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コインロッカーの英語はleft luggageとbaggage storageで割れます|辞書の語義と成田・チャンギの実額を読んで、預ける一文を決めました

スーツケースを引いたまま駅の改札の外で立ち止まり、コインロッカーを探そうとして、案内板の英語の前で足が止まったことがあると思います。

ホテルのチェックインは午後3時で、いま時刻は朝の10時半。

この荷物を5時間引きずって街を歩くのかと思うと、それだけで一日が終わる気がしてきます。

構内の案内板を見上げると、そこには見慣れない語が並んでいます。

LEFT LUGGAGE、BAGGAGE STORAGE、CLOAKROOM。

頭の中にある「コインロッカー」という言葉と、どれもうまく重なりません。

窓口に人が立っているのか、機械にコインを入れるのか、その見分けもつかないままです。

思い切って係員に近づいて、口から出るのは「Coin locker?」という2語。

相手が一瞬だけ眉を動かして、それから「Ah, left luggage?」と言い直してくれる。

通じたようで通じていない、あの半歩ずれた感じが残ります。

機械の前に立てたとしても、今度は画面が待っています。

INSERT COINS、SELECT SIZE、ENTER PIN、RETRIEVE ITEM。

押した順番が合っているのか分からないまま、後ろに人が並びはじめます。

やっと扉が閉まっても、今度は「何時までに戻ればいいのか」が分かっていません。

夜に戻ったら窓口が閉まっていた、という話は旅先でよく聞きます。

つまずく理由は単語を知らないからではありません。

英語には「荷物を置いておく場所」を指す語が何本もあって、国と施設で呼び名が割れているからです。

しかも「coin locker」という言い方は、英語の辞書に見出し語として立っていません。

この記事では、Cambridge Dictionary で39語を引き、そのうち36語に項目があり、3語には項目が無いことを確かめました。

項目があった36語に並んでいた語義は、英英辞典・米語辞典・ビジネス英語辞典の3欄を合わせて505個でした。

そのうえで、成田国際空港のコイン式ロッカーのページ、シンガポール・チャンギ空港の荷物預かりのページ、英国のネットワーク・レールとナショナル・レールの駅のページ、米国アムトラックの手荷物のページ、英国の預かり業者2社のページを開いて、料金の実額と預けられる時間の上限と入れてはいけないものを原文から拾っています。

出典として並べたのは、この記事を書きながら実際に開けたページだけです。

TOC

コインロッカーの英語は「Where can I leave my bags?」の1文で足ります|先に結論

場所を探す段階で言う英語は、次の1文で足ります。

Where can I leave my bags?

荷物をどこに置いておけますか、という意味です。

この文の良いところは、施設の呼び名を1つも使っていないところにあります。

相手が鍵付きの機械を指さすか、窓口を指さすかは、相手が決めてくれます。

こちらが「locker」と言い切ってしまうと、窓口しか無い駅では会話が一度止まります。

逆に「left luggage」と言い切ると、その言い方を使わない国では相手が固まります。

だから最初の一言では、場所の名前ではなく動作を言うほうが安全です。

料金を聞く段では、次の1文を続けます。

How much is it for four hours?

4時間だといくらですか、という聞き方です。

時間を先に言い切ってしまうのがコツで、相手は料金表のどの段を読めばいいかが即座に決まります。

「How much?」だけだと、相手は「How long?」と聞き返してきます。

その往復が1回減るだけで、窓口の前に立っている時間は半分になります。

この2文の型は、機械でも窓口でも、駅でも空港でも同じように使えます。

ここから先の章は、この2文を言ったあとに何が返ってくるのかを、辞書と公式規約で1つずつ確かめていく話になります。

コインロッカーの英語で口が止まる理由|coin lockerは辞書に項目が無い

まず、いちばん大きな事実から先に置きます。

Cambridge Dictionary で coin locker を引くと、見出し語としての項目が出てきません。

同じように baggage storage を引いても、項目としては立っていません。

一方で left luggage を引くと、名詞2つと形容詞1つ、合わせて3つの語義が並びます。

さらに left-luggage office というハイフン付きの語も、ビジネス英語辞典のほうに1つの語義を持って立っています。

つまり、英語の辞書が「荷物を預ける場所」として登録しているのは、coin locker ではなく left luggage のほうです。

では locker という語は何を指すのでしょうか。

Cambridge Dictionary の英英欄には、こう出ています。

a cupboard, often tall and made of metal, in which you can keep your possessions, and leave them for a period of time

縦長で金属製の戸棚で、持ち物をしばらく入れておけるもの、という説明です。

ここに「コインを入れる」という要素は1文字も入っていません。

locker はあくまで「鍵のかかる縦長の箱」であって、料金の払い方は語義の外にあります。

その証拠に、同じ項目に付いている例文のひとつは学校の話です。

They love to put stickers on their school lockers.

