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日焼け止めの英語はsunscreenの1語で足ります|辞書29語とFDA・ハワイ州法・NHSの原文を読んで、売り場で聞く一文を決めました

日焼け止めの英語はsunscreenの1語で足ります|辞書29語とFDA・ハワイ州法・NHSの原文を読んで、売り場で聞く一文を決めました
日焼け止めの英語はsunscreenの1語で足ります|辞書29語とFDA・ハワイ州法・NHSの原文を読んで、売り場で聞く一文を決めました

日焼け止めの英語で最初に手が止まるのは、旅先のドラッグストアの棚に sunscreen と sunblock と sun cream が並んでいる場面です。

日本語なら「日焼け止め」の一語で済みます。

顔に塗るものも、体に塗るものも、スプレーも、全部が日焼け止めです。

ところが英語の棚では、ボトルの正面に書かれている名前が国ごとに違います。

米国の店では SUNSCREEN と大きく印刷されたボトルが並び、その下に Broad Spectrum SPF 30 という数字が入っています。

英国の店に入ると、同じ種類の品が sun cream や suncream と呼ばれていて、ボトルの隅に星のマークが並んでいます。

同じ「日焼け止め」でも、ボトルの言葉は国ごとに別の規則で決まっています。

店員に聞こうとして、とっさに sunburn cream と言ってしまう人もいます。

sunburn は日焼けしたあとの赤く痛む肌のことなので、相手は日焼けのあとに塗る薬を探していると受け取ります。

ハワイでは、ボトルの裏の成分表まで読まないと買えない品があります。

ラベルの Water Resistant (80 minutes) が「80分は落ちない」なのか「80分ごとに塗る」なのかで迷う人もいます。

つまずく理由は、単語を知らないからではありません。

日本語の「日焼け止め」の一語が、英語では名前・数字・規則の3つに割れているからです。

この記事では Cambridge Dictionary で29語を引き、見出し語があった27語の語義を1個ずつ数えました。

27語の語義の合計は132個でした。

残る2語のうち、after-sun は見出し語が見つからず、water-resistant は water-repellent の項目へ飛ばされました。

そのうえで、米国食品医薬品局(FDA)の日焼け止めの解説ページ、米国連邦規則集の日焼け止めのラベル規則(21 CFR 201.327)、ハワイ州議会の法案 SB2571 の本文、英国 NHS の日焼け止めのページ、世界保健機関(WHO)のUVインデックスのページ、気象庁のUVインデックスのページという6つの原文を読みました。

出典として並べたのは、この記事を書きながら実際に開けたページだけです。

開けなかったページの内容は一文字も書いていません。

なお、この記事は肌や健康の助言をする記事ではなく、特定の商品も勧めていません。

公的なページに書いてあった文と数字を、英語の読み方としてそのまま置いていきます。

TOC

日焼け止めの英語は「Do you have sunscreen?」の1文|sunblockより先に結論

結論から書きます。

Do you have sunscreen?

日焼け止めはありますか、という意味です。

ドラッグストアでも、ホテルの売店でも、ビーチの小屋でも、この一文をそのまま使えます。

日焼け止めは sunscreen の1語で足ります。

理由は3つあります。

ひとつめは、Cambridge Dictionary の英英の学習者辞典と米語の辞典の両方に、sunscreen が日焼け止めの語義で載っていることです。

ふたつめは、米国の連邦規則が、日焼け止めのラベルに「sunscreen」という名前を入れるよう定めていることです。

みっつめは、米国の同じ規則が「Sunblock」という表示を誤解を招く表示の例に挙げていることです。

sunblock より sunscreen を選ぶほうが、売り場で話がずれにくくなります。

置き場所を聞きたいときは、where を前に出します。

Where can I find sunscreen?

日焼け止めはどこにありますか、という意味です。

顔用を探しているなら、名詞の前に for the face を足します。

Do you have sunscreen for the face?

顔用の日焼け止めはありますか、という意味になります。

数字を指定したいときは、SPF をそのまま読みます。

Do you have SPF 50?

