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ガソリンスタンドの英語は英petrolと米gasで割れます|辞書39語365個と英米欧の公式表示を読んで並べ直しました

空港のレンタカー会社を出て高速を2時間走り、返却の1時間前に初めて給油機の前に立ったとき、ガソリンスタンドで使う英語を一度も声に出したことがない自分に気づきます。

給油機の画面には英語の単語がいくつも並んでいます。

Regular、Plus、Diesel といった等級の名前です。

借りた車のタンクの蓋を開けても、そこに何を入れればいいのかは書かれていません。

画面には87、89、93という数字も出ています。

この数字が値段なのか、別の何かなのかが分かりません。

後ろに車が1台止まって、こちらを見ています。

同じ場面でも、イギリスに着いた人が見る画面はまったく違う言葉で書かれています。

そこには Unleaded、Super Unleaded、Diesel と出ていて、丸い札に E10 と E5 という記号が貼ってあります。

Regular という等級の名前も出てきません。

同じ「ガソリン」を入れる行為なのに、国が変わると読む単語がほとんど入れ替わります。

ガソリンスタンドの英語で止まる理由は、単語を知らないからではありません。

日本語の「ガソリン」という1語が、英語では国ごとに別の単語へ割れているからです。

そして「ガソリンスタンド」という店の呼び名も、英語には5つ以上あります。

その割れ目は、辞書を引けば語義の数として目に見える形で出てきます。

この記事では Cambridge Dictionary の英語辞典で39語を実際に引いて、語義がいくつ並ぶかを1語ずつ数えました。

数えた語義は合計365個でした。

いちばん多かったのは lead と check の45個で、いちばん少なかったのは leaded・refuel・biodiesel・petrol station・flat tyre の1個です。

あわせて、英国政府 GOV.UK の「E10 petrol explained」を読みました。

米国エネルギー省と環境保護庁が運営する fueleconomy.gov の「Octane Fuel」、同じく米国エネルギー省の Alternative Fuels Data Center の「Ethanol Blends」も読みました。

給油機に貼る札そのものの規格は、米国の連邦規則集 16 CFR Part 306 と 40 CFR 1090.1510 の原文で確かめました。

欧州側は規則(EU)2023/1804 の第19条と附属書II、係員の有無は米国オレゴン州法 ORS 480.332 を読んでいます。

以下は、その7つの資料と辞書の語義から組み直した、給油機の前で使う言葉の順番です。

TOC

ガソリンスタンドの英語は「Fill it up, please.」の一文から|給油機の前で決まる結論

最初に結論を置きます。

Fill it up, please.

満タンにしてください、という意味です。

この一文が強いのは、燃料の呼び名を1語も言わずに済むからです。

petrol と言うか gas と言うかで迷う場面を、まるごと飛ばせます。

Cambridge Dictionary の fill up には、イギリス英語の側に He filled up the tank with petrol. という例文が載っています。

アメリカ英語の側には I want to fill up the gas tank. という例文が載っています。

同じ句動詞が、両方の英語で同じ場面に使われていることが、辞書の例文そのもので確かめられます。

fill up の語義は全部で4個でした。

うち2個が「容器を満たす」で、残りは「食べ物で満腹になる」と「予定や空間が埋まる」です。

燃料の話で使うのは、いちばん最初の語義1個だけになります。

そして it の中身は、相手が目の前で見ている車のタンクです。

だから tank という単語も言わなくて済みます。

係員がいるスタンドなら、この一文に燃料の種類を足すだけで用が足ります。

Fill it up with unleaded, please.

無鉛で満タンにしてください、という意味になります。

セルフのスタンドなら、口に出す相手はレジの人だけです。

Pump four, please.

