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自動販売機の英語はvending machineの2語で足ります|辞書59語と米FDA・英国の法令・国税庁の資料を読んで、お金が戻らないときの一文まで並べ直しました

自動販売機の英語はvending machineの2語で足ります|辞書59語と米FDA・英国の法令・国税庁の資料を読んで、お金が戻らないときの一文まで並べ直しました
自動販売機の英語はvending machineの2語で足ります|辞書59語と米FDA・英国の法令・国税庁の資料を読んで、お金が戻らないときの一文まで並べ直しました

自動販売機の英語で最初に手が止まるのは、旅先の駅や空港で、光る箱の前に立った瞬間です。

変わるのは、投入口やボタンの横に並ぶ短い英語です。

硬貨の口、紙幣の口、カードをかざす場所、商品の番号、返却のレバーが、それぞれ別の語で示されます。

そのうえ、近くに自動販売機があるかどうかを人に聞く場面もあります。

お金を入れたのに何も出てこない、という場面もあります。

そのとき、どの語で「詰まった」「戻ってこない」と言えばいいのかが分かりません。

つまずく理由は、単語を知らないからではなく、日本語の「自販機」の1語に、英語ではお金・選ぶ・出てくる・返すの4つの動作の語がぶら下がっているからです。

この記事では Cambridge Dictionary で64語を引きました。

見出し語があったのは59語で、そのページに並ぶ語義を1個ずつ数えると、合計は635個でした。

残る5語は exact change・coin return・ticket machine・coin-operated・change machine で、どれも見出し語そのものがありませんでした。

あわせて、米国食品医薬品局(FDA)の自動販売機の表示ルールのページと、米国の連邦規則 21 CFR 101.8 の条文を開きました。

英国の法令データベースでは、イングランドのたばこ自動販売機の規則を開きました。

日本の国税庁では、酒類自動販売機の設置状況の公表ページを開きました。

数字はすべてこの原文から取り、開けなかったページのことは1文字も書いていません。

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自動販売機の英語は「Is there a vending machine around here?」の1文|vendより先に結論

自動販売機を探すときに口から出す英語は、この1文で足ります。

Is there a vending machine around here?

「この近くに自動販売機はありますか」という意味です。

自販機は vending machineの2語で、1語では言いません。

Cambridge Dictionary で vending machine を引くと、語義は3個でした。

3個とも「お金を入れて物を買う機械」という同じ中身で、ほかの意味に逃げていきません。

語義が3個とも同じ物を指しているので、この2語は取り違えようがない語です。

飲み物が欲しいだけなら、聞き方を少し変えます。

Where can I get a drink around here?

「この辺りで飲み物はどこで買えますか」という意味です。

機械の前に立ってから困ったときは、次の1文です。

The machine took my money, but nothing came out.

「機械がお金を取ったのに、何も出てきません」という意味です。

took my money は「お金を飲み込んだ」、came out は「出てきた」で、どちらも中学で習う動詞です。

表示に出てくる語は、お金を入れる語・選ぶ語・出てくる語・返す語の4種類に分かれます。

その前に、vending machine の vend がどんな語なのかを確かめておきます。

自動販売機の英語でvendだけでは通じない理由|辞書に並ぶvendとvendorの語義の数

vending machine の頭にある vend は、「売る」という意味の動詞です。

Cambridge Dictionary で vend を引くと、語義はビジネス英語辞典の欄に1個だけでした。

to sell something(Cambridge Dictionary 公式サイトの vend の語義より)

英語辞典と American Dictionary の欄には、vend 単体の語義が出てきませんでした。

vend は語義が1個しかなく、vending machine の組み合わせで覚えるのが早い語です。

一方、vend に -or が付いた vendor は語義が5個あります。

英語辞典の語義は「someone who is selling something」で、売っている人を指します。

American Dictionary には「A vendor is also a person who sells food or goods on the street」があり、屋台や露店の売り手もこの語で呼びます。

vendor は「人や会社」、vending machine は「機械」で、指す相手がはっきり分かれます。

vending machine の英語辞典の語義はこうです。

a machine from which you can buy things such as drinks and sweets by putting coins or tokens (= metal or plastic discs) into it, or by using a payment card(Cambridge Dictionary 公式サイトの vending machine の語義より)