SPF 50 はありますか、という意味です。

英国の店なら、sunscreen の代わりに sun cream と言っても通じます。

Do you have any sun cream?

日焼け止めはありますか、という同じ意味の文です。

この4文のうち、覚えるのが1つだけなら、いちばん上の Do you have sunscreen? にしてください。

なぜ sunscreen なのかを、ここから辞書の語義の数と、ラベルの規則でほどいていきます。

日焼け止めの英語をsunscreenと言い切れる理由|Cambridgeが並べる語義2個の中身

Cambridge Dictionary で sunscreen を引くと、語義が2個並びます。

内訳は、英英の学習者辞典に1個、米語の辞典に1個です。

英英側の説明は「a substance that you put on your skin to prevent it from being damaged by the sun」でした。

肌に塗って、太陽で肌が傷むのをさえぎる物質、という説明です。

米語側は「a substance you put on your skin to prevent it from being burned by the sun」でした。

こちらは damaged ではなく burned で、太陽で肌が焼けるのをさえぎる物質、という説明になっています。

英英は「傷む」、米語は「焼ける」と、さえぎる相手の書き方が1語だけ違います。

2個とも名詞で、動詞の使い方はありません。

例文には Before going out in the sun, apply suitable high-protection factor sunscreens. が入っていました。

日に当たる前に、保護指数の高い日焼け止めを塗りなさい、という文です。

ここで動詞として使われているのが apply です。

日焼け止めを「塗る」は、英語では apply で言います。

put on でも意味は通じます。

Cambridge の sunburned の例文には you should always put sunscreen on your skin to avoid getting sunburned という形が出てきます。

apply は語義13個で、英英側に5個、米語側に5個、ビジネス英語側に3個あります。

申し込む、という意味で、ビザやカードの申請と同じ語です。

4個目に「to spread or rub a substance such as cream or paint on a surface」が入っています。

クリームやペンキなどを表面に広げたり、すり込んだりする、という意味です。

apply は「申し込む」が先頭で、「塗る」は4番目に並ぶ語です。

空港やホテルで apply を聞いたら申し込みの話、日焼け止めのボトルで apply を見たら塗る話、と前後で読み分けます。

もう1語、reapply も引きました。

語義は3個で、すべて英英側です。

1個目は「もう一度申し込む」、2個目が「to put a substance on again」でした。

物質をもう一度つける、という意味で、日焼け止めのラベルの reapply はこの2個目です。

例文は She carefully reapplied her lipstick で、化粧を直す場面でした。

日焼け止めの英語をsunscreen・sunblock・sun cream・suntan lotionで並べ直したときの違い

日焼け止めをあらわす語は、sunscreen のほかに3つあります。

sunblock、sun cream、suntan lotion です。

4つとも Cambridge で引きました。

4語のうち、米語の辞典にも載っていたのは sunscreen だけでした。

語語義の数載っていた辞典説明の中心
sunscreen2個英英・米語太陽で肌が傷む・焼けるのをさえぎる物質
sunblock1個英英日光が肌に届くのをさえぎる強い日焼け止め
sun cream1個英英焼けないように肌に塗る物質
suntan lotion1個英英焼けないように肌に塗る液体

sunblock の説明は「a strong type of sunscreen … that prevents any of the sun’s rays from reaching the skin」でした。

日光が肌に届くのを一切さえぎる、強い種類の日焼け止め、という説明です。

辞書の上では、sunblock は sunscreen の強いもの、という位置にあります。

ところが米国の連邦規則は、この語をラベルに書くことを認めていません。

21 CFR 201.327 の (g) 項は、日焼け止めでうそや誤解を招く表示の例として「Sunblock」「sweatproof」「waterproof」の3つを挙げています。

こうした表示をした品は、連邦食品医薬品化粧品法の第502条でいう不当表示の品になります。

辞書に載っている sunblock が、米国のボトルには書けない語になっています。

話し言葉として sunblock と言っても、店員には日焼け止めのことだと伝わります。

ただ、棚の表示やネットの商品名で探すときは、sunscreen で探すほうが米国のラベルの言葉と一致します。

sun cream は英英の学習者辞典にだけ載っていて、米語の辞典にはありませんでした。

説明は「a substance that you put on your skin to protect it from being burned by the sun」です。