4番の給油機ぶんをお願いします、という意味です。

この3文で給油は終わります。

残りの単語は、画面と札を読むために要るものです。

読むだけの単語と、口に出す単語を分けておくと、覚える量が一気に減ります。

「ガソリン」をgasolineと訳したときのガソリンスタンドの英語のズレ|辞書が指し返す gas

日本語の「ガソリン」を英語にするとき、最初に浮かぶのは gasoline です。

ところが Cambridge Dictionary で gasoline を引くと、語義が1つも説明されません。

イギリス英語の欄には formal for gas と出ます。

アメリカ英語の欄には gas とだけ出ます。

ビジネス英語の欄にも、矢印で gas へ送る表示が出るだけです。

3つの辞書のどれもが、gasoline を自前の語義で説明していません。

つまり gasoline は、gas の正式な形として辞書に載っている語です。

通じないわけではありません。

ただし、店先や会話でその形が選ばれる語ではない、という位置づけが語義の書き方から読み取れます。

同じことは、日本語の「ガソリンスタンド」にも起きます。

gasoline stand という形は、Cambridge Dictionary の見出し語に存在しません。

見出し語として立っているのは petrol station、gas station、filling station、service station の4つです。

そこに、イギリス英語の garage が加わります。

「ガソリンスタンド」は、英語の語を日本語の中で組み替えて作られた言い方だと分かります。

だから、そのまま英語にしても相手の頭の中の看板と一致しません。

この記事で数えた39語の語義365個のうち、燃料そのものを指す語義は驚くほど少なくなっています。

gas の17個のうち、車に入れる液体を指すのは3個です。

残りの14個は、気体・お腹のガス・アクセルペダル・楽しい状況・毒ガスで殺す・だらだら喋る、といった別の意味です。

語義の数が多い語ほど、文脈を外したときに別の意味で取られる確率が上がります。

これが、短い一文で言い切ったほうが安全になる理由です。

語義の数は、そのまま誤解の起きやすさの目安として読めます。

英petrolと米gasで割れるガソリンスタンドの英語|語義3個と17個の差

この記事の核になるのが、この割れ方です。

petrolは英、gasは米です。

Cambridge Dictionary で petrol を引くと、語義は合計3個でした。

内訳は、イギリス英語辞典で1個、アメリカ英語辞典で1個、ビジネス英語辞典で1個です。

イギリス英語辞典の語義は a liquid obtained from petroleum, used especially as a fuel for cars and other vehicles でした。

石油から得られる液体で、とくに車などの燃料として使われるもの、という意味になります。

そしてアメリカ英語辞典の petrol の語義は、たった1語で gas です。

アメリカ英語の側から見ると、petrol は gas の言い換えとして処理されています。

逆に gas を引くと、語義は合計17個ありました。

イギリス英語辞典で10個、アメリカ英語辞典で5個、ビジネス英語辞典で2個です。

イギリス英語辞典の10個は、名詞8個と動詞2個に分かれます。

名詞8個のうち、車の燃料を指すのは5番目に出てくる1個だけです。

1番目は「固体でも液体でもない空気のような物質」で、これが気体そのものの意味になります。

2番目は「暖房や調理の燃料として使われる、空気のような物質」です。

3番目は「手術中に痛みを感じないようにするために医療用に使われるもの」でした。

4番目は「腸や赤ちゃんのお腹の中の空気」です。

6番目が「速く走らせるために足で踏む車の部分」、つまりアクセルペダルを指します。

7番目は「面白い、楽しい状況」でした。

8番目は野球の用語で、投手が gas を投げるなら非常に速い球を投げる、という意味です。

gas は、燃料の意味に固定されていない語です。

イギリスで gas と言うと、家庭の都市ガスのほうに取られる余地が構造的に残ります。

イギリス英語辞典の gas の2番目の語義が、まさに暖房と調理の燃料だからです。

例文にも Do you prefer cooking with electricity or gas? が並んでいます。

一方で、アメリカ英語辞典の gas には We’re running low on gas. という例文が載っています。

ビジネス英語辞典には It was getting late and we were nearly out of gas. と The price of gas seems to be getting higher and higher. の2つが載っていました。

アメリカ側では、gas が単独で車の燃料を指す用例のほうが前に出てきます。

petrol 側の例文も見ておきます。

a petrol tank/pump/station、lead-free/unleaded/high-octane petrol、I’m a bit low on petrol. の3つです。

ビジネス英語辞典には petrol prices/tax/duty と The family spends a combined total of about €30 a week on petrol. が載っています。

petrol は tank・pump・station のどれにも前置きとして付く語だと、例文の形から分かります。

この差をどう使い分けるかの答えは単純です。

イギリス・アイルランド・オーストラリア・ニュージーランド・インドでは petrol を使います。

アメリカ・カナダでは gas を使います。

どちらか分からない土地では、最初に書いた Fill it up, please. で燃料名を言わずに済ませます。

同じ形の英米の割れは、建物の中の言葉でも起きています。

同じ物が英米で別の語になる仕組みそのものは、エレベーターがliftになる国とイギリスの1階のずれ方で語義を数えてあります。↓

店の呼び名が5つあるガソリンスタンドの英語|petrol station・gas station・filling station・service station・garage

燃料の呼び名が割れるなら、店の呼び名も割れます。

Cambridge Dictionary で5つの言い方を順に引きました。

petrol station の語義は1個だけです。

a place where fuel is sold for road vehicles, often with a small shop でした。

路上を走る車に燃料を売る場所で、しばしば小さな店が併設されている、という意味になります。

gas station の語義も、イギリス英語辞典では petrol station とまったく同じ一文でした。

アメリカ英語辞典の gas station は a place where drivers can buy fuel and oil です。

運転手が燃料とオイルを買える場所、という意味になります。

gas station の語義は合計2個でした。

filling station の語義も2個です。

イギリス英語辞典では a petrol station、アメリカ英語辞典では a gas station と出ます。

filling station は、どちらの英語からも中立に受け取られる語です。

実際、英国政府の E10 の案内文でも filling station という語が繰り返し使われています。

土地が分からないときに書き言葉で使うなら、この語がいちばん無難になります。

service station は語義が3個でした。

イギリス英語辞典の1つ目は petrol station と同じ定義です。

2つ目が a place next to a motorway where you can buy petrol and food and go to the toilet でした。

高速道路の脇にあって、燃料と食べ物を買えてトイレにも行ける場所、という意味になります。

日本語の「サービスエリア」に近いのは、この2つ目の語義のほうです。

アメリカ英語辞典の service station は a business that sells gas for vehicles and sometimes repairs them でした。