買い方として、coins と tokens と payment card の3つが並んでいます。

American Dictionary の語義は「a machine you put money into to buy small items such as packages of food, candy, and drinks」です。

ビジネス英語辞典の語義は「a machine from which you can buy cigarettes, drinks, sweets, etc. by putting money in」で、売る物の筆頭に cigarettes が来ます。

最後に machine 単体を引くと、語義は12個に増えました。

英語辞典の語義には「a computer」と「a vehicle, often a motorcycle」が入り、「a group of people who control and organize something」まであります。

machine 単体は12個なので、場所を聞くときは vending まで付けて言います。

探すときは vending machine、目の前では the machine、と使い分けるのが自然です。

自動販売機の英語をdispenser・kiosk・dispenseで並べ直したときの語義の数の差

英語には、vending machine のほかにも「物が出てくる機械」を指す語があります。

代表が dispenser と kiosk で、どちらも Cambridge Dictionary の語義の中に machine が入る語です。

dispenser は語義が6個で、英語辞典の語義は「a machine or container that you can get something from」です。

American Dictionary の語義は「a machine from which you can get an item, usually by putting coins in it.」で、こちらは自動販売機にかなり近い説明です。

動詞の dispense も語義は6個で、例文に自動販売機がそのまま出てきます。

There is a vending machine on the platform that dispenses snacks.(Cambridge Dictionary 公式サイトの dispense の例文より)

「ホームにはお菓子が出てくる自動販売機があります」という意味です。

機械が商品を「出す」動作を、英語では dispense という1語で言います。

dispense には「to prepare and give out medicine」という薬局の語義もあり、3つの欄の6個のうち2個が薬の話です。

kiosk は語義が5個で、英語辞典の1つめは窓口からお菓子や飲み物や新聞を売る小さな建物です。

ビジネス英語辞典の側にだけ、券や案内を出す「a small machine in a public place」の語義があります。

kiosk は売店か券売機で、飲み物の自動販売機を指す語ではありません。

ticket machine を Cambridge Dictionary で引くと、見出し語がありませんでした。

辞書の上では、ticket と machine を並べた組み合わせとして読む語です。

券売機で買う切符そのものの言い方は、電車の切符の英語をsingleとreturnの語義から数えた記事で読めます。↓

お金を入れる場面の自動販売機の英語|coin・note・bill・slot・insertの使い方

自動販売機の前で最初に読むのは、お金を入れる口の表示です。

硬貨の口と紙幣の口の呼び名

硬貨は coin で、語義は10個です。

英語辞典の1つめは「a small, round piece of metal, usually silver or copper coloured, that is used as money」です。

紙幣は note か bill で、ここは辞書の欄によって語義の並びが分かれる語です。

note は語義が23個あり、英語辞典では「a piece of paper money」が10個のうち7つめに出てきます。

ところが American Dictionary の6個の語義には、お金の語義が1つもありませんでした。

bill は語義が27個で、American Dictionary の欄に「a piece of paper money」が入っています。

American Dictionary の欄で紙幣を指すのは bill、英語辞典の欄では note も bill も紙幣の語義を持っています。

bill の1つめの語義は「a request for payment of money owed」で、請求書や伝票です。

どちらか迷う表示には banknote が使われることもあり、こちらの語義は2個とも「a piece of printed paper that has a particular value as money」です。

口そのものは slot で、語義は15個でした。

英語辞典の1つめが「a long, narrow hole, especially one for putting coins into」で始まる語義です。

硬貨の口は slotで、語義の1つめにもう coins が入っています。

入れる動作のinsertと、硬貨の代わりのtoken

「入れる」は insert で、語義は9個です。

英語辞典の1つめは「to put something inside something else」で、例文にそのまま slot が出てきます。

Insert your ATM card in the slot to begin your transaction.(Cambridge Dictionary 公式サイトの insert の例文より)