例文は It’s important to wear sun cream when you go to the beach. でした。

ビーチに行くときは日焼け止めを塗ることが大切だ、という文です。

ここで動詞が wear になっている点に目を向けてください。

英語では日焼け止めを「身につけている」状態を wear で言えます。

suntan lotion も英英の学習者辞典にだけ載っていました。

説明は「a liquid that you put on your skin to protect it from being burned by the sun」です。

名前に suntan と入っていますが、中身は焼けないように塗る液体です。

例文は Slather on the suntan lotion as soon as you get to the beach. で、ビーチに着いたらすぐたっぷり塗れ、という文でした。

cream は語義12個で、英英側に8個、米語側に4個ありました。

英英側の1個目は牛乳の上にできる「クリーム」で、肌に塗るクリームは3個目です。

cream を単体で言うと、カフェではまず牛乳のクリームとして受け取られます。

売り場で cream とだけ言うより、sun cream や sunscreen と前に語をつけるほうが、取り違えが起きません。

日焼け止めの英語で取り違える「日焼け」|sunburnとtanとsuntanの向き

日焼け止めを探す場面で、いちばん多い取り違えが「日焼け」の語です。

日本語の「日焼け」は、赤く痛む日焼けも、肌が茶色くなる日焼けも1語で言います。

英語では、この2つが別の語に割れています。

sunburn は語義2個で、英英側の説明が「a condition in which your skin is sore and red because you have spent too long in the sun」でした。

日に当たりすぎて、肌がひりひりして赤くなっている状態、という意味です。

例文は A long day at the beach gave him a bad sunburn. です。

ビーチで長い1日を過ごして、ひどい日焼けをした、という文になります。

形容詞の sunburned も引きました。

語義は1個で、説明は「Sunburned skin has become red and sore by being in the sun for too long, or is very suntanned」です。

赤く痛む肌と、よく焼けた茶色い肌の両方を指せる、という説明でした。

一方の tan は語義11個で、英英側に6個、米語側に4個、ビジネス英語側に1個あります。

英英側の1個目は「brown skin caused by being in the sun」でした。

日に当たってできた茶色い肌、という意味です。

例文は She came back from Spain with a deep tan. で、スペインからこんがり焼けて帰ってきた、という文でした。

suntan は語義2個で、英英側の説明は「pleasantly brown skin caused by being in hot sun」です。

suntan には pleasantlyという語が入っています。

心地よく茶色になった肌、という書き方で、望んで焼いた肌の語になっています。

sunbathe も引きました。

語義は2個で、英英側の説明は「to sit or lie in the sun in order to make your skin darker」です。

肌を濃くするために日なたに座ったり寝そべったりする、という意味になります。

sunburn は避けたい日焼け、tan と suntan は望んだ日焼け、と向きが逆になっています。

だから、日焼け止めを探して sunburn cream と言うと、日焼けしたあとに塗る品を探していると受け取られます。

日焼けしたあとに塗る品を英国では aftersun と呼び、英国 NHS のページにも aftersun cream or spray という形で出てきます。

ただし Cambridge で after-sun を引いたところ、見出し語は出てきませんでした。

日焼けして皮がむけたときの語は peel です。

peel は語義7個で、英英側の3個目に「parts of the top layer of your skin comes off because you are burned from being in the sun」が入っていました。

日に焼けたせいで、肌のいちばん上の層がはがれてくる、という意味です。

日焼け止めの英語でラベルの数字を読む|SPFとBroad Spectrumの線引き

ボトルの正面でいちばん大きく目に入るのは、SPF という3文字と数字です。

Cambridge で SPF を引くと、語義が2個並びます。

英英側は「abbreviation for sun protection factor」で始まり、日焼け止めのボトルに書かれた、その品がどのくらい効果的かを示す文字、という説明が続きます。

米語側の例文は The American Cancer Society recommends people use sunscreen with at least 15 SPF. でした。