燃料を売り、ときに修理もする商売、という意味です。

アメリカ側では、修理の要素が定義に入ってきます。

最後が garage です。

garage の語義は合計8個でした。

イギリス英語辞典に6個、アメリカ英語辞典に2個です。

イギリス英語辞典の6個のうち、3番目が a place where fuel is sold for cars and other vehicles でした。

1番目が家に付いている車庫、2番目が車を修理する場所、4番目が車を売る場所です。

5番目にいたっては、強いビートの電子ダンス音楽という語義が入っています。

一方でアメリカ英語辞典の garage は、語義が2個しかありません。

家の車庫と、車を修理する場所の2つだけです。

燃料を売る場所という語義が、アメリカ英語辞典の garage には入っていません。

つまりイギリスで garage と言えば給油所が候補に入り、アメリカで garage と言えば車庫か修理工場になります。

道を尋ねるときに、この差はそのまま行き先の差になります。

店を探す一文は、土地を選ばない形にしておくのが安全です。

Where’s the nearest place to get fuel?

いちばん近い燃料を入れられる場所はどこですか、という意味になります。

fuel は語義が10個で、そのうち名詞の1つ目が a substance that is used to provide heat or power, usually by being burned でした。

燃やして熱や動力を得る物質、という広い定義です。

イギリス英語辞典の fuel の例文には Wood, coal, oil, petrol, and gas are all different kinds of fuel. が載っています。

petrol も gas も、辞書の中では fuel の下に並ぶ語です。

だから上位の語である fuel を使えば、どちらの土地でも外れません。

もうひとつ、店の敷地そのものを指す語が forecourt です。

forecourt の語義は2個で、1つ目が a flat area in front of a large building でした。

例文には garage forecourt、petrol station forecourt、forecourt price の3つが並んでいます。

イギリスの表示や記事で forecourt price と出ていたら、店頭での燃料の価格という意味になります。

そして道を聞く側の一文は、店の呼び名より動詞のほうが通ります。

店名が出てこないときの聞き方そのものは、道を聞く一文と、返ってくる道案内の言葉の並びにまとめてあります。↓

セルフ給油の手順をたどるガソリンスタンドの英語|pump・nozzle・tank・cap の言い方

セルフで入れるときに読む単語は、機械の部品の名前です。

4つだけ覚えれば画面と看板が読めます。

給油機と給油口を指す4語

pump の語義は合計13個でした。

イギリス英語辞典に7個、アメリカ英語辞典に4個、ビジネス英語辞典に2個です。

名詞の1つ目が a piece of equipment that is used to cause liquid, air, or gas to move from one place to another でした。

液体や空気や気体をある場所から別の場所へ動かす機器、という意味になります。

例文には a water/bicycle/fuel pump と Smoking is not allowed near the petrol pumps. が載っています。

アメリカ英語辞典の例文は a gas/water pump でした。

面白いのは、pump の名詞の語義13個のうち3個が女性の靴だという点です。

バレエシューズのような平たい靴、かかとの高い留め具のない靴、子どもが体育で履く布の靴の3つが並びます。

だから pump だけを単独で言うと、文脈次第で靴の話になり得ます。

給油機を指すときは gas pump か petrol pump か、番号を付けた Pump 4 の形で言います。

nozzle は語義が2個だけでした。

a narrow piece attached to the end of a tube so that the liquid or air that comes out can be directed in a particular way です。

管の先に付いた細い部品で、出てくる液体や空気の向きを定められるもの、という意味になります。

給油ノズルは、この nozzle という語で表示されます。

後で見る英国と欧州の燃料表示の規則も、この nozzle に札を貼れと定めています。

nozzle の先に付いている管が hose です。

hose の語義は7個で、1つ目が a long plastic or rubber pipe, used to direct water onto fires, gardens, etc. でした。

ただし2つ目はストッキングやタイツを指す語義で、3つ目は昔のヨーロッパで男性が履いていたズボンです。

ここでも、部品の名前が衣類の名前と重なっています。

tank の語義は合計15個でした。

イギリス英語辞典に9個、アメリカ英語辞典に2個、ビジネス英語辞典に4個です。

1つ目が a container that holds liquid or gas で、例文に a fuel/petrol tank が並びます。

アメリカ英語辞典の例文は fuel/gas/oxygen tanks でした。

2つ目の語義は軍用の戦車です。

ビジネス英語辞典には The car can be driven 500 miles on a single 10-gallon tank of gas. という例文も載っています。