生徒が自分のロッカーにシールを貼る、という文で、旅行とは何の関係もありません。

英語話者の頭の中で locker がまず結びつくのは、駅ではなく学校や職場なのです。

ビジネス英語辞典の側の語義を読むと、その傾向はもっとはっきりします。

one of a set of tall metal cupboards that are fastened to a wall and can be locked, in which employees, students, etc. can leave their possessions

壁に固定された金属の戸棚で、従業員や学生が持ち物を置いておけるもの、という説明です。

旅行者はここに出てきません。

だから「Where is the locker?」とだけ言うと、相手は更衣室のほうを思い浮かべることがあります。

では旅行の文脈で locker を使う言い方が無いのかというと、そんなことはありません。

同じ辞書の例文欄には、こういう形が載っています。

luggage locker We had several hours to wait for our train, so we left our bags in a luggage locker and went to look around the town.

列車まで数時間あったので荷物を luggage locker に入れて街を見に行った、という文です。

旅行者が言うなら coin locker ではなく luggage locker のほうが、辞書の用例に合っています。

もうひとつ、同じ欄に storage locker という形も載っています。

こちらの例文は、この記事の後半で扱う話に直結する内容でした。

storage locker Airports no longer provide coin-operated storage lockers because of bomb fears.

空港はもうコイン式の storage locker を置いていない、という一文です。

ここで注目したいのは、コイン式を指す形が coin locker ではなく coin-operated storage locker になっている点です。

英語では「コインで動く」を coin-operated という形容詞で表し、それを locker の前に足します。

coin + locker という2語をそのまま並べる形は、辞書の用例にも例文にも出てきません。

通じないと言い切るつもりはなく、実際に文脈があれば察してもらえます。

ただ、相手の頭に最初に浮かぶ形ではないので、一拍の間が生まれます。

その一拍が、旅先で「通じなかった」と感じる正体です。

コインロッカーの英語を辞書で数える|locker・luggage・baggage・storageの語義

この章では、預け先を指す4語を Cambridge Dictionary で引いて、語義の数を実際に数えます。

数えるのは、英英辞典・米語辞典・ビジネス英語辞典の3欄すべてです。

locker は3欄あわせて3つ、1欄につき1つずつでした。

語義が少ないということは、意味の幅が狭いということです。

locker は「鍵のかかる縦長の箱」から外へ広がりません。

luggage も3欄あわせて3つで、こちらも1欄に1つずつでした。

英英欄の語義はこうです。

the bags, suitcases, etc. that contain your possessions and that you take with you when you are travelling

旅行のときに持っていく鞄やスーツケースのことです。

米語辞典の側は、語義の最後に baggage という語を同義として添えています。

つまり米語では luggage と baggage が入れ替え可能な語として扱われます。

では baggage はどうでしょうか。

baggage は3欄あわせて7つで、luggage の倍以上ありました。

英英欄が2つ、米語辞典が2つ、ビジネス英語辞典が3つという内訳です。

増えている分は何かというと、ひとつは比喩です。

the beliefs and feelings that influence how you think and behave

考え方や振る舞いに影響する信念や感情、という語義で、日本語でいう「心の荷物」にあたります。

英英欄にも米語辞典にも、この比喩の語義が入っています。

残りの増加分は、飛行機まわりの専門的な使い分けでした。

ビジネス英語辞典の3語義は、順に「旅行に持っていく鞄」「機内に持ち込んで預けないもの」「重量超過分とその追加料金」です。

例文にも、checked baggage と carry-on baggage が両方出てきます。

ここが大事なところで、baggage は航空の用語として育った語です。

だから空港の表示では baggage が優勢になり、鉄道の駅では luggage が残りやすくなります。

飛行機に載せる側の荷物の話は、checked bagとcarry-onの境目をTSAの規定と辞書で線引きした記事のほうで扱っています。↓

この記事で扱うのは、飛行機に載せない荷物を地上に置いておく話に絞ります。

4語目の storage は、3欄あわせて6つでした。

英英欄が2つ、米語辞典が1つ、ビジネス英語辞典が3つという内訳になります。

英英欄の第1語義はこうです。

the putting and keeping of things in a special place for use in the future

あとで使うために物を特定の場所へ入れて保っておくこと、という説明です。

ビジネス英語辞典の3つ目には、コンピューターに情報を保存する意味まで入っています。

storage は箱そのものではなく、預けるという行為と、預けられている状態の両方を指す語です。

だから baggage storage は「鞄を預けておくこと」であり、機械の名前ではありません。

窓口だけの施設でも baggage storage と名乗れるのは、この語義の幅のおかげです。

ここまでを1行にまとめると、locker は箱、luggage と baggage は中身、storage は行為ということになります。

4語の語義の数は、3・3・7・6で合計19でした。

箱を指す語ほど語義が少なく、行為を指す語ほど語義が多いという並びになっています。

コインロッカーの英語は英と米で割れます|left luggageとbaggage storageの線引き

持ち帰りが英takeawayと米takeoutで割れるように、荷物預かりも英米で語が割れます。

英側の代表が left luggage で、米側の代表が baggage storage です。

まず英側から、辞書の原文を見ます。

a special room or other place at a station, airport, etc. where bags can be left safely for a short time until they are needed