米国がん協会は、SPF15以上の日焼け止めを使うよう勧めている、という文です。

Broad Spectrumは370ナノメートルの線

米国のボトルでは、SPF の前に Broad Spectrum という2語がつく品と、つかない品があります。

この2語をつけてよいかどうかは、21 CFR 201.327 の (j) 項の試験で決まります。

平均の臨界波長が370ナノメートル以上の品が、broad spectrum に分類されます。

試験に通った品のラベルは「Broad Spectrum SPF」に数字を続けた形で、通らなかった品は「SPF」に数字を続けた形です。

規則は、Broad Spectrum SPF の文字列を途中に別の文字や図を挟まずに続けて書き、同じ書体・大きさ・色で載せるよう定めています。

FDA の解説ページは、broad spectrum の日焼け止めを UVA と UVB の両方の紫外線から守る品として説明しています。

SPF の数字そのものは、主に UVB への守りの度合いを示す数字です。

Cambridge で broad-spectrum を引くと、語義は1個でした。

その説明は「(of a drug or chemical) working against a wide range of bacteria, insects, etc.」です。

薬や化学物質が、幅広い細菌や虫などに作用する、という意味で、紫外線の話は出てきません。

辞書の broad-spectrum は抗生物質や殺虫剤の語で、ボトルの Broad Spectrum は規則が決めた紫外線の語です。

SPF15で変わる警告の文

SPF の数字が15より低い品と、Broad Spectrum の試験に通らなかった品には、決まった警告文が入ります。

規則の文言は「Skin Cancer/Skin Aging Alert」で始まります。

続く文が This product has been shown only to help prevent sunburn, not skin cancer or early skin aging. です。

この品は日焼けを防ぐ助けになることだけが示されていて、皮膚がんや早い肌の老化についてではない、という意味になります。

逆に、Broad Spectrum の SPF が15以上の品だけが、ラベルの Uses の欄に皮膚がんと肌の老化の危険を下げる、という文を足せます。

その文にも if used as directed with other sun protection measures という条件がついています。

指示どおりに、ほかの日よけの手段と一緒に使えば、という条件です。

規則は、日焼け止めを使うだけで皮膚がんや肌の老化の危険が下がる、またはそれが起きなくなるとほのめかす表示を、不当表示として扱います。

FDA の解説ページには、SPF の数字を時間と取り違える例も載っています。

1時間で日焼けする人が SPF15 を塗れば15時間焼けない、という読み方は正しくありません。

FDA は、SPF は日に当たる時間ではなく、日に当たる量に関わる数字だとしています。

ラベルで SPF を見かけたら、「何時間」ではなく「どのくらいの強さの日差しまで」の数字として読むのが、規則と同じ読み方です。

日焼け止めを塗ってから出るビーチの看板と旗の英語は、ビーチの英語をbeachとshoreの違いとライフセービングの旗9種で並べ直した記事で読めます。↓

日焼け止めの英語でwaterproofが無い理由|Water Resistantの40分と80分

日本のボトルで見かける「ウォータープルーフ」は、英語の waterproof から来た言葉です。

ところが、米国の日焼け止めのボトルには waterproof の文字が入りません。

理由は、前の章で見た 21 CFR 201.327 の (g) 項です。

waterproof は、sunblock や sweatproof と並んで、誤解を招く表示の例に入っています。

FDA の解説ページの答えも短く、No. There’s no such thing as “waterproof” sunscreen. の1文です。

いいえ、waterproof な日焼け止めというものはない、という意味になります。

続く文は All sunscreens eventually wash off. で、日焼け止めはどれもいずれ洗い流される、という意味でした。

米国のボトルでは、waterproof の代わりに Water Resistant という語が使われます。

規則が認めている表示は2つだけです。

  • Water Resistant (40 minutes)
  • Water Resistant (80 minutes)