10ガロンのタンク1杯で500マイル走れる、という意味です。

最後が cap です。

cap の語義は合計24個でした。

イギリス英語辞典に15個、アメリカ英語辞典に5個あります。

そのうち給油口の蓋に当たるのは a small lid or cover という語義1個だけです。

1つ目は帽子、2つ目は水泳帽、3つ目は代表選手に与えられるキャップでした。

だから給油口の蓋は、cap ではなく fuel cap か filler cap と2語で言います。

この filler cap という形は、欧州の規則の原文にも fuel tanks’ filling caps として出てきます。

画面に出る指示と、そのとき押す順番

セルフの給油機は、画面の指示を上から順に踏むだけで進みます。

最初に出るのが Insert card か Pay inside です。

Insert card はカードを入れてください、Pay inside は店内で払ってくださいという意味になります。

次が Select grade か Select fuel type です。

等級を選んでください、燃料の種類を選んでください、という意味になります。

Lift nozzle と出たらノズルを持ち上げます。

Remove nozzle、Please lift handle も同じ動作を指します。

Begin fueling か Start pumping と出たら、握って給油が始まります。

終わったときに出るのが Replace nozzle です。

ノズルを元に戻してください、という意味になります。

最後が Receipt? Yes / No です。

receipt の語義は9個で、1つ目が something such as a piece of paper or message proving that money, goods, or information have been received でした。

お金や物を受け取ったことを証明する紙や通知、という意味になります。

レンタカーで満タン返しをする日は、ここで必ず Yes を押します。

返却の窓口で、最後に入れた場所と量を示せる紙になるからです。

自分で押す機械の言葉は、レジのセルフ画面ともほとんど同じ語でできています。

セルフの機械が出す英語の並びは、スーパーのセルフレジの画面と、レジで飛んでくる3つの質問で実物の表示から並べ直しています。↓

支払いで分かれるガソリンスタンドの英語|pay at the pump とレジで言う一文

給油の支払いには、大きく2つの形があります。

給油機でカードを使う形と、店内のレジで払う形です。

前者を指す言い方が pay at the pump です。

Cambridge Dictionary のビジネス英語辞典には、at the pump という形が独立した語義として載っています。

used to refer to the cost of fuel for cars when sold to the public でした。

一般に売られるときの車の燃料の価格を指す、という意味になります。

例文は The dramatic drop in oil prices was not immediately reflected at the pump. です。

原油価格の急落が、店頭の価格にはすぐ反映されなかった、という意味になります。

at the pump は「給油機で」と「店頭価格で」の両方を指します。

店内で払うときに言う一文は短くて足ります。

Pump four, please.

4番でお願いします、という意味になります。

給油機に振られた番号を言うだけで、レジ側は金額を呼び出せます。

先に金額を決めて入れたいときは、この形にします。

Twenty dollars on pump four, please.

4番に20ドルぶんお願いします、という意味です。

この言い方だと、先払いしてから給油機が20ドルぶんで自動的に止まります。

現金で払うときの語が cash です。

cash の語義は8個で、1つ目が money in the form of notes and coins でした。

紙幣と硬貨の形のお金、という意味になります。

アメリカ英語辞典では money in the form of bills and coins となっていて、紙幣の語が note から bill に入れ替わります。

紙幣を指す語そのものが、英米で note と bill に割れています。

スタンドの看板に Cash / Credit と2つの価格が並ぶことがあります。

その場合、どちらの価格が適用されるかを先に確かめる一文がこれです。

Is that the cash price or the credit price?

それは現金の価格ですか、カードの価格ですか、という意味になります。

店の建物そのものを指す語が kiosk です。

kiosk の語義は5個で、1つ目が a small building where things such as chocolate, drinks, or newspapers are sold through an open window でした。

ビジネス英語辞典には a small machine in a public place which you can use to get tickets or information about something という語義も入っています。

人のいる小屋と、無人の機械の両方が kiosk です。

夜間に窓越しでしか会話できないスタンドは、この1つ目の語義のほうになります。

燃料の取り違えを止めるガソリンスタンドの英語|unleaded・diesel・E10・E15 の公式表示

ここから先は、読み間違えると車が止まる話になります。

語義の数より、各国の表示規則のほうが確実な手がかりになります。

unleadedとdieselが指すもの

unleaded の語義は3個でした。

イギリス英語辞典に形容詞と名詞で2個、アメリカ英語辞典に形容詞で1個です。

形容詞の語義は Unleaded petrol or other substance does not contain lead でした。

無鉛のガソリンなどは鉛を含まない、という意味になります。

注目したいのは、イギリス英語辞典に unleaded が名詞としても立っている点です。

名詞の語義は unleaded petrol で、例文が The price of unleaded fell again. です。

unleaded の1語だけで無鉛ガソリンを指す使い方が、辞書に名詞として登録されています。

だから Unleaded, please. の一文が成立します。

アメリカ英語辞典の例文は Most cars today use unleaded gas. でした。

対になる leaded は語義が1個だけです。

Leaded petrol has small amounts of lead in it でした。

なお lead そのものを引くと語義は45個あって、この記事で数えた39語のなかで最多になります。

45個のうち、金属の鉛を指す語義はイギリス英語辞典の最後のほうに1個あるだけです。

残りは「率いる」「先頭に立つ」「道が通じる」「手がかり」「主役」「犬のリード」といった意味でした。

lead を単独で言っても鉛には伝わらないので、燃料の話では unleaded の形で使います。

diesel の語義は4個です。

イギリス英語辞典に2個、アメリカ英語辞典に2個あります。

1つ目が a type of heavy oil used as fuel で、2つ目が a diesel engine を積んだ車両そのものでした。

とくに列車を指すと明記されています。

例文は a diesel engine と My new car runs on diesel. です。

run on という動詞句が、どの燃料で走るかを言う形になります。

dieselは英米で同じ語です。

綴りも意味もずれないので、借りた車が軽油なら diesel の1語で確かめられます。

Does this car run on diesel or petrol?