駅や空港にある、必要になるまで鞄を短時間だけ安全に置いておける部屋や場所、という説明です。

この語義には「部屋」と「場所」という言い方しか出てこず、機械という語がありません。

left luggage の2つ目の語義は、場所ではなく荷物そのものを指します。

bags that have been left in a special place like this until they are needed

つまり left luggage は、預ける場所と預けられた荷物の両方を指す語です。

3つ目は形容詞としての用法で、left luggage office のように名詞の前に付きます。

この形はビジネス英語辞典の側でも独立した見出し語になっていました。

a place at a station, airport, hotel, etc. where you can leave your bags for a short period of time

駅・空港に加えて、ホテルまで場所の例に入っているのが特徴です。

付いている例文は、この記事のテーマそのものでした。

She left her suitcase in the left luggage lockers.

スーツケースを left luggage lockers に入れた、という文です。

ロッカーを指すときも、頭に left luggage を付けて所属を示しているところに注目してください。

英語では、箱の名前だけで用が済むことは少なく、何のための箱かを前に足します。

では、この語が机上の表現ではなく現場の表示なのかを、鉄道側の公式ページで確かめます。

英国の駅を所有するネットワーク・レールのロンドン・ユーストン駅のページには、施設の一覧に Left luggage という項目があります。

そこに載っている時間は Monday – Friday: 07:00 – 23:00 で、運営はエクセス・バゲージ・カンパニーという会社です。

電話番号まで 020 3468 4670 と載っていて、駅の設備として正式に扱われています。

英国の鉄道の案内サイトであるナショナル・レールのロンドン・キングス・クロス駅のページでも、同じ設備の項目名が Left Luggage でした。

こちらも利用できる状態で、平日は 07:00 から 23:00 までという時間が出ています。

つまり英国では、公式の設備名が left luggage で統一されています。

駅で探すべき看板の文字も、この2語です。

次に米側を見ます。

米国の長距離鉄道アムトラックの公式ページでは、この設備を temporary bag storage と呼んでいます。

荷物の方針をまとめたページには、次の一文があります。

Temporary storage & baggage assistance is available at most staffed stations.

係員のいる駅のほとんどで一時預かりが使える、という意味です。

ここで left luggage という語は一度も使われていません。

米語では left という語が「置き忘れた」の意味に寄るため、預かり所の名前にしにくいという事情があります。

実際、leave の語義を数えると3欄あわせて42個もあり、そのうち英英欄だけで動詞14個と名詞4個です。

その2つ目の語義が、置き忘れのほうでした。

to not take something or someone with you when you go, either intentionally or by accident

意図的にせよ偶然にせよ、持っていかないこと、という説明です。

by accident という語がここに入っているので、left luggage は「置き忘れた荷物」とも読めてしまいます。

英国ではその曖昧さを承知のうえで慣用として定着し、米国では storage のほうへ逃げた、というのが語の分かれ方です。

シンガポールのチャンギ空港は、英国式と米国式を両方使っています。

公式ページの見出しは Baggage Storage ですが、本文では Left Baggage counters という言い方をしています。

同じページの中で2つの言い方が同居しているので、旅行者としては両方を読めるようにしておくのが実用的です。

覚え方を1行で言うと、英国の駅では LEFT LUGGAGE を探し、米国の駅では BAGGAGE STORAGE を探すということになります。

そして、どちらの国でも通じる聞き方が、最初の章で出した Where can I leave my bags? です。

コインロッカーの英語でcloakroomが使える場面と使えない場面

駅や空港の案内板に、もうひとつ CLOAKROOM という語が出てくることがあります。

美術館や劇場、レストランの入口でもよく見かける語です。

Cambridge Dictionary で cloakroom を引くと、3欄あわせて3つの語義が並びます。

英英欄が2つ、米語辞典が1つという内訳です。

英英欄の第1語義はこうです。

a room in a public building such as a restaurant, theatre, etc. where coats, bags, and other personal things can be left while their owners are in the building

レストランや劇場のような公共の建物にある部屋で、持ち主がその建物にいる間だけコートや鞄を置いておける場所、という説明です。

ここに while their owners are in the building という条件が入っているのが決定的です。

持ち主が建物の中にいる間だけ、という限定が語義そのものに含まれています。

だから cloakroom に荷物を預けて、街へ出かけることは想定されていません。

駅で cloakroom と言ってしまうと、相手は「この建物の中にいるのですね」という前提で話を進めます。

出かけて数時間後に戻るつもりなら、その前提はずれています。

米語辞典の側の語義も、ほぼ同じ形でした。

a room in a public building where coats, bags, and hats can be left while their owners are in the building

こちらは hats が加わっているだけで、条件の部分は同じです。

問題は、英英欄の2つ目の語義のほうにあります。

polite word for toilet, especially one in a public building

トイレの婉曲表現、しかも公共の建物のトイレを指す、という語義です。

付いている例文も、そのままトイレの話でした。

I went to the cloakroom in the first interval.