「取引を始めるには、ATMカードを口に入れてください」という意味です。

硬貨の代わりに使う専用のコインは token で、語義は15個でした。

ビジネス英語辞典の1つめに、自動販売機がそのまま出てきます。

a round piece of metal or plastic that is used instead of money in some machines, for example, to get food or drink out of a vending machine, use a car park, etc(Cambridge Dictionary 公式サイトの token の語義より)

vending machine の語義にも token が入っていて、2語が辞書の中で互いを指し合っています。

  • quarter(語義22個)=米国とカナダの25セント硬貨(in the US and Canada, a coin worth 25 cents)
  • dime(語義7個)=米国とカナダの10セント硬貨(an American or Canadian coin that has the value of ten cents)
  • nickel(語義7個)=米国とカナダの5セント硬貨(a US or Canadian coin worth five cents)
  • penny(語義10個)=米国とカナダでは1セント、英国では最小の単位(100 pence in one pound)
  • cent(語義4個)=ドルやユーロの100分の1の単位

quarter の英語辞典の1つめは「one of four equal or almost equal parts of something」で、硬貨の語義は7つめです。

nickel の英語辞典の1つめは「a chemical element that is a silver-white metal」で、金属のニッケルが先に来ます。

quarter と nickel は、1つめの語義が硬貨ではない語です。

外貨の硬貨を手元にそろえる言い方は、両替の英語をexchangeとchangeの違いから確かめた記事で読めます。↓

支払い方法を読む自動販売機の英語|cash・contactless・tap・swipeの言い方

硬貨を持っていなくても、カードで買える機械があります。

現金は cash で、語義は8個でした。

英語辞典の語義は「money in the form of notes and coins」、American Dictionary の語義は「money in the form of bills and coins」です。

同じ現金の説明でも、英語辞典は notes、American Dictionary は bills と書き分けています。

cash に -less が付いた cashless は語義が2個で、どちらも硬貨や紙幣を使わない支払いの意味です。

カードをかざして払う方式は contactless で、語義は2個でした。

英語辞典の語義には a mobile phone が入っていて、スマートフォンでの支払いも含みます。

かざす動作は tap で、語義が33個もありました。

英語辞典では「to touch a card gently against an electronic device, for example in order to pay for something or be allowed to go somewhere」が4つめに出てきます。

tap の1つめは「軽くたたく」で、名詞には蛇口の語義もあります。

かざすは tap、通すは swipeと覚えます。

swipe は語義が10個で、英語辞典には磁気の帯があるカードを読み取り機に通す語義があります。

カードが使えるかどうかを聞くときは、次の1文で足ります。

Does this machine take cards?

「この機械はカードが使えますか」という意味で、take が「受け付ける」の意味で働いています。

表示の側では、同じ意味で accept が使われます。

accept の語義は13個で、英語辞典の1つめは「to agree to take something」です。

accept の1つめの語義の中に take が入っているので、take と accept は表示と会話で入れ替えて読めます。

カード払いそのものの言い方は、クレジットカードの英語をDo you take credit cards?の1文から並べた記事で読めます。↓

商品を選ぶ場面の自動販売機の英語|button・select・press・sold outの伝え方

お金を入れたら、次は商品を選びます。

押すボタンと選ぶ番号

ボタンは button で、語義は11個でした。

英語辞典の1つめは「服のボタン」で、機械のボタンは2つめの「a small, sometimes circular object that you press to operate a device or a machine」です。

押す動作は press で、語義は31個もありました。

英語辞典の1つめは「to push something firmly」で始まる、しっかり押す語義です。

press の名詞には「newspapers and magazines」、つまり報道機関の語義があり、31個のうち13個が新聞・報道・印刷の語義です。

機械の前で press と出てきたら、迷わず「ボタンを押す」と読みます。

選ぶは select で、語義は7個でした。

ビジネス英語辞典には「to choose something from a computer menu」があり、画面で選ぶ動作まで含みます。

米国の連邦規則は、自動販売機の部品として selection button と selection number という語を使っています。

選ぶボタンが selection button、商品の横の番号が selection number です。

Which button do I press for water?

「水はどのボタンを押せばいいですか」という意味です。

売り切れと品切れの表示

ボタンを押しても何も起きないときは、売り切れの表示を探します。

sold out は語義が2個で、2つめが「When a shop is sold out of something, there is no more of that thing left to buy in it」です。

out of stock も語義は2個で、どちらもビジネス英語辞典の欄にある「在庫がない」という意味です。

empty は語義が11個で、1つめが「not containing any things or people」です。

機械の表示で品切れを言うのは sold out、在庫の話をするのは out of stock、空っぽの物は empty です。

飲み物を指す自動販売機の英語|soda・pop・soft drink・can・bottleの呼び分け

自動販売機で買う物のほとんどは飲み物です。

ところが英語では、甘い炭酸飲料の呼び方だけで3つに割れています。

soft drink は語義が2個で、英語辞典の語義に cold と not contain alcohol の両方が入っています。

soda は語義が3個で、英語辞典の2つめは「a type of fizzy water (= with bubbles), often mixed with alcoholic drinks」です。