この車は軽油ですか、ガソリンですか、という意味になります。

レンタカーのカウンターで、鍵を受け取るときに聞いておく一文です。

英国のE10とE5の丸い札

英国政府 GOV.UK の「E10 petrol explained」に、表示の決まりが具体的に書いてあります。

標準等級の95オクタンのガソリンは、グレートブリテンでは2021年9月に E10 へ切り替わりました。

北アイルランドでは2022年11月1日に導入されています。

この変更はガソリンだけに適用され、軽油は変わっていません。

E10 は再生可能エタノールを最大10パーセント含むガソリンです。

従来の E5 は最大5パーセントでした。

E10の丸い札を見ます。

給油所では、円形の E10 か E5 の札が給油機とノズルの両方にはっきり見える形で付いています。

2019年以降に製造された車には、給油口の蓋の近くに E10 と E5 の札が付きます。

その札が、その車が使える燃料を示します。

路上を走るガソリン車の約95パーセントが E10 に対応しています。

2011年以降に製造された新車はすべて対応しています。

対応していない車には、E5 を使います。

E5 は super 等級の97オクタン以上のガソリンとして、多くの給油所で売られ続けます。

つまり英国の給油機では、数字の95と97が等級の呼び名になります。

E10 を使うと燃費は約1パーセント下がりますが、日常の運転で気づく差ではない、と英国政府は説明しています。

E10 と E5 を同じタンクで混ぜることも問題ないとされています。

対応していない車に1回だけ E10 を入れてしまった場合は、次にまた E5 を入れれば足ります。

ガソリン車にガソリンを入れ間違えた場合と、ディーゼル車にガソリンを入れた場合はまったく別だとも書き分けられています。

前者はタンクを抜く必要がなく、1回きりならエンジンを傷めません。

後者については、英国政府はタンクを抜く必要があるという扱いを前提にしています。

なお E10 は、ボートや芝刈り機やチェーンソーでは対応していないことがあります。

MOGAS と呼ばれる E5 を使う軽飛行機も、製造者や規制当局が明示的に認めない限り E5 を使い続けます。

この丸い札の規格は、英国だけのものではありません。

欧州連合の規則(EU)2023/1804 の第19条が、燃料と車の適合の表示について定めています。

色分けを含む図記号は、単純で分かりやすいものでなければなりません。

そして給油所の運営者は、その図記号をすべての給油点で対応する給油機とそのノズルに、はっきり見える形で置きます。

車の製造者は、その燃料に適合する車の燃料タンクの給油口の蓋のすぐ近くと、取扱説明書に置きます。

同じ規則の附属書IIの10.1で、この札の規格が EN 16942:2016+A1:2021 と指定されています。

だから欧州では、車側の蓋と給油機側のノズルの札を見比べるだけで判断できます。

米国のE15とオレンジの札

米国側は、記号の作り方が違います。

米国エネルギー省の Alternative Fuels Data Center の「Ethanol Blends」を読みました。

E10 はエタノール10パーセントとガソリン90パーセントの混合です。

環境保護庁がすべての従来型ガソリン車での使用を認めていて、全州で売られています。

E15 はエタノール10.5パーセントから15パーセントの混合です。

2001年モデル以降の小型の従来型車で承認されています。

E15 を売る店は、誤給油を防ぐ計画の実施を求められます。

2001年モデルより古い車が E15 を入れてしまう危険を減らすためです。

E85 はエタノール51パーセントから83パーセントの混合で、地域と季節で幅があります。

これはフレックス燃料車でしか使えません。

ガソリン専用の車では承認されていない、と明記されています。

フレックス燃料車は見た目がガソリン専用車とほとんど同じなので、借りた車が該当するかは書類で確かめます。

E15 の札の色そのものは、連邦規則集 40 CFR 1090.1510 に書いてあります。

E15 を出す小売業者は、給油機に札を貼らなければなりません。

札は、消費者が E15 を選ぶために使う操作部がどれかをはっきり示す位置に置きます。

選ばなくても E15 が出る機械なら、垂直面の目立つ場所のおおよそ目の高さに置きます。

色は、下の部分と斜めの Attention の欄がオレンジ地に黒文字です。

上の残りの部分は、黒地にオレンジの文字になります。

給油機にオレンジと黒の札が出ていたら、それが E15 の目印です。

自分の車がフレックス燃料車でないなら、その操作部は押しません。

オクタン価を読むガソリンスタンドの英語|regular・premium と黄色い札の規格

米国の給油機に並ぶ87・89・93という数字は、値段ではありません。

オクタン価です。

米国エネルギー省と環境保護庁が運営する fueleconomy.gov の「Octane Fuel」に、定義と数字が出ています。

オクタン価は、燃焼中のノッキングに抵抗する燃料の能力の指標です。

混合気がエンジンの中で早すぎるタイミングで爆発することで起きる現象を指します。

米国では、無鉛ガソリンのオクタン価が87がレギュラーです。

88から90がミッドグレード、91から94がプレミアムになります。

標高の高い一部の地域では、85のガソリンも売られています。

オクタン価は、給油機の黄色い地に黒い大きな数字で目立つように表示されます。

黄色い札は連邦規則です。

その黄色の根拠が、連邦規則集 16 CFR Part 306 です。

この規則は、連邦取引委員会が所管する自動車燃料の格付けと表示の規則です。