幕間にトイレへ行った、という文です。

つまり英国で「Where is the cloakroom?」と聞くと、トイレの場所を教えられる可能性が残ります。

トイレを指す語がどこで割れるのかは、restroom・bathroom・loo・WCの使い分けを辞書で数えた記事にまとめてあります。↓

この記事の目的は荷物を置くことなので、cloakroom は使う場面を絞ったほうが安全です。

使ってよいのは、美術館・劇場・クラブ・レストランの入口で、自分がその建物の中にいる間だけ上着や鞄を預けるときです。

その場面なら、次の1文が自然に通ります。

Is there a cloakroom for my coat and bag?

コートと鞄を預ける場所はありますか、という聞き方です。

逆に、駅や空港で何時間も離れるつもりなら、cloakroom は避けます。

ここで locker room という語にも触れておきます。

Cambridge Dictionary で locker room を引くと、3欄あわせて3つの語義が出ます。

英英欄の名詞の語義は、スポーツをする人が服を置いておく部屋です。

a room with lockers where people can keep clothes and other things, especially while taking part in a sport

米語辞典のほうも、運動したり競技をしたりする間に服を置く部屋という説明でした。

駅の荷物預かりを指す語義は、どの欄にもありません。

しかも英英欄には形容詞の locker-room という項目があり、男性同士の下品な冗談を指す用法として登録されています。

駅で locker room と言うのは、意味がずれるだけでなく、響きの面でも得がありません。

荷物を置く箱を指したいなら、luggage locker か storage locker を使います。

コインロッカーの英語で機械の画面を読む|store・lock・retrieve・collectの語義の差

場所が見つかったあと、次に立ちはだかるのは機械の画面です。

画面に出る英語は、実は4つの動作しか言っていません。

入れる、鍵をかける、番号を打つ、取り出す、の4つです。

それぞれに当てられる語を、Cambridge Dictionary で引いて語義の数を数えました。

押す順に出る4語

最初に出るのは store です。

store は3欄あわせて15の語義があり、英英辞典が6つ、米語辞典が3つ、ビジネス英語辞典が6つという内訳でした。

数が多い理由は、名詞の側がほとんど「店」の意味に取られているからです。

英英辞典の名詞5つのうち3つは、買い物をする場所の説明になっています。

一方、動詞の語義はひとつだけで、こう書かれています。

to put or keep things in a special place for use in the future

あとで使うために特定の場所へ物を入れて保っておく、という説明です。

つまり画面に STORE と出ていても、それは店の話ではなく 「入れる」という動詞のほうです。

次に出るのが lock です。

lock は3欄あわせて18の語義で、英英辞典だけで名詞9つと動詞3つがあります。

名詞の第1語義は、鍵で開けるための装置そのものです。

a device that prevents something such as a door from being opened and can only be opened with a key

そして動詞の第1語義が、ロッカーの動作をそのまま説明しています。

to put an object in a safe place and fasten a lock that prevents someone from entering the place, moving the object, etc.

物を安全な場所に入れて、他人が触れないように鍵をかける、という説明です。

ここまで読むと、store と lock の2語だけで預ける動作の説明が足りていることが分かります。

3つ目が unlock です。

unlock は3欄あわせて9の語義で、英英辞典に7つ集まっています。

その第2語義が、旅先の機械の画面と直結していました。

to enter a password or number in order to be able to use a mobile phone

番号やパスワードを打ち込んで使える状態にする、という語義です。

付いている例文も、暗証番号の話でした。

You need to know the secret PIN to unlock your mobile phone upon power up.

だから ENTER PIN と UNLOCK が並んで出てくる画面は、英語としては素直な流れになっています。

番号を打つ機械なら、暗証番号は自分で決める形が多くなります。

そのときに覚えておきたいのは、紙のレシートに番号が印字される機械と、印字されない機械があることです。

取り出すときの1語

4つ目が、取り出す動作を指す語です。

ここには retrieve と collect の2つが使われます。

retrieve は3欄あわせて5の語義しかなく、意味の幅が狭い語です。

英英辞典の第1語義はこうでした。

to find and bring back something

探して持ち帰る、という説明です。

ビジネス英語辞典の側には、もう少しはっきりした語義が載っています。

to get something back that has been lost, taken, or left somewhere

失くしたもの、取られたもの、どこかに置いたものを取り戻す、という説明です。

一方の collect は3欄あわせて19の語義があり、英英辞典だけで9つあります。

切手を集める、寄付を集める、税金を取る、といった語義が並ぶなかで、荷物に関わるのは第2語義です。

to go to a place and bring someone or something away from it

ある場所へ行って、人や物をそこから連れて帰る、という説明です。

付いている例文は、修理に出した靴の話でした。

Your shoes will be repaired and ready for you to collect on Thursday.