お酒を割る炭酸水も soda なので、甘い飲み物か炭酸水かは soda の1語では決まりません。

pop は語義が27個で、英語辞典の1つめはポップ音楽です。

飲み物の語義は英語辞典の4つめで、American Dictionary の欄には「a soft drink」とだけあります。

3語のうち、語義が2個ともお酒の入らない飲み物だけを指すのは soft drink です。

drink は語義が9個で、2つめが「alcoholic liquid」です。

a drink だけで「お酒」の意味に取られる場面もあるので、自動販売機の前では a soft drink や a bottle of water と中身まで言います。

beverage は語義が3個で、ビジネス英語辞典の語義は「a drink that is produced to sell to people」です。

缶とボトルの呼び名

缶は can で、語義は27個もありました。

英語辞典の16個のうち、1つめから8つめまでは「〜できる」の助動詞で、缶の語義は9つめの「a closed metal container, especially cylinder-shaped, in which some types of drink and food are sold」です。

ボトルは bottle で、語義は8個でした。

英語辞典の1つめは「a container for liquids, usually made of glass or plastic, with a narrow neck」で、ガラスでもプラスチックでも bottle です。

プラスチックのボトルも、この語義のとおり bottle の1語で言えます。

炭酸と温度を言う語

炭酸入りかどうかは、fizzy・sparkling・still の3語で分かれます。

fizzy は語義が1個だけで、「having a lot of bubbles」です。

sparkling は語義が5個で、1つめは「shining brightly」、飲み物の語義は3つめの「A sparkling drink is one that contains many small bubbles of gas」です。

still は語義が15個で、炭酸の入っていない飲み物は英語辞典の5つめ「A still drink is one that is not fizzy (= with bubbles)」です。

水のボトルに still とあれば炭酸なし、sparkling とあれば炭酸入りと読みます。

温度は cold と hot と chilled で言います。

cold は語義が10個で、5つめに風邪の語義が入っています。

hot は語義が18個で、2つめが「used to describe food that causes a burning feeling in the mouth」、つまり辛いという意味です。

chilled は語義が2個で、1つめは「made cold, usually by being put in a fridge」です。

おつりと返金の自動販売機の英語|change・refund・return・cancelの線引き

日本語の「おつり」は1語ですが、英語の change は語義が40個ある語でした。

英語辞典の21個の中で、お金に関わる語義は次の3つです。

  • money in the form of coins rather than notes(紙幣ではなく硬貨の形のお金=小銭)
  • smaller units of money given in exchange for larger units of the same amount(大きいお金と同じ額の、細かいお金)
  • the money that is returned to someone who has paid for something that costs less than the amount that they gave(払った額より安い物を買ったときに返ってくるお金=おつり)

change の1語が、小銭・細かいお金・おつりの3つを全部引き受けています。

だから「おつりが出てこない」も「小銭がない」も、change の1語で言えます。

I didn’t get my change.

「おつりを受け取っていません」という意味です。

Do you have change for this?

紙幣を見せながら言えば「これを細かくしてもらえますか」という意味になり、change の2つめのお金の語義をそのまま使っています。

お金を返してもらうときは refund で、語義は5個でした。

英語辞典の1つめは「an amount of money that is given back to you」で始まる、返ってくるお金の語義です。

Can I get a refund? The machine didn’t give me anything.

「返金してもらえますか、機械から何も出てきませんでした」という意味です。

return は語義が50個あり、今回引いた64語の中でいちばん多い語でした。

ビジネス英語辞典には「to give back money that will not be used or that should not have been paid」があり、お金を返す動作もこの語で言えます。