第306.0条の定義で、オクタン価はリサーチ法オクタン価とモーター法オクタン価の和を2で割ったもの、と決められています。

給油機に並ぶ87という数字は、この平均値です。

第306.10条は、小売業者に対して売るすべての自動車燃料の格付けを掲示するよう求めています。

やり方も具体的で、燃料を売る給油機の各面に最低1枚ずつ札を貼ります。

1台の給油機から格付けの違う燃料を2種類以上売るなら、各面に種類ごとの別々の札を貼ります。

札の位置も決まっています。

消費者から完全に見える形で目立つように置き、単位あたりの価格にできるだけ近づけます。

第306.12条には、札そのものの寸法が入っています。

ガソリン用の札は幅3インチ、つまり7.62センチです。

縦は2.5インチ、つまり6.35センチになります。

色の指定もあります。

オクタン価の札の基本色はプロセスイエロー、文字と枠はすべてプロセスブラックです。

そして、どの色も退色しないものでなければなりません。

つまり米国の給油機の黄色い数字の札は、全土で同じ規格の紙です。

ガソリン以外の液体燃料の札はオレンジ、バイオディーゼルとその混合はブルーと決められています。

色を見れば、札を読む前に種類が絞れます。

ここで注意したい語が regular です。

regular の語義は合計29個ありました。

イギリス英語辞典に14個、アメリカ英語辞典に9個、ビジネス英語辞典に6個です。

その29個のなかに、燃料の等級を指す語義は1つもありません。

いちばん近いのがアメリカ英語辞典の of an average or standard size で、平均的なサイズという意味でした。

regular は「標準の」という一般語が、給油機の上で等級名として使われているだけです。

一方の premium は、語義16個のなかに燃料の等級が入っています。

イギリス英語辞典の3つ目の語義が the highest quality fuel that can be used in cars でした。

車に使える最高品質の燃料、という意味になります。

octane 自体の語義は3個です。

a chemical in petrol という一文と、-octane という接尾辞の語義が並びます。

例文は Racing cars use a high-octane fuel. でした。

高いオクタン価を入れれば速くなる、という話ではありません。

fueleconomy.gov は、車の製造者が求めるオクタン価を使うよう求めています。

必要より低いオクタン価を使うと、エンジンの調子が悪くなり、時間をかけてエンジンと排出制御系を傷める場合があります。

保証が無効になる場合もあります。

古い車では、ノッキングの音が聞こえます。

逆に必要より高いオクタン価を入れても、通常の運転条件では得られる利点はほとんどない、という説明でした。

牽引や重い荷物を積んだ状態、とくに暑い日には、わずかに性能と燃費が上がる場合があります。

なお、エタノールのオクタン価はおよそ109です。

米国のガソリンの多くが、オクタン価を上げるために最大10パーセントのエタノールを混ぜています。

借りた車に何を入れるべきかを店で聞く一文は、これで足ります。

Which grade does this car take?

この車はどの等級を入れますか、という意味になります。

レンタカーの満タン返しで効くガソリンスタンドの英語|返却前に確かめる一文

レンタカーの燃料の扱いは、借りるときに決まります。

英語では fuel policy と呼ばれます。

満タンで借りて満タンで返す形を、英語では full to full と言います。

満タンは返す前に確かめます。

カウンターで聞く一文はこれです。

What’s the fuel policy?

燃料の扱いはどうなっていますか、という意味になります。

返し方を直接確かめたいなら、こちらのほうが明確です。

Do I need to bring it back full?

満タンにして返す必要がありますか、という意味です。

full という1語が、この会話の中心になります。

fill の語義は合計15個で、名詞と動詞にまたがります。

動詞の1つ目が to make or become full; to use empty space でした。

満たす、空いた場所を使う、という意味になります。

この語義に full が含まれていることが、full to full という言い方の土台です。

タンクが空に近いことを伝える言い方も覚えておきます。

Cambridge Dictionary の petrol の例文に I’m a bit low on petrol. が載っています。

少しガソリンが足りない、という意味です。

アメリカ英語辞典の gas には We’re running low on gas. が載っていました。

low on という形が、英米の両方の例文に共通して出てきます。

完全に切れたときは run out を使います。

run out の語義は11個で、1つ目が to finish, use, or sell all of something, so that there is none left でした。

例文には run out of I’ve run out of milk/money/ideas/patience. が並びます。

ビジネス英語辞典には Oil supplies are low, but they have not run out yet. も載っています。

燃料が切れたことを伝える一文はこうなります。

I’ve run out of fuel.