木曜に取りに来られる状態になっている、という文です。

この差を1行でまとめると、collect は取りに行く、retrieve は取り戻すということになります。

窓口の紙に COLLECT BY と書いてあったら、その時刻までに取りに行くという意味です。

機械の画面に RETRIEVE と出ていたら、それは自分の荷物を取り出す操作の入口です。

どちらの語が出ても、押す前に言う一文は同じで足ります。

I’d like to collect my bag, please.

荷物を受け取りたいのですが、という言い方です。

コインロッカーの英語でサイズを選ぶ|sizeの語義12個と成田空港の3つの段

SELECT SIZE の size が指す語義

画面に SELECT SIZE と出たとき、押すべき段をその場で決めなければなりません。

size を Cambridge Dictionary で引くと、3欄あわせて12の語義がありました。

英英辞典が4つ、米語辞典が3つ、ビジネス英語辞典が5つという内訳です。

このうち、ロッカーの画面に関わるのは第2語義のほうです。

one of the standard measures according to which goods are made or sold

物が作られたり売られたりするときの標準の寸法のひとつ、という説明です。

つまり SELECT SIZE の size は「大きさ」ではなく「規格の段」を指しています。

大きさそのものを言う語義は第1語義のほうで、こちらは how large or small という説明になっています。

この2つが混ざるので、「サイズは何ですか」と聞いても相手の答えが噛み合わないことがあります。

成田空港の3つの段

段がどう切られているのかは、公式ページに数字で出ています。

成田国際空港のコイン式ロッカーのページには、3つの段の寸法と料金が並んでいました。

小さい段は高さ33センチ・幅34センチ・奥行き66センチで、1日1回あたり400円です。

中くらいの段は高さ50センチ・幅34センチ・奥行き66センチで、1日1回あたり600円になります。

大きい段は高さ86センチ・幅34センチ・奥行き66センチで、1日1回あたり800円です。

3つを並べて気づくのは、幅と奥行きはどの段も同じだということです。

変わっているのは高さだけで、33センチ・50センチ・86センチと上がっていきます。

だからスーツケースが入るかどうかは、立てたときの高さで決まります。

同じページには、時間で刻む料金の段もあります。

第2ターミナルの地下1階と第3ターミナルの2階では、小さい段が6時間まで300円で、そこから24時間ごとに400円が足されます。

中くらいの段は6時間まで500円で、以後24時間ごとに600円です。

大きい段は6時間まで600円で、以後24時間ごとに800円になります。

さらに特大の段があり、こちらは12時間あたり1,200円という書き方でした。

いずれも公式ページの表示のままで、税込か税抜かの区別は書かれていません。

米国側の寸法はインチで書かれます。

アムトラックの手荷物のページには、持ち込める鞄の上限が数字で出ています。

1人が持てるのは、身の回り品1つと持ち込み鞄2つです。

身の回り品は25ポンド・12キロまでで、寸法は14×11×7インチです。

持ち込み鞄は1つにつき50ポンド・23キロまでで、寸法は28×22×14インチです。

この28インチという数字は約71センチで、成田空港の大きい段の高さ86センチには収まる寸法になります。

段に入らない鞄を指す語が oversized で、こちらは3欄あわせて3つの語義しかありません。

米語辞典は bigger than the usual size、ビジネス英語辞典は bigger than usual と too big と説明しています。

チャンギ空港の公式ページのよくある質問にも、この語がそのまま出てきます。

Yes, for oversized or irregularly-shaped bags, special baggage storage arrangements may be required due to the unique handling and space considerations. Additional fees may apply

大きすぎる鞄や形がいびつな鞄は別の扱いになり、追加料金がかかることがある、という説明です。

だから段を選ぶ前に聞くなら、次の1文が実用的です。

Which size do I need for a large suitcase?

大きいスーツケースだとどの段が必要ですか、という聞き方です。

なお suitcase という語は語義が2つしかなく、英英辞典と米語辞典に1つずつだけでした。

取り違えようがない語なので、鞄の話をするときはこの語を軸にすると通りやすくなります。

コインロッカーの英語で料金を聞く|feeとchargeの語義とチャンギ空港の実額

料金を聞くときに使える語は2つあり、その2つで安全度がまったく違います。

fee は3欄あわせて3つの語義しかなく、しかも1欄に1つずつです。

英英辞典の語義はこうです。

an amount of money paid for a particular piece of work or for a particular right or service

特定の仕事や権利やサービスに対して払う金額、という説明です。

3つの辞典が同じことを1つずつ言っているので、ほとんどブレません。

対して charge は、3欄あわせて46の語義がありました。

英英辞典だけで22あり、動詞11と名詞11に割れています。

料金の意味はもちろん入っていて、名詞の第1語義がそれです。

the amount of money that you have to pay for something, especially for an activity or service

ただ同じ語のなかに、電池に電気を入れる意味も、警察が罪で告発する意味も並んでいます。

機械の前で1語だけ言うなら、語義が3つの fee のほうが誤解の余地が小さくなります。

そのうえで、時間を先に言い切るのが実用的です。

What’s the fee for 24 hours?

