンの地下鉄では、ドアが開くと Mind the gap. という放送が流れます。

「ホームと電車の隙間に気をつけて」という意味です。

言葉の意味が分からなくても、この音が聞こえたら足元を見る。それだけ覚えておけば足ります。

電車を降りる英語でそのまま使える言い方の表

声に出せる形でまとめます。

場面言う英語意味
次で降りると伝えるI’m getting off at the next stop.次の駅で降ります
ここで降りると伝えるI’m getting off here.ここで降ります
どこで降りるか聞くWhere should I get off for the museum?博物館へはどこで降りますか
次の駅名を確かめるIs the next stop Oxford Circus?次はオックスフォードサーカスですか
あと何駅か聞くHow many more stops?あと何駅ですか
降りる駅を過ぎたか聞くDid I miss my stop?降りる駅を過ぎてしまいましたか
通してもらうExcuse me, can I just get past?ちょっと通してもらえますか
相手が降りるか聞くAre you getting off here?ここで降りますか
荷物を取るSorry, that’s my bag.すみません、それは私のかばんです
出口を聞くWhich exit is for the museum?博物館はどの出口ですか
降り遅れたと伝えるI got off at the wrong stop.降りる駅を間違えました
戻り方を聞くHow do I get back to Oxford Circus?オックスフォードサーカスへはどう戻りますか
忘れ物を伝えるI left my bag on the train.電車にかばんを忘れました
もう一度言ってもらうSorry, could you say that again?すみません、もう一度お願いします

この14文をメモに入れて、乗る前に一度だけ目を通す。それだけで降りる場面の緊張はかなり下がります。

車内で聞こえてくる英語と、その聞き取り方

降りる場面で流れてくる放送には、決まった形があります。

聞こえてくる英語意味取るべき行動
The next station is Oxford Circus.次はオックスフォードサーカスです降りるなら立ち上がる
Doors open on the left.ドアは左側が開きます左を向いて待つ
Mind the gap between the train and the platform.電車とホームの隙間に注意足元を見る
Let passengers off first.降りる人を先に通してくださいそのまま前へ出る
This train terminates here.この電車はここ止まりです全員降りる
All change, please.全員お乗り換えください降りて次の電車へ
Change here for the Central line.セントラル線はここで乗り換え案内板を探す
Stand clear of the closing doors.閉まるドアから離れてください下がる

terminates と All change は、聞き逃すとそのまま車庫まで運ばれかねない2語です。音で覚えておく価値があります。

どちらも「この先は行きません」という意味だと思ってください。

聞き取れなかったときの逃げ方

Cambridge Dictionary の excuse me には、聞き返すための語義もありました。

used to politely ask someone to repeat something they have said because you have not heard it

「聞こえなかったので言い直してほしいと、丁寧に頼むときの言い方」です。

載っていた例文がこれです。

Excuse me, I didn’t quite hear what you said.

「すみません、よく聞こえませんでした」という意味です。

同じ Excuse me. が、通してもらうときにも聞き返すときにも使えます。覚える語が1つで済むのは、旅先ではとても大きいことです。

電車を降りる英語でやらないほうがいい言い方

Get off! と単独で言わない

get off のページの語義には、こういうものも並んでいました。

used especially to tell somebody to stop touching you or another person

「触るのをやめろと相手に言うときの言い方」です。Oxford Learner’s Dictionaries の1つ目の語義でした。

つまり Get off! だけを強く言うと「触るな」に聞こえます。混んだ車内では、いちばん避けたい誤解です。

降りたいときは必ず Excuse me. を頭に付けて、主語のある文にしてください。Excuse me, I’m getting off here. なら誤解は起きません。

I want to get off. と要求の形にしない

I want to は、こちらの都合を前に出す形です。

同じ内容でも、I’m getting off here. のほうが事実の報告になるので角が立ちません。

Down! と言わない

日本語の「降りる」を直訳すると down が浮かびます。

英語の down は方向を表すだけで、乗り物から出る意味は持ちません。

降りるは off。上下ではなく、離れるかどうかで決まっています。

stationとstopを混ぜても問題はありません

これは避けるほうではなく、気にしなくていいほうの話です。

station は駅の建物、stop は停車する場所を指します。

the next stop でも the next station でも、どちらも通じます。迷って口が止まるほうが損です。

電車を降りる英語のよくある質問

降りる駅を通り過ぎてしまいました。何と言えばいいですか

I missed my stop. で足ります。

そのあとに How do I get back? と続ければ、戻り方を教えてもらえます。

get off の後ろに at と in のどちらを置きますか

駅名を置くときは at です。

辞書の例文も Get off at Camden Town. の形でした。

get off at 駅名。この形をそのまま口に入れておけば、前置詞で迷いません。

「降ります」を進行形で言うのはなぜですか

英語では、すでに決まっている近い予定を現在進行形で表します。

I’m getting off here. は「降りることが決まっている」という響きになります。

I get off here. だと習慣の話に聞こえるので、その場では進行形のほうが自然です。

バスで降りたいときも同じ言い方でいいですか

同じで構いません。

辞書の例文も I tripped as I got off the bus. のようにバスで出ていました。

ただしバスには、押さないと止まらない停留所があります。This is a request stop. と書かれていたら、降りる前にボタンを押してください。

電車に忘れ物をしたときは何と言いますか

I left my bag on the train. で通じます。

駅の窓口で lost property(イギリス)/lost and found(アメリカ)を探せば、係の人に取り次いでもらえます。

電車を降りる英語は、この1文だけ覚えて帰ってください

長く書きましたが、持って帰るのは1文で構いません。

Excuse me, I’m getting off here.

「すみません、ここで降ります」。この1文があれば、どれだけ混んでいてもドアまでたどり着けます。

get off という動詞を覚えることより、この形で声を出せることのほうが、実際の場面では役に立ちます。

そして、降りる駅を人に聞くときはもう1文。

Where should I get off for the museum?

「博物館へはどこで降りればいいですか」。行き先だけ入れ替えて使えます。

辞書が示していたのは、get off の語義11個のうち乗り物はたった1個、というそっけない事実でした。それでも、その1個は世界中の駅で毎日使われています。

降りられなかったら、次の駅で降りて戻ればいい。

その余裕を持って、短い1文を声に出してください。

👑 旅先で困らない英語がいちばん早く身につく無料講座はこちら

旅先で困らない英語がいちばん早く身につく無料講座はこちら

★★★★☆

旅行でも仕事でも使える、インド式英会話とグロービッシュが学べる全4回の動画講座。メールアドレスの登録だけで、1分で視聴を始められます【今なら完全無料】

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

TOC