40分と80分は、それぞれ水に浸かる試験の時間です。

規則の (i)(7) 項は、40分の表示なら40分間、80分の表示なら80分間、水に浸かったあとで SPF を測るよう定めています。

40分・80分は「その時間で塗り直す」ではなく「その時間水に浸かったあとで測った」という数字です。

ラベルの Directions の欄にも、この数字がそのまま入ります。

Water Resistant の品の文言は reapply で始まり、after 40 minutes of swimming or sweating のように、泳いだり汗をかいたりして40分たったあと、と続きます。

そのあとに immediately after towel drying と at least every 2 hours が並びます。

タオルでふいたらすぐ、そして少なくとも2時間ごと、という意味です。

Water Resistant でない品の文言は reapply at least every 2 hours です。

そのあとに use a water resistant sunscreen if swimming or sweating が続きます。

泳いだり汗をかいたりするなら、water resistant の日焼け止めを使うように、という意味になります。

Cambridge で waterproof を引くと、語義は4個でした。

英英側の1個目は「not allowing water to go through」で、水を通さない、という意味です。

water-resistant を引くと、water-repellent の項目に飛ばされました。

water-repellent の語義は2個で、英英側の説明は「Water-repellent clothing or material does not absorb water when it is raining lightly」です。

小雨のときに水を吸わない服や素材、という意味で、ここでも日焼け止めの話は出てきません。

日焼け止めの英語で塗り方を読む|15分前・2時間ごと・1オンス

ボトルの裏には、Drug Facts という表があります。

米国の日焼け止めでは、この表の Directions の欄に塗り方が入ります。

規則が全部の品に入れるよう定めている文言は、apply liberally 15 minutes before sun exposure の形です。

liberally の代わりに generously を選んでもよく、and evenly を足してもよいことになっています。

日に当たる15分前に、たっぷり塗る、という意味です。

塗るのは日に当たる15分前です。

同じ欄には children under 6 months of age: Ask a doctor の文も入ります。

生後6か月未満の子どもは医師に相談するように、という意味です。

FDA の解説ページは、塗る量も示しています。

平均的な体格の大人や子どもには、頭から足まで均一に塗るのに少なくとも1オンスが必要で、それはショットグラス1杯ほどの量です。

同じページは、塗り忘れやすい場所として次の8か所を挙げています。

  • Ears(耳)
  • Nose(鼻)
  • Lips(唇。SPF のリップクリームを使う)
  • Back of neck(首の後ろ)
  • Hands(手)
  • Tops of feet(足の甲)
  • Along the hairline(髪の生え際)
  • Exposed scalp(髪が薄くなって出ている頭皮)

スプレー式の日焼け止めは顔に直接吹きかけないこと、もページに入っています。

スプレーの中にはアルコールのように燃えやすい成分を含む品があり、燃えやすい品には火の近くで使わないよう警告の表示が要ります。

FDA は、燃えやすいと表示された品を塗っている間と塗ったあとは、たばこやバーベキューの火に近づかないよう勧めています。

ボトルの保管の文も、ラベルに必ず入ります。

文言は protect the product in this container from excessive heat and direct sun です。

容器の中の品を、高い熱と直射日光から守ってください、という意味になります。

使用期限の読み方もページにあります。

期限が書かれていない品は、製造元の試験で少なくとも3年は安定していると示された品です。

そのため FDA は、期限の書かれていない品を、買ってから3年たったら期限切れとみなすよう勧めています。

米国以外で買った日焼け止めについても、ページに1つ答えがあります。

国によっては日焼け止めを化粧品として扱っていて、米国では医薬品として扱っています。

米国の外で買った日焼け止めは、ラベルを読んで米国の品との違いを確かめるよう、FDA は勧めています。

英国の日焼け止めの英語|NHSのSPF30と星4つ

英国の店に並ぶ日焼け止めは、米国とラベルの作りが違います。

NHS のページは、日焼け止めを買うときのラベルの条件を2つ挙げています。

  • a sun protection factor (SPF) of at least 30 to protect against UVB
  • at least 4-star UVA protection