24時間だと料金はいくらですか、という聞き方です。

この型のコツは、先に時間を言い切ることにあります。

では実際の金額はどのくらいなのか、公式ページの数字を見ます。

シンガポールのチャンギ空港の荷物預かりのページには、24時間あたりの料金が4段で並んでいました。

袋物などのばらの荷物が6シンガポールドル、10キロ未満の小さい荷物が11シンガポールドルです。

10キロを超える大きい荷物や形がいびつな荷物が16シンガポールドル、特大の荷物が19シンガポールドルになります。

ページの4段はどれも inclusive of GST で、現地の消費税を含んだ表示です。

ここで目を引くのは、段の切り方が大きさではなく重さだという点です。

10キロという線が引かれていて、その前後で11シンガポールドルと16シンガポールドルに分かれます。

運営しているのは Smarte Carte という会社で、公式ページに名前が出ています。

同じページには、荷物をホテルへ届けるサービスの料金も載っていました。

空港からホテルへ届ける場合、30キロ未満の1個目が35シンガポールドル、2個目からは1個30シンガポールドルです。

形がいびつな荷物は1個50シンガポールドルという書き方でした。

英国側は、駅の預かりを専門の会社が運営している形が多くなります。

ネットワーク・レールのロンドン・ユーストン駅のページには、Left luggage の欄に運営会社としてエクセス・バゲージ・カンパニーの名前と電話番号が載っています。

同社の公式サイトには、空港と鉄道の駅を合わせて世界で70か所を超える店舗を持ちます。

Whether you need to leave your baggage with us for just a couple of hours, a few days or even weeks / months our Left Luggage facilities are here for your convenience.

数時間でも数日でも、数週間から数か月でも預かる、という書き方です。

同社の予約サイトの料金ページには、支払いのタイミングがはっきり書かれていました。

荷物はその日に置いていき、払うのは受け取るときで、現金と主要なクレジットカードが使えるという説明です。

この「あとで払う」形は、先にコインを入れる機械式とは順番が逆になります。

払い方の語も一応数えておくと、cash は3欄あわせて8つ、card は20の語義がありました。

cash の語義は notes and coins という形で説明されていて、紙幣と硬貨の両方を含みます。

だから「コインしか使えないのか」を確かめたいときは、cash ではなく coins と複数形で言うほうが正確です。

coin そのものは3欄あわせて10の語義で、名詞のほかに「新語を作る」という動詞の語義まで入っています。

なお返金の語である refund は5つの語義しかなく、早めに取り出しても差額が戻る仕組みは公式ページのどこにも書かれていませんでした。

コインロッカーの英語で預けられる時間の上限|成田空港の1日は深夜0時で切れる線

料金より先に確かめておきたいのが、いつまで置けるのかという線です。

ここを外すと、荷物は出てこないか、思っていた倍の料金になります。

まず一晩を指す語を数えておきます。

overnight は3欄あわせて11の語義で、英英辞典が4つ、米語辞典が1つ、ビジネス英語辞典が6つでした。

形容詞と副詞の第1語義は for or during the night で、まさに一晩のあいだという意味です。

ただし英英辞典の第2語義は、まったく別の意味になっています。

suddenly and unexpectedly

突然に、思いがけず、という意味で、She became a star overnight. のように使われます。

荷物の話をしている場面なら取り違えは起きないので、次の1文はそのまま使えます。

Can I leave my bag here overnight?

一晩ここに置いておけますか、という聞き方です。

では上限は何日なのかを、公式ページで確かめます。

成田国際空港のコイン式ロッカーの上限は Max. 8 days です。

最長8日という線が公式に引かれているということです。

そして同じページに、料金の数え方について注意書きが付いています。

If you store your luggage at 9:00 p.m. and retrieve it at 1:00 a.m. the next day, you will be charged for two days

夜9時に入れて翌日の午前1時に取り出すと、2日分の料金になる、という説明です。

理由も同じページに書かれていて、1日という単位が使い始めから深夜0時までで区切られているからでした。

つまり1日は深夜0時で切れるということになります。

4時間しか預けていないのに2日分を払うことになるのは、この数え方のせいです。

夜に到着してそのまま入れるなら、朝まで置くつもりでも料金は2日分と見ておくほうが安全です。

英国の駅は、日数ではなく営業時間で線が引かれます。

ネットワーク・レールのロンドン・ユーストン駅の Left luggage は、月曜から金曜が7時から23時までです。

ナショナル・レールのロンドン・キングス・クロス駅のページも、荷物預かりが利用できる状態で、平日は7時から23時までという時間でした。

この2駅は英国でもっとも乗降の多い駅に入りますが、それでも23時で閉まるという線があります。

夜行バスや深夜の便に合わせて荷物を出したい人には、この時間が致命的になります。

一方でチャンギ空港の荷物預かりは、公式ページによると4つのターミナルすべてで24時間・毎日の営業でした。

ジュエルの1階も含めて、公開エリアと乗り継ぎエリアの両方に窓口が置かれています。

同じページのよくある質問には、長期の預かりについての書き方もありました。

乗り継ぎや、トランジットホテルへの入室待ち、市内のホテルのチェックイン待ちといった短期の用途が対象です。

だから何週間も置くつもりなら、空港ではなく街の業者を探すほうが筋が通ります。

閉店時間を確かめる一文は、次の形が短くて通りやすいです。

Until what time can I collect it?