燃料を切らしました、という意味です。

fuel を使えば、petrol と gas のどちらの土地でも通ります。

満タンにする側の語が top up です。

top up の語義は9個で、1つ目が to add liquid in order to fill to the top a container that is already partly full でした。

すでに半分ほど入っている容器を、上まで満たすために液体を足す、という意味になります。

つまり top up は、空からではなく途中から満タンにする動作です。

返却前に少しだけ足すときは、この語のほうが正確になります。

I just need to top it up before I return the car.

車を返す前に少し足すだけです、という意味になります。

なお、似た語の refuel は語義が1個しかありません。

to put more fuel into an aircraft, ship, etc. so that it can continue its journey でした。

航空機や船に燃料を足して旅を続けられるようにする、という意味です。

語義に出てくるのが航空機と船で、車が出てきません。

日常の給油では fill up のほうが自然な選択になります。

量の単位も国で割れます。

gallon の語義は5個で、ビジネス英語辞典に英米の値が両方書いてあります。

英国では約4.55リットル、米国では約3.79リットルです。

イギリス英語辞典はさらに細かく、帝国ガロンが4,546立方センチ、米ガロンが3,785立方センチとしています。

同じ1ガロンでも、英米で約0.76リットル違います。

litre の語義は3個で、1,000立方センチ、約1.75パイントでした。

例文は The tax increase will add 4p to a litre of petrol. です。

英国は litre、米国は gallon で表示されます。

燃料以外の項目も含めて、カウンターで飛んでくる言葉の順番は決まっています。

保険から給油、返却までをカウンターで聞かれる順に並べたものは、レンタカーのカウンターで飛んでくる言葉の順番にまとめてあります。↓

係員が入れる国のガソリンスタンドの英語|オレゴン州法が引いた自分で入れられる線

セルフが当たり前だと思っていると、止まる国があります。

米国のオレゴン州は、州法で自分での給油の範囲を決めています。

オレゴン州法 ORS 480.332 が、2023年の法律で新しく置かれた条文です。

第1項は、小売で第1類可燃性液体を出す給油所について定めています。

客のセルフ用に指定できる給油機の台数は、係員が対応する台数を超えてはいけません。

つまりセルフの台数と係員対応の台数が、同数までに揃えられています。

第2項で、セルフの給油機には自動ノズルの装備が義務づけられています。

自動支払い機を付けることもできます。

第3項は、掲示の義務です。

運転者がはっきり読める掲示を1枚以上出して、どの給油機がセルフでどの給油機が係員対応かを示します。

そして、係員として対応する人を最低1人置きます。

第4項では、セルフを認めるのは係員が対応できる時間帯に限られます。

第5項で、セルフと係員対応の価格を同一にすることが求められています。

値段が違わないので、どちらを選んでも損得は生じません。

第7項には、オートバイの運転者はセルフの提供の有無にかかわらず自分で入れてよい、という例外が置かれています。

この条文が示しているのは、給油という行為が土地の法律で形を変えるということです。

だから、着いた土地でまず確かめる一文が要ります。

Is this self-service?

ここはセルフですか、という意味になります。

self-service の語義は4個でした。

イギリス英語辞典の語義は especially in a shop or restaurant, not being served by an employee but collecting goods or food yourself です。

店員に給仕されず、自分で品物や食べ物を取ること、という意味になります。

例文に self-service petrol pumps が並んでいます。

アメリカ英語辞典の例文は a self-service gas station/cafeteria でした。

self-service という語自体が、英米の両方でスタンドの例文を持っています。

係員を指す語が attendant です。

attendant の語義は6個で、1つ目が someone whose job is to be in a place and help visitors or customers でした。

ある場所にいて訪問者や客を助ける仕事の人、という意味になります。

アメリカ英語辞典の例文が a gas station/parking lot attendant です。

給油所の係員は、この語でそのまま表されます。

係員がいる場所で頼む一文はこうなります。

Could you fill it up, please?

満タンにしてもらえますか、という意味です。

自分で入れてよいか分からない国では、先に聞いてから手を伸ばします。

Can I pump it myself?

自分で入れてもいいですか、という意味になります。

相手が言ってくるガソリンスタンドの英語|返ってくる文と、聞き取れないときの逃げ方

こちらが言う文より、相手から飛んでくる文のほうが難しくなります。

係員のいるスタンドで最初に来るのがこれです。

What’ll it be?

何にしますか、という意味です。

What will it be? の短縮で、答えは燃料の種類か金額になります。

次に来るのが等級の確認です。

Regular or premium?

レギュラーですか、プレミアムですか、という意味になります。

英国では Unleaded or super? の形になります。

量の確認はこの形です。

How much do you want?

どのくらい入れますか、という意味です。

ここで Fill it up. と答えれば、量の計算をしなくて済みます。

支払い方法の確認はこうなります。

Cash or card?

現金ですか、カードですか、という意味です。

米国ではカードの前払いを求められることがあります。

You need to prepay inside.

店内で先に払う必要があります、という意味になります。

カードが読めないときに来るのがこれです。

Please see cashier.

レジの人のところへ行ってください、という意味です。

郵便番号の入力を求める画面が出ることもあります。

Enter ZIP code.