UVB を守る SPF が30以上、UVA の守りが星4つ以上、という意味です。

米国のボトルは Broad Spectrum の2語、英国のボトルは星の数で UVA を示します。

星は最大5つまでで、数が多いほど UVA の守りが高いことを示します。

UVA という3文字を丸で囲んだマークは、EU の基準を満たしていることを示す印です。

SPF の段階については、2から50+までの目盛りで、50+ がいちばん強い UVB の守りだとしています。

ボトルの隅には、ふたを開けた瓶の絵に M と数字が入ったマークがあります。

このマークは、開けてから何か月使えるかを示す使用期限の印です。

NHS は塗る量を、体全体なら大人でおよそ茶さじ6杯から8杯としています。

外に長くいて焼けるおそれがあるときは、2回に分けて塗ることを勧めています。

1回目が出かける30分前で、2回目が出かける直前です。

水に入ったあとは、ボトルに water resistant とあっても、すぐ塗り直すよう勧めています。

タオルでふいたあと、汗をかいたあと、こすれて落ちたかもしれないときも同じです。

NHSは2時間ごとの塗り直しも勧めていて、理由は日差しで肌から乾いて落ちるからです。

NHS は、日焼け止めだけに頼らないことも書き添えています。

英国では3月から10月の11時から15時が、日差しのいちばん強い時間で、その時間は日陰で過ごすよう勧めています。

日陰の英語は shade です。

shade は語義21個で、英英側に12個、米語側に9個ありました。

英英側の1個目は「slight darkness caused by something blocking the direct light from the sun」です。

何かが直射日光をさえぎってできる、少しの暗がり、という意味になります。

例文は We sat in the shade of some olive trees. で、オリーブの木陰に座った、という文でした。

4個目は複数形の shades で、くだけた言い方として sunglasses への矢印が入っています。

in the shade は「日陰で」、shades は「サングラス」と、s が1つつくかどうかで物が変わります。

英国で日焼け止めを売っている薬局の呼び方は、薬局の英語をchemistとpharmacyの違いから並べ直した記事で読めます。↓

ハワイの日焼け止めの英語|oxybenzoneとoctinoxateを裏のラベルで読む

ハワイでは、日焼け止めの名前より先に、ボトルの裏の成分を読む必要があります。

ハワイ州議会が通した法案 SB2571 の本文に、その線引きがあります。

2021年1月1日から、oxybenzone か octinoxate、またはその両方を含む日焼け止めを、州内で売ること、売りに出すこと、売るために配ることが違法になりました。

例外は、免許を持つ医療者が出した処方箋がある場合だけです。

法案の第1節は、この2つの化学物質がハワイの海の環境とサンゴ礁に大きな害を与えている、という議会の判断から始まります。

同じ節には、2つの物質の濃度が高い場所として、オアフ島のワイメア湾、ハナウマ湾、ワイキキ・ビーチ、マウイ島のホノルア湾とアヒヒ・キナウ自然保護区の名前が並んでいます。

ラベルの成分表では、2つの物質が別の名前で出てくることがあります。

法案は、それぞれの別名も並べています。

法案での名前法案が挙げる別名の例CAS登録番号
oxybenzonebenzophenone-3131-57-7
octinoxateethylhexyl methoxycinnamate、octyl methoxycinnamate5466-77-3

裏のラベルに benzophenone-3 とあれば、oxybenzone と同じ物質です。

法案での sunscreen は、日焼けを防ぐ目的で肌に塗る用途として売られる品です。

顔用の化粧品として売られる品は、この定義から外れます。

Cambridge で reef と coral も引きました。

reef は語義2個で、英英側の説明は「a line of rocks or sand just above or just below the surface of the sea, often dangerous to ships」です。

海面のすぐ上か下にある岩や砂の列で、船にとって危ないことが多い、という意味です。

例文に a coral reef が入っていて、これがサンゴ礁です。

coral は語義4個で、英英側の1個目は、海の中で小さな生き物の群れがつくる岩のような物質、またはその生き物です。

店で成分を確かめたいときは、2つの物質の名前をそのまま聞きます。

Does this contain oxybenzone or octinoxate?