取り消しは cancel で、語義は10個でした。

英語辞典の1つめには「to stop an order for goods or services」が入り、注文を取りやめる意味を持ちます。

おつりは change、返金は refund、取りやめは cancel、戻す動作は return です。

米国の自動販売機の英語|FDAがカロリー表示を求める20台の線引き

米国の自動販売機には、売っている食べ物のカロリーの数字が並んでいることがあります。

これは米国食品医薬品局(FDA)のルールで、米国の連邦規則 21 CFR 101.8 が中身を決めています。

規則が決めたvending machineの意味

21 CFR 101.8 の見出しは「Vending machines」です。

条文の中で、vending machine の意味がこう決められています。

a self-service machine that, upon insertion of a coin, paper currency, token, card, or key, or by optional manual operation, dispenses servings of food in bulk or in packages(米国の連邦規則 21 CFR 101.8 より)

この1文に、coin・token・card・dispense と、この記事で数えた語がそのまま並んでいます。

紙幣は note でも bill でもなく、paper currency と書かれた条文の言葉です。

機械を動かす側は vending machine operator で、どの食べ物を売るかを決める人や会社を指します。

カロリーの数字を置く場所と文字の大きさ

カロリーの表示が必要になるのは、自動販売機を20台以上持つか動かしている operator です。

20台未満の operator も、自分から登録すればこのルールの対象になれます。

表示の場所は「in close proximity to the article of food or selection button」で、商品か選択ボタンのすぐ近くです。

さらに、食べ物そのもの・名前・値段・選択ボタン・選択番号が見えるのと同時に、カロリーも見えていなければなりません。

機械に貼る表示の文字は、機械に出ている食べ物の名前・選択番号・値段のうち、いちばん小さいものより小さくしてはいけない決まりです。

ガラス越しに中の包装が見える機械で、包装の表にカロリーを書く場合は、内容量の表示に求められる最小の文字の150パーセント以上の大きさが求められます。

カロリーは買う前に読めるのが、このルールの狙いです。

英国と日本の自動販売機の英語|たばことお酒を売る機械の決まり

自動販売機で売ってよい物は、国ごとの法令で線が引かれています。

イングランドの規則はautomatic machineと呼ぶ

イングランドには The Protection from Tobacco (Sales from Vending Machines) (England) Regulations 2010 という規則があります。

規則の名前と条の見出しには vending machines と入っていますが、禁止の文そのものに使われる語は別の語です。

The sale of tobacco from an automatic machine is prohibited.(英国政府 legislation.gov.uk の同規則の条文より)

「自動の機械からたばこを売ることは禁止される」という意味です。

名前と見出しでは vending machine、禁止の文では automatic machine と、同じ機械が2つの語で呼ばれています。

違反の責任を負うのは、機械が置かれた場所を管理している人です。

この規則が及ぶのはイングランドだけで、規則の中に「These Regulations apply in relation to England」と範囲が書いてあります。

イングランドでは、たばこを自動販売機で売ること自体が禁止されています。

日本の酒類自動販売機は全国8,521台

日本では、国税庁が毎年、酒類自動販売機の設置状況について酒類小売業者に報告を求め、集計した結果を公表しています。

国税庁の公表ページでは、酒類自動販売機の設置台数は全国で8,521台です。

全国小売酒販組合中央会が従来型の屋外の酒類自動販売機の撤廃を決議した直後と比べると、17万台超減っています。

国税庁が問題として挙げているのは、年齢やアルコール健康障害の有無を問わず誰でも買える酒類自動販売機が、いまだに置かれていることです。

日本の街角でお酒の自動販売機を見かけたら、それは減り続けている8,521台のうちの1台です。

海外から来た人に聞かれたときは、次の1文で答えられます。

In Japan, you must be 20 or older to drink alcohol.

「日本では、お酒を飲めるのは20歳以上です」という意味で、国税庁の公表ページも「20歳未満の者の飲酒防止」を目的に掲げています。

自動販売機の英語で故障を伝える一文|jam・stuck・out of order・faultyの使い分け

自動販売機でいちばん困るのは、お金を入れたのに商品が出てこない場面です。

機械が壊れているのは out of order で、語義は6個でした。

英語辞典の1つめは「not working correctly」で、例文は「The copying machine is out of order.」です。

ただし英語辞典の3つめは、人の言動が不快で場にそぐわない、という語義です。

人の言動に out of order を使うと「それはひどい」という意味になるので、機械にだけ使います。

faulty は語義が4個で、英語辞典の語義は「A faulty machine or device is not perfectly made or does not work correctly」です。

詰まりは jam で、語義は17個でした。

機械の詰まりは3つめの「something that is stuck in a machine, or that prevents the parts of a machine from moving」です。

引っかかって動かないのは stuck で、語義は7個です。

英語辞典の2つめは「unable to move, or set in a particular position, place, or way of thinking」で、例文は「This door seems to be stuck – can you help me push it open?」です。

缶が落ちずに途中で止まったなら、次の1文で伝わります。

My drink is stuck in the machine.