日本発行のカードは、この画面で止まることがあります。

そのときは店内で払う形に切り替えます。

My card isn’t working at the pump. Can I pay inside?

給油機でカードが使えません、中で払えますか、という意味になります。

タイヤの空気を入れたいときの語が air です。

air の語義は23個で、1つ目が the mixture of gases that surrounds the earth and that we breathe でした。

アメリカ英語辞典には Air pressure is the force that air produces when it presses against any surface. という語義も入っています。

空気圧のことを air pressure と呼ぶ根拠が、ここにあります。

Where’s the air pump?

空気入れはどこですか、という意味です。

タイヤが減っているときは flat tyre を使います。

flat tyre の語義は1個で、a tyre that does not have any or enough air in it でした。

空気が入っていない、または足りないタイヤ、という意味になります。

最後に、聞き取れなかったときの逃げ方を決めておきます。

Sorry, could you say that again?

すみません、もう一度言ってもらえますか、という意味です。

何を選べばいいか分からないときは、判断そのものを相手に渡します。

It’s a rental car. Which one should I use?

レンタカーなんです、どれを使えばいいですか、という意味になります。

rental car の一言を足すと、相手の答え方が具体的になります。

ガソリンスタンドの英語についてよくある質問

ここまでで出てきた数字を、質問の形に並べ直します。

ガソリンスタンドは英語でgas stationとpetrol stationのどちらですか?

土地で決まります。

米国とカナダでは gas station、英国とアイルランドとオーストラリアでは petrol station です。

Cambridge Dictionary では、イギリス英語辞典が gas station と petrol station にまったく同じ定義を与えています。

どちらを言っても意味は通りますが、土地に合わせたほうが返事が早くなります。

どちらか分からないときは filling station を使います。

この語はイギリス英語辞典で a petrol station、アメリカ英語辞典で a gas station と定義されていて、両方から中立に受け取られます。

イギリスでgasと言うと通じませんか?

通じないというより、別の意味に取られる余地が残ります。

Cambridge Dictionary のイギリス英語辞典で gas を引くと、名詞の語義8個のうち2番目が暖房と調理の燃料でした。

車の燃料の語義は5番目です。

語義の並び順のうえでは、家庭のガスのほうが前に来ます。

イギリスでは petrol か fuel を使うのが安全です。

給油機の87や93という数字は何ですか?

オクタン価です。

fueleconomy.gov によれば、米国の無鉛ガソリンは87がレギュラー、88から90がミッドグレード、91から94がプレミアムです。

連邦規則集 16 CFR 306.0 の定義では、オクタン価はリサーチ法とモーター法のオクタン価の和を2で割った値になります。

この数字は、黄色い地に黒い数字の札で給油機の各面に掲示されます。

札の寸法は幅7.62センチ、縦6.35センチと連邦規則で決められています。

E10とE5はどちらを入れればいいですか?

車側の札を見て決めます。

英国政府によれば、2019年以降に製造された車には給油口の蓋の近くに E10 と E5 の札が付いています。

2011年以降に製造された新車はすべて E10 に対応しています。

路上のガソリン車の約95パーセントが E10 に対応しています。

対応していない車は、97オクタン以上の super 等級である E5 を使います。

迷ったときは E5 を選ぶ、というのが英国政府の案内です。

満タン返しは英語で何と言いますか?

full to full です。

満タンで借りて満タンで返す形を指します。

カウンターで確かめる一文は Do I need to bring it back full? になります。

返す前に少しだけ足すなら top it up が正確です。

top up の語義は、すでに一部入っている容器を上まで満たす動作だからです。

覚えて帰る1文|ガソリンスタンドの英語を決めるのは名詞ではなく動作

覚えて帰る1文は、記事のはじめに書いたものと同じです。

Fill it up, please.

この1文が強いのは、燃料の名前を1語も含んでいないからです。

petrol も gas も gasoline も言わずに、動作だけを渡しています。

名詞を選ぶ作業をやめると、英米の割れ目に落ちなくなります。

覚えておく数字は4つです。

1つ目は、petrol の語義が3個で、そのうちアメリカ英語辞典の1個が gas という1語だという点になります。

2つ目は、gas の語義17個のうち車の燃料を指すのが3個で、残りが気体や医療用ガスやアクセルペダルだという点です。

3つ目は、イギリス英語辞典の garage には燃料を売る場所という語義があり、アメリカ英語辞典の garage には無いという点になります。

4つ目は、regular の語義29個のなかに燃料の等級を指すものが1つも無いという点です。

読む側の数字も4つ覚えます。

米国の給油機の黄色い札はオクタン価で、87がレギュラー、91から94がプレミアムです。

英国の丸い札は E10 と E5 で、95オクタンと97オクタン以上に対応します。

米国のオレンジと黒の札は E15 で、2001年モデル以降の車が対象です。

欧州では、車の給油口の蓋の札と給油機のノズルの札を見比べます。

この8つを頭に入れておけば、給油機の前で固まる時間がかなり短くなります。

あわせて読みたい

係員の一言も画面の音声も聞き取れなかったときの言い方は、失礼にならない聞き返し方とSorry?とPardon?の選び分けで語義を数えています。↓

参考文献

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