何時までなら取りに来られますか、という聞き方です。

この一文を最初に言っておけば、戻る時刻を自分の予定に組み込めます。

それでも取り忘れたときの言い方は、別の記事にまとめてあります。

置いてきてしまったものを取り戻す側の英語は、辞書33語と各国の遺失物ルールから組み直した忘れ物の記事のほうで数えています。↓

コインロッカーの英語で入れてはいけないもの|valuableとprohibitedの線引き

ロッカーや窓口には、入れてはいけないものが決められています。

その線は掲示や規約に英語で書かれているので、語のほうを先に押さえておきます。

valuable は3欄あわせて6つの語義で、どの欄も2つずつでした。

英英辞典の第1語義が worth a lot of money で、第2語義が very helpful or important です。

金額としての価値と、情報としての大切さの両方を指す語だということになります。

禁止を言う語には prohibited と forbidden があります。

prohibited は語義が3つで、もとの動詞 prohibit の説明はこうでした。

to officially refuse to allow something

公的に許さないという意味で、officially という語が入っているのが特徴です。

forbidden は語義が2つしかなく、not allowed, especially by law という説明でした。

どちらも「規則で止められている」側の語なので、掲示で見かけたら交渉の余地はないと考えるのが自然です。

では実際に何が止められているのか、公式ページの原文を見ます。

チャンギ空港の荷物預かりのよくある質問には、こう書かれていました。

Flammable liquids, perishable goods, and valuable items like jewelry and important documents are typically not allowed in baggage storage per airport security screening regulations.

燃えやすい液体、傷みやすい食品、宝石や重要書類のような価値のあるものは、通常は預けられないという説明です。

ここで大事なのは、貴金属や書類が「危険だから」ではなく「価値があるから」外されている点です。

だから貴重品は入れないという判断が、そもそも規約の側から求められています。

同じページには、預ける前の手続きについても書かれています。

Please note that all bags or items that you decide to leave with Smarte Carte’s baggage storage services need to be inspected as part of our security requirements.

預ける荷物はすべて、保安上の要件として検査を受ける必要があるという説明です。

よくある質問の側にも、監視と検査の書き方がありました。

Baggage storage areas are monitored with CCTV, and all items are inspected prior to storage.

預かりの場所は監視カメラで見られていて、すべての荷物は預かる前に検査されるという説明です。

つまり空港の窓口は中を見てから預かる形になっています。

鞄を開けてくださいと言われたときに慌てないよう、この前提は知っておいて損がありません。

米国の鉄道も、持ち込みと預け入れの両方で禁止品を定めています。

アムトラックの手荷物のページには、次の書き方がありました。

For the safety and security of our passengers and employees, Amtrak prohibits certain items onboard trains and in checked bags.

乗客と職員の安全のために、車内と預け入れ鞄の中で一部の品物を禁じているという説明です。

ここでも prohibits という語が使われていて、officially の側の語だということが分かります。

中身について聞かれたときは、開き直さずに短く答えるのがいちばん早く済みます。

Just clothes and a laptop. No liquids.

服とノートパソコンだけで、液体は入っていません、という答え方です。

item は3欄あわせて9つの語義があり、ビジネス英語辞典の第1語義は a single object という説明でした。

窓口の紙が per item なら、荷物1個あたりという意味になります。

コインロッカーの英語で窓口に頼む言い方|depositとleaveの使い分け

機械が無い駅では、人に頼むことになります。

このときに使える動詞が3つあり、語義の数がまるで違います。

deposit は3欄あわせて21の語義で、英英辞典が8つ、米語辞典が7つ、ビジネス英語辞典が6つでした。

数が多いのは、お金の意味が何段にも分かれているからです。

それでも動詞の第1語義は、いたって簡単な説明になっています。

to leave something somewhere

どこかに何かを置いていく、という意味です。

そして同じ項目に付いている例文が、この記事のテーマそのものでした。

I deposited my luggage in a locker at the station.

駅のロッカーに荷物を入れた、という文です。

つまりdeposit の例文は駅のロッカーで、辞書が旅行の場面をそのまま載せています。

ただし deposit には、返ってくるお金の意味も強く入っています。

英英辞典の名詞には、借りたものを返すときに戻ってくる金額という語義があり、米語辞典には容器を返すための預かり金の語義まであります。

だから窓口で deposit と言うと、保証金の話だと受け取られることがあります。

その意味では、leave のほうが動作だけを伝えられます。

leave は3欄あわせて42の語義があり、数だけ見ればこの記事でいちばん多い語です。

それでも第1語義は「その場から去る」で、第2語義が「持っていかない」でした。

3つ目の選択肢が keep で、こちらは3欄あわせて44の語義があります。

keep を使うと、相手に持っていてもらうという頼み方になります。

Could you keep my bag until five, please?