これには oxybenzone か octinoxate が入っていますか、という意味です。

なお、この法案の本文は州全体の線引きを決めたものです。

この記事は法案の本文だけを読んでいて、その後の州や郡の追加の決まりは扱っていません。

日焼け止めの英語とUVインデックス|WHOの3段階と気象庁

日焼け止めを塗るかどうかを決める目安として、天気予報に出てくる数字があります。

UV index、つまり UVインデックスです。

Cambridge で ultraviolet を引くと、語義は2個でした。

その説明は「Light of this type causes the skin to become darker in the sun.」で終わります。

この種類の光が、日なたで肌を濃くする、という意味です。

UV は語義1個で、ultraviolet の略です。

WHO のページは、UV インデックスを紫外線の強さの目安としています。

値は0から上に伸び、値が高いほど肌と目を傷める力が大きく、害が出るまでの時間が短くなります。

WHO は、値に応じた行動を3段階で示しています。

UVインデックスWHOのページの英文日本語の意味
0〜2You can safely enjoy being outside!安心して外で過ごせる
3〜7Seek shade during midday hours! Slip on a shirt, slop on sunscreen and slap on hat!昼の時間は日陰へ。シャツを着て、日焼け止めを塗り、帽子をかぶる
8以上Avoid being outside during midday hours! Make sure you seek shade! Shirt, sunscreen and hat are a must!昼の時間は外に出ない。日陰を探す。シャツと日焼け止めと帽子は必須

3〜7の段の slip・slop・slap は、着る・塗る・かぶるを韻でそろえた3語です。

slop on sunscreen の slop は、ここでは日焼け止めをたっぷり塗る、という意味で使われています。

WHO のページによると、UV インデックスの報告では、その日の最大の値が出されます。

最大の値は、太陽が南中する正午ごろの前後4時間に出ます。

WHO はさらに、国によっては値が3以上と予報されたときに、日よけの時間帯が出されると説明しています。

気象庁のページは、UV インデックスを世界共通の指標としています。

気象庁は、海外でも現地の UV インデックスの情報を使って紫外線の対策をとれる、としています。

英国の NHS も、天気のアプリやウェブサイトで UV インデックスを確かめ、3以上なら肌を守ることを考えるよう勧めています。

旅先で天気予報を英語で読むなら、UV index の欄の数字を3と8で区切ると、WHO の3段階と同じ読み方になります。

日差しが強い日に体調の話をするときの語に、sunstroke もあります。

sunstroke は語義1個で、説明は「an illness caused by spending too much time in strong heat and light from the sun」です。

強い熱と日差しの中に長くいすぎて起きる病気、という意味で、日本語の「日射病」に当たります。

店で使う日焼け止めの英語|聞く文と返ってくる文

ここまでの語を、売り場で口に出す順に並べ直します。

入口で棚の場所を聞くときは、最初の章の文で足ります。

Where can I find sunscreen?

棚の前で、数字と種類を指定します。

I’m looking for broad spectrum SPF 30 or higher.

Broad Spectrum の SPF 30以上を探しています、という意味です。

水に入る予定があるなら、water resistant を足します。

Is this one water resistant?

これは water resistant ですか、という意味になります。

肌が敏感なことを伝えたいときは sensitive を使います。

I have sensitive skin.

肌が敏感です、という意味です。

sensitive は語義14個で、英英側に7個、米語側に4個、ビジネス英語側に3個ありました。

英英側の1個目は「easily upset by the things people say or do」で、人の言動に傷つきやすい、という意味です。

sensitive の1個目は肌ではなく心の話で、肌の意味は4個目の「影響を受けやすい」から来ています。

そのため I’m sensitive. とだけ言うと、気持ちが傷つきやすい人だと受け取られます。

肌の話なら、skin まで言い切ってください。

塗ったあとに赤い発疹が出た、と伝えたいときは rash です。

rash は語義6個で、英英側の1個目が「a lot of small red spots on the skin」でした。

肌にできた、たくさんの小さな赤い点、という意味です。

3個目は形容詞で「careless or unwise」、つまり軽はずみな、という意味になります。

米国のラベルの Warnings の欄には、Stop use and ask a doctor if rash occurs の文が入ります。

発疹が出たら使うのをやめて、医師に相談するように、という意味です。

同じ欄には keep out of eyes. Rinse with water to remove. の文もあります。

目に入れないこと、入ったら水で洗い流すこと、という意味になります。

店員から返ってくる文も、決まった形が多くなります。

It’s in aisle 5, next to the sunglasses.