「飲み物が機械の中で引っかかっています」という意味です。

硬貨が戻らないなら、主語を coin に替えます。

My coin is jammed in the slot.

「硬貨が投入口で詰まっています」という意味で、jam の動詞の語義「to be, or make something, unable to move」を使っています。

伝えたあとに返ってきた質問が聞き取れなかったときは、言い直してもらう1文で足ります。

Sorry, could you say that again?

自動販売機の英語についてよくある質問

辞書と公的資料を読んでいて、線引きが分かりにくかったところをまとめます。

自動販売機はvending machine以外の言い方がありますか

物が出てくる機械なら dispenser、券や案内を出す機械なら kiosk と呼ぶことがあります。

ただ dispenser は入れ物も含み、kiosk の1つめの語義は窓口のある小さな売店です。

語義が3個とも買う機械を指すのは vending machine だけなので、探すときはこの2語で言います。

紙幣はbillとnoteのどちらを使いますか

American Dictionary の欄で紙幣の語義を持つのは bill です。

American Dictionary の bill には「a piece of paper money」があり、note の6個の語義には紙幣の意味がありませんでした。

英語辞典では note にも bill にも紙幣の語義があり、迷ったら banknote と言えば語義は紙幣だけです。

お金を入れたのに出てこないときは何と言えばいいですか

The machine took my money, but nothing came out. と言います。

返金を頼むなら Can I get a refund? を続けます。

炭酸の入っていない水は英語で何と言いますか

still water です。

still の英語辞典の5つめの語義が「A still drink is one that is not fizzy」で、炭酸入りは sparkling です。

slot machineと言ってしまっても通じますか

自動販売機の意味にはなりません。

slot の英語辞典の6つめは「a machine that you try to win money from by putting coins into it」で、お金を賭ける遊技の機械です。

硬貨の口は slot ですが、自動販売機は vending machine と呼び分けます。

覚えて帰る1文|自動販売機の英語を決めるのはmachineではなく動作

自動販売機を探すときは、Is there a vending machine around here? の1文で足ります。

機械の前で困ったら、The machine took my money, but nothing came out. を言います。

入れるなら insert、口は slot、硬貨は coin、紙幣は bill か note です。

かざすなら tap、通すなら swipe、押すなら press、選ぶなら select です。

出てくるのは dispense、おつりは change、返金は refund、取りやめは cancel です。

次にやりたい動作から語を引くと、自動販売機の表示は急に読めるようになります。

あわせて読みたい記事として、自動販売機の値段の表示を読んだあとに店で使う言い方は、値段の英語をHow much?とcheapの語義から数えた記事で読めます。↓

参考文献

  • vending machine(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • vend(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • vendor(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • machine(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • dispense(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • dispenser(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • kiosk(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • coin(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • note(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • bill(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • banknote(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • slot(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • insert(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • token(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • quarter(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • dime(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • nickel(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • penny(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • cent(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • cash(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • cashless(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • contactless(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • tap(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • swipe(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • card reader(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • accept(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • button(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • press(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • select(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • selection(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • sold out(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • out of stock(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • empty(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • item(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • lever(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • soft drink(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • soda(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • pop(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • beverage(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • drink(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • can(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • bottle(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • snack(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • fizzy(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • sparkling(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • still(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • cold(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • hot(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • chilled(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • tap water(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • change(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • refund(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • return(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • cancel(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • receipt(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • out of order(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • faulty(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • jam(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • stuck(Cambridge Dictionary 公式サイト)
  • Vending Machine Labeling Requirements(米国食品医薬品局 FDA 公式サイト)
  • 21 CFR § 101.8 – Vending machines(米国連邦規則の条文・コーネル大学ロースクール LII 掲載)
  • The Protection from Tobacco (Sales from Vending Machines) (England) Regulations 2010(英国政府 legislation.gov.uk 公式サイト)
  • 「酒類自動販売機の設置状況」の公表について(国税庁 公式サイト)
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