5時まで鞄を持っていてもらえますか、という言い方です。

機械なら leave、人に頼むなら keep、というのが分かりやすい線になります。

人に頼む形が使える場所は、公式ページにも書かれています。

アムトラックの手荷物のページには、次の一文がありました。

Temporary storage & baggage assistance is available at most staffed stations.

係員のいる駅のほとんどで、一時預かりと荷物の手伝いが使えるという説明です。

この staffed stations という条件が効いていて、無人の駅には窓口そのものがありません。

米国の小さな駅で預けるつもりなら、駅に人がいるかどうかを先に調べておく必要があります。

同じページには、車内に荷物を置いておく形を禁じる書き方もありました。

持ち込み鞄は自分のそばに置き、頭上の棚か荷物置き場に収めることとされ、空席や通路や連結部に置くことは認められていません。

上限を超えた鞄には1個につき20ドルがかかり、超過分は2個までです。

つまり車内では置き場所が限られるので、街を歩く数時間は駅に預けるほうが現実的です。

窓口に頼むときの一文は、次の形で足ります。

I’d like to leave two bags until six, please.

6時まで2つ預けたいのですが、という言い方です。

個数と時刻を先に言ってしまうので、相手が料金表のどこを読むかがすぐ決まります。

コインロッカーの英語についてよくある質問

coin lockerで通じますか

Cambridge Dictionary に coin locker という見出し語は立っていません。

同じ辞書の例文欄には luggage locker と storage locker という形があり、コイン式を指すときは coin-operated storage locker になります。

文脈があれば察してもらえますが、相手の頭に最初に浮かぶ形ではないので一拍の間が生まれます。

駅で探す看板は何ですか

英国の駅では LEFT LUGGAGE です。

ネットワーク・レールのロンドン・ユーストン駅のページも、ナショナル・レールのロンドン・キングス・クロス駅のページも、設備の項目名を Left luggage としています。

米国の駅では storage の側の語が使われ、アムトラックの公式ページは temporary storage という言い方でした。

料金はいつ払いますか

機械式なら入れるときに先に払う形が多くなります。

窓口の場合は逆で、英国の預かり業者の予約サイトには、荷物はその日に置いていき、受け取るときに払う形です。

同じページには現金と主要なクレジットカードが使えるという説明もあります。

何日まで預けられますか

成田国際空港のコイン式ロッカーの上限は最長8日です。

駅の窓口は日数ではなく営業時間で切られていて、ロンドンの2駅はどちらも平日が7時から23時まででした。

チャンギ空港の窓口は全ターミナルで24時間・毎日ですが、公式ページが想定する用途は短期です。

貴重品も入れられますか

チャンギ空港では、宝石や重要書類のような価値のあるものは通常は預けられません。

同じページには、燃えやすい液体と傷みやすい食品も預けられないという説明があります。

預ける荷物はすべて検査を受ける必要があるとも書かれているので、開けて見せる前提で荷造りしておくと落ち着いて対応できます。

窓口が閉まったらどうしますか

駅の窓口は閉店時刻を過ぎると開かないので、その日のうちに取り出せなくなります。

だから預ける前に Until what time can I collect it? と聞いて、戻る時刻を自分の予定に入れておくのが先になります。

24時間の窓口を持つ空港もあるので、深夜に動く予定なら駅ではなく空港側を当たるという手も残ります。

覚えて帰るコインロッカーの英語|決めるのは箱の名前ではなく動作

39語を引いて505個の語義を数えた結論は、意外なほど短くまとまります。

旅先で必要なのは、箱の名前を当てることではなく、動作を言うことでした。

持ち帰る文は3つで足ります。

Where can I leave my bags?

What’s the fee for 24 hours?

Until what time can I collect it?

1つ目で場所が決まり、2つ目で料金が決まり、3つ目で戻る時刻が決まります。

この3文はどれも施設の呼び名を含んでいないので、英国でも米国でもシンガポールでもそのまま使えます。

看板が LEFT LUGGAGE でも BAGGAGE STORAGE でも、こちらの言葉を変える必要がありません。

逆に覚えなくていいのは、coin locker という日本語由来の並びです。

辞書に項目が無く、例文にも出てこない形なので、ここに労力を割く意味が薄くなります。

箱を指したいときだけ luggage locker か storage locker を足せば、辞書の用例どおりの英語になります。

最後にもう一度だけ、決めるのは箱の名前ではなく動作という線を置いておきます。

機械の前でも窓口でも、言うことは同じで済みます。

機械ではなく人に預かってもらう場面の言い方は、別の記事にまとめてあります。

あわせて読みたいのは、ホテルと店で荷物を預かってもらう言い方を辞書の例文から組み直した記事です。↓

参考文献

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