5番の通路の、サングラスの隣にあります、という意味です。

Do you want lotion or spray?

ローションにしますか、スプレーにしますか、という意味です。

FDA のページは、日焼け止めの形として lotions、creams、sticks、gels、oils、butters、pastes、sprays の8つを挙げています。

形の名前を知っていれば、lotion or spray? と聞かれても、そのまま1語で答えられます。

聞き取れなかったときは、ボトルを指さして1語だけ返します。

This one, please.

これをください、という意味で、名前を言えなくても会計まで進めます。

日焼け止めの英語についてよくある質問

sunblockと言うと通じないのですか

通じます。

Cambridge の英英の学習者辞典は、sunblock を強い種類の sunscreen として載せています。

ただし米国の連邦規則は、ボトルの表示に Sunblock と書くことを誤解を招く表示の例に挙げています。

棚やネットで探すときは、ラベルの言葉と同じ sunscreen で探すほうが確実です。

SPF50のほうがSPF30より長い時間もつのですか

FDA は、SPF を日に当たる時間の数字として読むのは正しくないとしています。

SPF は、日焼けを起こすのに要る紫外線の量を、塗った場合と塗らない場合で比べた数字です。

塗り直しの目安は、SPF の数字にかかわらず、米国のラベルでも英国の NHS でも2時間ごとです。

Water Resistant (80 minutes)は80分ごとに塗り直す意味ですか

違います。

80分は、水に80分浸かったあとで SPF を測る試験の時間です。

ラベルの Directions には、泳いだり汗をかいたりして80分たったあと、タオルでふいたらすぐ、少なくとも2時間ごと、の3つの塗り直しの場面が並びます。

ハワイに日本の日焼け止めを持って行ってもよいのですか

この記事で読んだ法案 SB2571 の本文が違法としているのは、州内で売ること、売りに出すこと、売るために配ることです。

持ち込みや使用についての文は、この法案の本文にはありませんでした。

持ち込みのルールは、この記事では確かめていません。

英国の日焼け止めの星マークは何を示すのですか

NHS のページによると、星の数は UVA への守りの度合いを示し、最大は5つです。

NHS は、SPF30以上に加えて、星4つ以上の品を選ぶよう勧めています。

UVA の文字を丸で囲んだマークは、EU の基準を満たしていることを示す印です。

覚えて帰る1文|日焼け止めの英語を決めるのはsunではなくscreen

最後にもう一度、1文に戻ります。

Do you have sunscreen?

この1文の芯は、sun ではなく screen のほうです。

screen は「さえぎる幕」の語で、sunscreen は日差しをさえぎる物、という作りになっています。

sunburn・suntan・sunbathe と、sun で始まる語はどれも日に当たる側の語でした。

さえぎる側の語は、sunscreen と sunblock と sun cream と suntan lotion の4つです。

そのうち米国のボトルに書けるのは sunscreen で、書けないのは sunblock です。

場面で選ぶ語の早見

  • 店で日焼け止めを探す=sunscreen(英国なら sun cream も可)
  • 塗る=apply、塗り直す=reapply
  • 赤く痛む日焼け=sunburn、茶色い日焼け=tan・suntan
  • 米国の UVA の印=Broad Spectrum、英国の UVA の印=星の数
  • 水に強い=water resistant(40分か80分)、waterproof はラベルに無い
  • 日陰=shade、サングラス=shades
  • ハワイの裏ラベルで探す語=oxybenzone・octinoxate

旅先で日焼け止めを買うのは、たいてい空港の保安検査を通ったあとか、着いてからです。

あわせて読みたいのは、液体の決まりをTSAの原文で確かめた保安検査の英語の記事です。↓

参考文献

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